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2006年2月27日 (月)

二月のグラ赤金:金魚水槽の掃除

承前

二月のグラ赤金
 われながら恥ずかしくなる写真を掲載してしまった。このぼけさかげん、色調のきたなさ、これでは金魚くんが可哀相になる。しかしあえて掲載したのは、私なりの存念があって、人様にみていただく意図は実に低い、無いと言って良い。ただ、記録とあと少し。

 金魚を撮る難しさは最近ますますつのってきた。皆さん、どうやって小綺麗に変わった生態を撮っているのだろう。こうやってわが写真をみていると、NHKの自然物が如何に高度な技術や、資金、時間をかけているかがよく実感できる。
 フラッシュを使うと色調はよくなる。しかし金魚が怖がる(笑)、失明せぬかと恐れる。決まって水槽に光が散乱する。フラッシュの前にガーゼでも付けて撮るのだろうか。

 この写真は家中の電気を点けて、けさの夜明け前に、3m離れたところからSONYのディジタルビデオのスチルで、望遠気味にして撮った。古いマシンなので、スチル写真でも100M画素しかない。しかし普段は小綺麗に写る。しかるにこのていたらく。カメラの道も奥が深いね(笑)
 昼間ならもうちょっとましだろうが、昼間は葛野で仕事する、いそがしーい身ゆえに、じままな趣味はこうして夜明け前でないとかなわぬ。宮仕え。

 以前、葛野図書倶楽部というところで、隊員数名を前にして、「屯所で金魚を飼ってはどうや」「君らの荒っぽい気性もちっとはやわらかくなる」と、もうしたところ、猛反対を受けた。「だれが、世話するんですかぁ~」「センセが毎日餌やってくれるんですか」「毎週水槽掃除当番だなんて、やってられませ~ん」と、予想外の猛反対を、全員から一挙に受けた。おっとりではなくて、一挙にである。

 ならば、昼間綺麗に写すには、わが葛野研で飼おうかとも思ったが、はて。日曜祝日はだれが餌やって面倒をみる。まさかそれようのアルバイトを雇うわけにもまいらぬ。……

 ということで、つたない写真だったが、グラ赤金はあいかわらず元気。グリ銀金は、影に隠れて朝寝中のようだ。今度撮るときは、美しく映え映えととってみせよう。
 さらにもう一つの効用は、こういう拙い写真を記録すると、他の写真がさえ渡って見える、か。

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