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2006年2月24日 (金)

おおまんどころおたびしょ:八坂神社の大政所御旅所

大政所御旅所(京都市下京区大政所町)地図 極詳細地図

 京都では、歩くといろいろなものが目に入ってきます。ビルとビルの間に挟まれた小さな社が烏丸四条を下がった(南行のことを下がると都では申します)ところにありました。由緒を見てみると、なかなかに有為転変あって、難しいです。要するに、この地は跡地で、今の八坂神社の御旅所は別にあります。

八坂神社の大政所御旅所

八坂神社の大政所御旅所
 この御旅所には、七月十五日に長刀鉾の長刀が納められ、宵山の十六日は一般の人々が拝めます。大政所とは、日本史の上では摂政関白の母親をさすのですが、私はこれ以上の由来がわからぬまま今に至っています。「祇園会の神輿三基のうち、素戔嗚尊(牛頭天王)と八王子との二基を大政所とよび、妃神奇稲田姫の一基を少将井と呼んだ。」と、駒札にありましたが、さて何故オオマンドコロ。
 なお御旅所とは、一般には神さんが神社から外へ出かけられ時の休憩所、宿泊所です。神さんは神輿に乗って出かけます。八坂神社の現在の御旅所は、私がいつも寄る尾張屋さんのすぐ近所です(笑)。

大政所御旅所駒札

大政所御旅所駒札
 詳細は翻刻してあります。

参考
 洛中洛外図屏風(歴博甲本)【神社】
 紙本着色祇園社大政所絵図
 二上山の悪王子 [注:なぜ大政所御旅所と二上山の悪王子に関係があるのか? と、不思議な記事でした]

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コメント

京都の街道

 この記事を拝見していてテレビをつけますと、京都には7つの街道が流れ込んでいて、その京都の入り口を(~口)と呼ぶ、と解説してくれています。
鯖街道、小浜を出て、熊川宿を経て、大原通って、若狭から18里・・・・。
大原口なのですね。

 学生時代、荒神橋にあった(シャンクレール)というジャズ喫茶店に通いました。
荒神口、という意味を知りもせず疑いもせず通っていました。

 都というのは不思議で面白いものですねえ。
あらゆる文物が流れ込む。
流れ込まそうとする。
東西南北、あらゆる方角から。

 どうぞ彦さんの(私の京都)続けておくれやす。

投稿: ふうてん | 2006年2月24日 (金) 10時57分

富山のニ上山

悪王子の記事を読みましたが、最初は奈良の二上山の積もりが、どうも訳が判らんので、困惑してました。

”ふたかみやま”は、ふたつあるんやね?(笑)

記事の内容は新鮮でしたね。大政所なんて鎌倉幕府あたりからの話かと思うてました。

それから、ネネさんやね。晩年すごされた場所もお近くやから、何かネネさんと関係するように思いました。

八坂さんはやはり出雲のお方なんやね?

投稿: jo | 2006年2月24日 (金) 16時00分

ふうてん | 2006年2月24日 午前 10時57分
 
 都には変なところがいろいろあるようです。魔都・京都とかの特集本とかTVもありました。
 あんまり出歩かないので、ぶちあたることはすくないのですが、この写真撮るときは、想像ですが神田付近の、平将門の塚というか、イメージしてました。映画の影響です(帝都物語)
 この大政所御旅所もこうして、ビルの狭間にこっそり残っていて、毎年7月になると生き返る雰囲気って、おもしろいですね。

投稿: Mu→ふうてん | 2006年2月24日 (金) 17時54分

jo | 2006年2月24日 午後 04時00分

 いまやっと午後一杯の会議おわって、ほっと。
 さてね、出雲、もろ出雲ですよね、八坂さん。毎年7月半ばに岩見神楽があるんですよ。

「八坂さんはやはり出雲のお方なんやね?」
 やはりどころじゃないんですよ、もろ、まさしく、いやまったく、出雲の素戔嗚尊とクシナダ媛さん世界なんです。だから祇園祭のことも別の視点で考えないとねぇ。海部ですよ、そう、海、密輸、海賊(笑)、……
 で、出雲神さんと、蜘蛛→ツチグモ、が縁あって御旅所ができたんですから、京都も、底流には深古代の血脈が流れておるようですねぇ。
 それに、夢みたんは、秦さんですよ、太秦縁者やなかろうか、……葛野郡は広いね。


投稿: Mu→JO | 2006年2月24日 (金) 18時04分

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受信: 2006年11月16日 (木) 00時55分

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