しんきょうごくさんじょう:私の京都・紀ノ国屋とドトール
承前[MuBlog:私の京都1/2]
承前[MuBlog:京都の書店]
紀ノ国屋書店(京都市中京区桜之町)地図
京都を熟知しているわけではない。平均して月に1回程度しか出歩かないから。しかし、物心ついてから数えると50年として、600回はうろうろしている勘定になる。若い頃を考えると、やはり1千回程度は行っているだろう。電車賃を平均往復500円とするならば、50万円。となると、知らない町でもない。ただ、あまり気にせず行き来してきたから、詳細がわからないだけなんだ。
さて最近、承前の「京都の書店」を掲載した。それで気になって新京極三条あたりまで出向き、紀伊國屋書店を見てみた。
紀伊國屋:新京極三条
紀ノ国屋書店については、なんとも評価はくだしがたい。大阪梅田の歩けないような同店に比べると、空いているのでうれしい。すきすきといってよい。以前同店が少し北にあるゼストという地下街にあったとき、同店も地下街も空いていたからよく行った。
フロアは一階に雑誌類が多く、奥にはDVDショップがある。地下には文庫本と多少のハードカバー。特徴は、「趣味資料」の分類がとても細かく、たくさんの見たこともないような書籍がある。
書店評論家ではないので、えぐるような感想も記せないが、ともかく清潔で気持ちの良い書店だ。空いている、それが実によい。以前の河原町・丸善も二階以上はとても気持ちよかった。私は書店へ図書雑誌を見に行くのだから、群れた人を見るつもりはない。
ドトール:新京極三条
私も含めて爺さん婆さんが客層のようだ。それだけ落ち着いて安心できる店なんだと思った。爺さん婆さんは、長く生きておるから、見栄えよりも、言葉に表せない雰囲気と、そして見合った価格と味を、精妙に見分けて店を選ぶ。大体、私も同じで、一人の時は三条大橋たもとのスタバにはまず入らない。この近所にもスタバはあるが、入らずに、このドトールへ直行した。
ただし場合による。若い学生達とむれて二次会に出向くときは、大抵スタバを選ぶ。そこで、なんちゃらかんちゃらマキアートなんてものを飲し、楽しんでいる。スタバは店の雰囲気が若者むけなんだろう。一人で入るには、いい気分にならないが、きのいい学生たちと行くにはスタバがよい。以前、ハリウッドにスタバがあったのに驚いたが(失笑)、なんとなくそこではファミリーな感じがした。
で、ドトールの珈琲は美味しい。以前からそう思っていた。そういう定評があるのかどうか。
追伸
このての新興喫茶店で気に入っているのは、伏見大手筋のミスドとか、サンマルクである。ミスドは一人では入らないが、サンマルクは、昼に蕎麦を食べた後、大抵そこに寄る。
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