« 椿井大塚山古墳の現況写真 | トップページ | 「長岡京と大伴家持:万葉集の成立と伝来に関して/朝比奈英夫」を読む »

2006年2月12日 (日)

NHK功名が辻(06)足利と明智

承前

 千代も一豊も、そして二人の家人も気に入っているのに、どうにも「功名が辻」の先行きが危ぶまれてきた。もしかしたら、秋口になると、少しはしゃんとするかも知れないのだが。
 まず、現在にあっては、みんな老けすぎ、もう少し若い信長、若い明智光秀、若い秀吉、そして若い浅井長政を配置したほうがよかったのじゃなかろうか。老いが悪いなどとつゆほどにもおもわない、そんな馬鹿な自己否定はしない(笑)。しかし、若さがない。ドラマ全体がどんよりしてくる。

 秋口になると、いまから10年後か20年後になって、さまになるのかもしれない。秀吉もネネも貫禄が光ってくるだろう。信長は、もういないか。
 今の様子を昨年で言うと、弁慶さんが、元服前後の義経をするようなもんだ。
 一昨年で言うと、沖田総司を、勝海舟が演じるような野田。

 それと、NHKはちょっとわさびのきいた放蕩息子や娘をまじえて、和気藹々のホームドラマは他にも毎年やっているのだから、せめて日曜の夜くらいは、大河歴史ドラマの襟を正してほしいね。

 あまり僻事をかかないMuなのだが、今夜はもう少し記しておく。
1.千代が空腹でどうしたというシーンは、主婦の苦労を描いたつもりかも知れないが、やめなさい。当たり前の苦労は現実毎日みんなやっておるのだ。

2.明智光秀と、お濃(帰蝶)とが幼なじみで言い交わした仲といっても、三十路すぎた男女がそれぞれ孤独に笛をふくなんてシーン、白々しいから、やめなさい。光秀も濃も、別の面をさっそうと描いてほしいね。

3.秀吉とネネが酔っぱらって、ちゃらちゃらするの、夫婦愛を描いたおつもりかも知れないが、やめなさい。ああいうなんで、笑いとか共感を誘うって、本気なんだろうか?

4.千代が、十代の娘っぽく、一豊に「ねぇ、ねぇ、側室もつの?」なんて、ちゃらけたセリフをはかせるの、やめなさい。ロリぽい幼妻系女優がそうするなら、喜劇として見られるが、すでにあの千代には似合わない。

 総じて、歴史の悲喜劇を描くのか、緊張感のない現代ホームドラマを描くのか、わかりにくい。答えはでている、これは「大河歴史ドラマ」なのだ。50回に垂んとする45分ドラマなんだから、考え方を変えないと、駄目だと思います。脚本が悪いのか、演出が悪いのか、キャスティングがわるいのか、大本のプロヂューサーが駄目なのか、そんなことは素人のMuには、一向にわからない。ただ、今夜はどうしても、承服しがたかった。

 うむ。
 一体どうなったんだろう、NHK。
 こういう内容を受容する人達を、つまり新たにうける層を発見して、そこへのメッセージなのだろうか。いったい、どういう客層なんだろう、わからぬ。

 来週も、再来週もこうなら、Muは断筆せざるをえなくなる。
 なんとか、ならないものだろうか。と、大切な楽しみを奪われることに怒っているMuでありました。

追伸
 筆がふるえてタイトルの足利と明智を書き漏らしました。でも、もうよいでしょう今夜は、もう寝ます。
 そうだ、細川さんを、近藤正臣さんがやっていはりますね。気に入りの男優なんですが、はてさて如何あいなりますことやら。

疑問
 浅井長政とお市の方が、二人で琵琶湖を見ながら話していた。新婚夫婦のセリフはどうでもよろしが、それにしても、すでに当主だった長政は小谷城にいたはず。小谷城は山間であるのに、琵琶湖が屋敷の側に迫っていた。これはちとおかしい。もしかして、新婚用に琵琶湖湖畔別宅があったのかも知れないが。
 そうでないなら、まともな時代ドラマなのだから、もう少し考えないと。
 シュールなドラマなら夜空にオーロラ、月がふたつあろうが、ペガサスに乗って飛ぼうが、べつにとがめだてはしない。

|

« 椿井大塚山古墳の現況写真 | トップページ | 「長岡京と大伴家持:万葉集の成立と伝来に関して/朝比奈英夫」を読む »

NHK功名が辻」カテゴリの記事

コメント

大変お怒りのご様子ですね?

家庭ホームドラマのような雰囲気になると、アカンでしょうね。難しいテーマやからね、千代に焦点をあてた戦国のおかみさんの、活躍話やからね。

司馬さんは、文章・小説で800本以上は存在するそうだけど、女性を描いたのは僅か数本と違うかな?モンゴル女性の話と千代しか記憶にないです。

ま、もうしばらく観ましょう。私は結構楽しんでいます。

投稿: jo | 2006年2月13日 (月) 09時53分

joさん、2006年2月13日 午前 09時53分

 昨夜はなぜこうまでののしったのか、ひごろにないMuにおどろいております。大河ドラマへの愛憎なかばなんでしょうね(笑)。日頃、穏やかに過ごす者ほど、ひっかかると、どうしょうもなくなる、好事例です。

 TVの楽しみって、日曜夜8時しかないからねぇ。

 そうですな。来週と再来週、熟視して、駄目なら今年はやめます。縁がなかったんでしょう。また、あたらしいもの探します。NHKの自然物って、ときどきかすめ見るのですが、ふむふむが多いですよ。動物も、未知の地理地誌も。

投稿: Mu→Jo | 2006年2月13日 (月) 12時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22035/8628427

この記事へのトラックバック一覧です: NHK功名が辻(06)足利と明智:

» NHK功名が辻(07)信長の時代 [MuBlog]
承前  今夜のドラマは史実の中では1568年、永禄11年だった。信長は足利義昭を奉じて上洛を果たした。来週は二条御所に秀吉や、一豊が詰めることになろう。  足利義昭は信長の機嫌取りに、「父」とよび、「管領」「副将軍」と、褒美を与えようとするが答えない。結局、堺と琵琶湖の大津に代官を置くことを許される。経済の権限をにぎることだった。異国の富、北陸の富が、二つの地域から信長のもとに流れてくることになる。  劇中、「清洲、小牧、岐阜と引っ越しした」とセリフがあったが、この前後に明智光秀も信長のもと、岐阜に... [続きを読む]

受信: 2006年2月19日 (日) 21時36分

« 椿井大塚山古墳の現況写真 | トップページ | 「長岡京と大伴家持:万葉集の成立と伝来に関して/朝比奈英夫」を読む »