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2006年8月11日 (金)

北九州の旅:門司港駅

承前:北九州の旅

JR門司港駅(福岡県北九州市門司区西海岸)地図

 小倉からJRに乗って、終点門司港駅に着いたのは2006年7月30日(日)の午後だった。あっという間だった。この度(旅)は午前を小倉・松本清張記念館見学、午後は門司港レトロを案内してもらう手はずになっていた。
 ずっと古い知識や記憶では、北九州一帯は炭坑の町、八幡製鉄の町、重工業の町と、どれをとっても「重い」雰囲気の地域だった。小中学の社会科ではそう習っていた。その中で門司といえば関門トンネル、関門海峡・壇ノ浦、だった。
 それが、到着したとたんに何とも言えない気持になった。懐かしさのようなものだ。もちろん「レトロ」という宣伝文句に染まったせいもあろうが、駅舎に立ったとき、「門司港」は値うちのある場所だと感じた。
 海と港と近代史と町並みと、鉄道終着点。そういうものを、過去を捨てずに組み合わせ甦らせた町として、特筆に値する。

 わずかに数時間の旅だから、詳細を知らないまま通りすぎただけなのだが、写真は数葉残しておいた。下手な解説は最小限にして、まず、古い様式の門司港駅をありのままに写真記録しておく。

門司港駅プラットホーム:到着時

門司港駅:到着時
 案内の局長2006が「天井!」と言って指さした。つまり、この様式は明治か大正に造られた時代のままのようだ。鉄骨と角材と天井板が組み合わさって、良い雰囲気だった。横棒の蛍光灯じゃなくて、丸い電灯傘がぶら下がっているのも気に入った。降りたとたんに遠く正面が改札口という様式は、終着駅特有のものだ。確かにここはJR鹿児島本線の端だった。
 「門司港駅」というのは、ややこしい話だが、もともとは「門司駅」だったらしい。現在の「門司駅」は、名称変更して二駅手前になっている。ネット話をながめていると、観光客が時々、「門司駅」で降りてしまうようだ。まあ、よかろう。

門司港駅:中からプラットホームを見た

門司港駅:中からプラットホームを見た
 この写真は自動改札口がなければもっと上等に見えたかも知れないが(笑)。しかし、こういうフラットなJR駅も珍しいのではなかろうか。段差や階段、陸橋が全くなかった。もちろん関西に住んでいると私鉄では終着駅があるので、たとえば京都の北の鞍馬駅、琵琶湖の坂本駅(京阪)、阪急の嵐山、京福の嵐山、……。いろいろあるが、JRは思いつかない。始発終点駅はどこかにあるはずだが。
 帰りに、この改札を抜けてホームに立ったときの開放感は実によかったなぁ。

門司港駅の切符売場
 この写真、いやに古色蒼然としているが、修正したわけではなくて、自然にこういう色合いで写っていた。たまたま『点と線』に等しい偶然で、同行者達も、他の客達も途絶えた瞬間にシャッターを下ろした。駅員さんが一人立っていた。この方の制服は他のJR駅とは異なるようだ。遠くから見るとなんとなく水兵さんに見える。典拠未確認だが、この駅だけは制服が異なるとのことだった。奥に切符売場があった。
 しかし。どこも同じに見える階段だらけの新幹線駅と比較するのは野暮だが、「門司港駅」はよいなぁ~と、心底思った。

門司港駅の待合所

門司港駅の待合所

門司港駅の紗舞館(しゃぶかん)
門司港駅の紗舞館(しゃぶかん)

門司港駅の洗面所
門司港駅の洗面所

門司港駅の手水鉢
門司港駅の手水鉢

門司港駅の駅長室
門司港駅の駅長室

門司港駅での記念写真
門司港駅での記念写真

 この門司港駅は、後日掲載する「門司港レトロ」の出発点として、なくてはならぬ施設である。この洋式(ネオ・ルネッサンス)駅舎は国の重要文化財としても、そして門司区にとっても大切な所だと考えた。

参考
  門司港駅物語(門司港レトロ地区散策と歴史 NO232 2002.11.22)
  鹿児島本線 門司港駅
  観光施設(門司港レトロ地区)

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