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2006年7月16日 (日)

祇園祭り、宵山と木幡

 今朝は午前中にクーラーを付けたまま3時間ほど眠ってしまった。窓をあけて、26度c設定で、その上に分厚い冬物のパジャマを常用しているので、寝冷えはしなかった。冬物パジャマについてはウンチクいろいろあるが、これは親子二代の遺伝のようだ。いつなんどきうたた寝しても、体調を壊さぬようにという、想像を絶する用心深さ。ところで親は私だ。

 いつ何時、となると、うたた寝する前に着替えるのかというと、それは違う。要するにいつでも眠られるように、私邸ではパジャマ姿なのだ。だから、確実に来客はない、拒否して数十年。サリンジャー以上の鉄壁の構えである。でこれは、江戸も都も、遺伝子パワーは強烈なようで、わがMu家の伝統となっている。

 もしも敷地数万坪の庭と、ガルウィング全天候型前方後円墳タイプの屋敷を構えたならば、離れに貴賓館を設けて、来客ある時は、着替えてそちらにいくことを、夢想してきた。

 さて、しかし働き者の私は、午前中眠る前に、極早朝から3時間ほどかけて、倶楽部のよしなしごとを処理した。休もうと思っても、手が動く、頭が動く、仕事中毒なのかもしれない。と、言って3時間熟睡するのだから、よくわからない。昨夜は22時ころ就寝で、今朝は3時ころ起床だから、後分割の3時間をプラスすると8時間、年齢的には過眠症なのかもしれない。

 今朝。昨夕に送った一斉メルの私宛がやっと届いた。約8時間遅れ。祇園祭のせいかもしれない。まあ、よかろう。数年前だと、なにかのイベントが関西であると、携帯電話にはのきなみ一日遅れのメルがじゃかすか入ってきたものだ。8時間遅れなら、だいぶシステムが増強されたと考えよう。

 朝刊を読んだら、四条烏丸あたりの鉾を囲んで、広い道路がまったき人で埋まっていた。祇園囃子がきこえてくらぁ~(原本によれば、サワラ囃子がきこえてくる、となる)。

 昼はそうめんをいただいて、書斎に入ると暗くて、外はじっとりと蒸していた。いま雷鳴もあった。
 暗くて、むしむしした狭い部屋で、ぼんやりとMuBlogに向かう男。これは絵にはならぬが、古典的な売れない作家そのものだなぁ。

 では、夕風呂に後刻入ろう。それまで、しばし横臥して、脳を休める。

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