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2006年1月22日 (日)

NHK功名が辻(03)竹中半兵衛のこと

承前

 先回から竹中半兵衛のことが気になっていたのだが、今夜は稲葉山城を16人で奪い取った智将の面目躍如。昔から気になる人だった。そしてその男優の筒井某さんも気に入っている。一昨年の新選組で演じた会津中将は実に心に残った。ネットをみていたら、彼を大根などと酷評した記事もあったが、それは早とちりというものだ。あの訥々としたはにかむような、それでいて智と情とがバランス良く溶けた笑顔は、なかなかに普通の役者ではこなせない。何回言うてもいいのだが、NHKのキャスティング選別人工知能DBは、優れている。想像すると、あの男優は二枚目であるよりも、遠い将来は笠チシュウさんのような役者になるのかもしれない。

 さて竹中半兵衛。歴史的にも著名な実在の人だ。おそらく、美濃・岐阜県では名士なのだと想像する。人名辞典その他を閲してみると、こんな風に記してあった。
 竹中重治(しげはる)で、通称が半兵衛らしい。没年が1579(天正7年)、秀吉が播磨を攻めている三木城近くで病死したらしい。享年35~36歳というから、若かった。今夜の墨俣城攻防戦のおりには19歳とかドラマで申しておったから、若くして才能が開花していた人なのだろう。
 「美濃の人、重元の子、人となり沈毅英邁にして深遠謀慮、最も兵法に長ず」(日本歴史人名辞典・日置昌一)
 Muの感覚では、三国志の孔明のような人だったのだろうか。史的には豊臣秀吉に尽くしたことになっている。

 この半兵衛の子孫のことで興味深い記事をネットで見つけた。
 「血筋の系譜:竹中半兵衛
 つまり、子孫の重固は明治維新、五稜郭まで転戦し、榎本武揚らとともに最後まで抵抗したらしい。……、そういえば山内一豊の子孫も幕末大活躍した、土佐藩主山内容堂であった。

 さて、竹中半兵衛が主役でもないのになぜこだわるかというと、秀吉にはもう一人智将・参謀がいた。その人と名前がよくダブってしまうので、この際きっちり記録しようと思ったわけである。
 黒田官兵衛。
 この人のことは、NHKの「その時歴史が動いた」で2003年に放映されたようだ。その記事を読むだけでよくわかる。この人もまた秀吉の天下取りを助けた人である。

 というわけで今夜はわきばかり記してしまったが、一豊さんはまだまだ左右もわからない若武者で、秀吉の下働きをしている最中。しかし、千代との縁はじわじわと深まっていく。しかたなかろう、千代は山内一豊の妻として歴史に残ったのだから。ひっつかないと物語が頓挫する。
 ふと思ったのだが、千代はことあるごとに男達の義や戦について「わかりません」とふくれる。それは竹中半兵衛の血を見るのが嫌そうな雰囲気と合っている。後年の千代が計る謀略とは、つまり竹中半兵衛のお仕込みだったのかもしれないと、トンデモ話。
 幼なじみの甲賀忍がでてくるが、司馬原作ではこの役柄が意外に重い。千代達の運命を変えていく、狂言回し、……本当に大河ドラマって、おもしろいですねぇ。

 今夜の附録は、郡上八幡だった。千代の故郷(の一つ)らしい? Muは未踏地だが、知り合いが何人もこの地を訪れている。電車で日帰りも可能らしいので、いっちょカメラ担いで行ってみたい。TVでは水が綺麗な城下町という雰囲気だった。

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コメント

若者の夢

司馬さんは女性を主人公に描いた作品が稀有ですね、本人も何処かの記事で認めておられましたね。

さて、戦国時代、日本の既成秩序と階級が破壊され、誰にでも夢が描けた時代のようですね。竹中半兵衛も若干19歳。猿も若い、一豊も若い。甲賀の忍者も若い。

天下を取りたいという野望、いいですね。

それにつけても、世界一の企業を目指した現代の○エモンさんは何処で間違えたんでしょうね。番組を観ていて、ダブルんですよね。

秀吉には素晴らしい知恵袋が沢山いたんですね。誰を側近におくか?その見る目の差でしょうか?

投稿: jo | 2006年1月23日 (月) 11時45分

joさん、2006年1月23日 午前 11時45分
 側近というか、高性能の参謀でしょうね。これがないと、何事もうまくいかないでしょう。
 この間のドラマですと、新撰組参謀は山南さんだったようですね。

 秀吉さんは竹中、黒田と、二人も史上有名な参謀を得たのですから、優れものですね。
 家康は、いろいろおりましたが、茶屋四郎とか言う人もいたような。

 ところで。北条早雲が天下をとりだしたのは、Joさんよりさらに高齢の時でしたよね(笑)
 Joさん、まだすてたらあかんぜよ。

投稿: Mu→Jo | 2006年1月23日 (月) 15時57分

こんばんは
確かに筒井さんのことは大根だと他サイトで見たような…でも私も大好きな役者さんです
喀血(吐血)のシーンも凄く迫力が合ったし
あの物静かなところもイメージに合ってました

千代が計る謀略、幼なじみの甲賀忍は
私も見てて思いました
「半兵衛殿に教わった元気の出る薬(?)なら」とか…。
千代の機転の良さは
竹中半兵衛直々のものかもしれませんね
(実際はわかりませんが)

それでは
興味深いお話有難うございました

投稿: SEIL | 2006年10月31日 (火) 23時50分

こんにちはSEIL?さん
 一月の古い記事にコメントいただきありがとうございました。
 最近功名が辻は記事にしていませんが、まだ見ております。

 さて。筒井某さんのことがテーマですね。
 たしかに、この役者は好みです。
 私の年齢にもよりますが、ここ何年も、いろいろなことで、あまりにキラキラしい対象は好みから外れてきました。
 簡単にいうと銀色系が好きになってきています。筒井某さんは、まだ銀色じゃないですが、新撰組の会津中将も、今度の竹中役もはまっています。
 トップでもないし二番手でもない、なにか、別種の世界・色を持っています。よい役者です。

ということで、SEIL?さん、おそらく未知の方とは思いますが、古いblog記事へのコメントはうれしいものです。

投稿: Mu→SEIL(?) | 2006年11月 1日 (水) 07時57分

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承前  稲葉山城(現・岐阜城)(岐阜県岐阜市)地図  今夜は稲葉山城陥落、信長入城と、一豊と千代の婚礼だった。  最初に、婚礼のことだが、現代から比較すると当時の下級武士の結婚式は質素だと思った。出席者も、見渡すかぎり、一豊の母、弟、そして家人二名。知り合いに、秀吉夫婦。千代側は、オジ夫婦(不破家)だけだったようだ。他にいたかな? お互いに杯をかわすだけの約束事だったのかもしれない。  ようやく二人が結ばれたので、来週からはそろそろ千代が才女として光っていく時間が増えてくるのだろう。妻をめとらば才長... [続きを読む]

受信: 2006年1月29日 (日) 21時42分

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