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2006年1月17日 (火)

ぼんやりした火曜日の午前

 昨日だったか、久しぶりに葛野にでかけて一仕事してきた。午前は沢山の期末課題を受け取って、午後は随員達ととなりの大学へ遠征し、刷り物を渡したり、作品を返却したり、成績を伝えたりした。
 随員二名は、葛野よりすぐりの高級幹部を選んだ(笑)。三人で薄味の叉焼麺を食べて、近所でキャラメルなんとかも飲んだ。二人は生クリームてんこもりの、為体の知れない大型カップを飽きずなめ尽くしておった。

 帰学後は会議に参加した、が。
 なんとなくおかしくなってきた。体調というよりも、気力がぼやけてきた。行き帰り、寒空に重い荷物を持って徒歩したのが、効いてきたようだった。と言うわけで会議終了後、たたんでそそくさと木幡に帰った。まだ、食欲が復調していなく、ごろんとねてしまった、昨夜。

 今朝起きた。ひとしごとすませた。
 独逸製とかいう、4711ポーチュガル・アフターシェーブローション、とか同ヘアリキッド。匂いをかいでいたら、気持がよくなってきた。

 しかし。年末年始、風邪病臥している数日前まで、たくさん読書したのだが、どうにも全体を把握できない。読んだのか読んでいないのか、ページを閉じてもよく分からないわけだ。体調というよりも、これは心調というか脳調の問題のようだ。そういえばビデオも沢山観たが、どれ一つとして最後まで観たのかどうか思い出せない。

 実は、いまから出かけて、たまりにたまった宿題を葛野でするつもりなのだが。ほとんどイメージがわかない。おそらく長年の経験(笑)によって、それなりにそつなく答えをまとめたり、文書をつくったり、締切仕事をこなすだろうが、内心は「心も脳もまったく動いていないなぁ」である。読んだか観たかわからない図書やビデオのように、仕事が眼前を流れ行く脳。

 この十日間ほどで、体重が正確に3kg減った。「わあ、痩せた」と倶楽部屯所で喜んでいたら、「やつれた、でしょうね」と、大人びた声声が左右から耳に入った。大体3キロ単位で体重が動く。寝ているだけで痩せるなんて便利な話だ。味覚がゼロになると、人間は食事もじゃまくさくなる。空腹感もなくなり、眠ってばかりいた。すると、あっけなく3キロ痩せる、やつれる。これは、覚えておこう。

 というわけで、さて出発。葛野に着いたら、通勤でまたしても、気力がぼやけてしまうかも知れない。しかし、そのうすらぼんやりした独特の精神状態も、この10日間よく味わった。良いものだ。人生、クリアなだけがよいのではなくて、時にはぼよよ~んとしているのも、捨てがたい。覚醒か半睡か、どちらもよいものだ。
 これからは、講義中、ぼやけた薄く膜のかかったよな目をしている者達をみても、あんまり叱らないようにしよう(笑)。

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コメント

病者の光学

 こういう言葉がありますね。
病気の人の方がものごとよく見える。
ロシア方面の文学者の言葉だったですかねえ。

 風邪で10日間臥せる。
まことにうらやましい話ではあります。
普段は鬼に見える女房どのがきっと観音様に見えたのでしょう。

 当方など、いっかな風邪をひかないので、鬼が鬼のままで・・・。
全く世の中何が幸せなのか分かりませぬなあ。

 春夏秋冬、いろいろあってなあ・・・勝手にしなさいと申し上げておきます。

投稿: ふうてん | 2006年1月17日 (火) 23時32分

ふうてんさん、2006年1月17日 午後 11時32分

 実はふうてんさん、昨夜も8時すぎには「ころん」と寝てしまいました。
 10日間連続で木幡じゃなくて、途中葛野へ出かけると、おかしくなってきて、夕方そそくさと帰ってきたことが多い、というわけです。

 しかし木幡に居るときは本当にじっと眠っておりました。
 脳がどれほど疲労するかを知らない人が多いようですが、普通でも25%もエネルギーを使うし、血液による水冷が効率よくうごかないと破壊されますよね。

 眠ることで回復されるのだから、偉大な生命体です。

 心臓や肝臓や、成人病の話はよく聞きますが、脳をいたわる話は聞かないね。脳を酷使するという経験がみなさん、おありじゃないのでしょうかねぇ(笑)。

 ほなまた朝シャワ使って、ちょっと眠ります。今日は終日会議日、事前に脳を休ませます。

投稿: Mu→ふうてん | 2006年1月18日 (水) 04時35分

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