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2006年3月14日 (火)

弥生なかばの葛野近況

 葛野研です。(ではなぜ、小説木幡記か:かくして主題件名分類扱いは難しい)

1.今日は機嫌がよい。いつもよいのだが、格別によい。理由は分からない。私は生まれたときから機嫌良く育ったふしがある。ただ、眉間に縦皺を寄せているのは、考え込んでいるからに過ぎない。何を考えているか。大抵、今日の昼食はなににしようか、とか。今日はどんな本をよもうか、とか。マックのインテルCPU仕様がほしいな、とか。大抵他愛ないことだ。しかし、真剣に考えているから、怖い顔になると、近所で有名らしい(笑)

2.葛野研から京都外国語大学前の四条通りに入り、左折した。まっすぐ西に向かうと桂川(大堰川)にぶつかり松尾大社がある。そこまで行かずに川の堰堤、罧原堤(たしか、カシハラツツミと読むのか?)を嵐山に向けてRSで走った。このあたりから機嫌が上昇しだした。正面の愛宕山や渡月橋が絶景だった。写真を撮ろうと思ったが、なんとなく無粋に思えたのでやめた。

3.嵐山中心地の直前で右折し、丸太町通りに入り、今度は東に向かった。ほどなく、行きつけのそば屋にはいって、今年最後の鴨なんば蕎麦をいただいた。絶品なり。毎度、涙こぼるる思いがする。店のおかみさんや、旦那さんは(調理場なのであまり姿を見ない)、もしもこの地に長いなら、私と小学校が一緒、ないし前後だったかもしれない。そういえば、この近所で、これまた絶品の珈琲店も先月マスターに聞いたら、すでに40~50年経つらしいから、同級生かもしれない。

4.私がどれもこれも絶品と称するのを嘘と思ってはならない。長い年月、結構気むずかしく生きた面もある私だから、二度は入らぬ店、二度は口をきかぬ「人間」、二度は読まない作者、一杯おる。そのなかで、絶品を連呼するのだから、まず本当のことだ。(これは一種の稚気なのだろうか~)

5.さて、丸太町界隈も、この嵯峨野、嵯峨、太秦あたりは車もすくなくて喜色よい。映画村へ入る横筋に曲がって今度は南進した。太秦の広隆寺の前を、さらに前進。途中で左折し、東進し天神川にぶち当たった。なぜこんな複雑な経路をとるかというと、それも一種の趣味というか、一直線を走るのがときどきじゃまくさくなる。たまには、ハンドルを右、左に回さないと退屈してしまう。

*.そんなわけで、今日の昼食は、純正鴨なんば蕎麦。たっぷりした身が、六切れほどあって美味しかった。そう、こういう味がなくなった人生は、想像するだに恐ろしい。私は蕎麦や珈琲があるからこそ、しげしげと葛野研に通う、そういう「真実」に、さっき気づいた。

 さて、明日の昼食は? そうだな。久しぶりにセブンイレブンのおにぎりとみそ汁にしよう。

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コメント

弥生時代中期の葛野?

と思い、どないな世界が展開するかと期待を持って読んだら、”鴨なんば蕎麦の話”で腰が砕けまひた。

ホンマ詐欺でんな?

渡り鴨もそろそろ終わりですか・・・・?鳥インフルエンザは大丈夫やろかな・・・・?

ほたらね

投稿: jo | 2006年3月14日 (火) 14時50分

jo | 2006年3月14日 午後 02時50分

 残されたblogのタイトルを、さまざまな文献によって照合させたところ、そこにある「弥生なかば」とは、睦月如月弥生、の弥生ではなかった。

 しかし他方、国籍不明のJo記録によると、弥生中期、葛野原人は、葛野の草原でDOHCエンジン、パワーウェイトレシオ9の、ライトスポーツカーで、河川域そばを走り回って、新たな、つまり新京を建築することを夢見ていたとの傍証もあった。

 かりに、JO説にしたがい、当該対象物をヒト科と仮定すると、その常食は鴨なんば蕎麦科で、炭水化物と肉食の両面がみられる軽度の雑食性。残された、RSと刻印された「古代機械」には、あきらかに鳥インフルエンザの痕跡があった。

 しかしDNAを分析すると、そのウィルスはすでに人体に寄生し、一体化していたことがわかった。

 よって、ここに中期弥生との一般論にかかわらず、葛野一体は旧石器に近く、そこでは鴨なんば蕎麦と共存の道を歩み出した人類の、黎明期がみられたといえよう。

 3012年4月15日、葛野原人調査委員会第一次報告書、より。

投稿: Mu→Jo | 2006年3月14日 (火) 18時06分

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