NHK功名が辻(01)近江美濃尾張
久しぶりの日曜日の夜、大河ドラマは一時間あった。
山内一豊(やまうち・かずとよ)と千代の、はじまりだった。
今年は、めでたしめでたしと年末を過ごせるようなので、それでなんとなく例年になく明るくなった。
見どころは、一豊の人生の節目節目で、参謀千代がどのように指導するのか助言するのか、それに一豊がどう反応するのか、信長、秀吉、家康の時代真っ直中なのだから、後智慧はなんとでも申せるが、一豊の身になってみれば、いつも思案のしどころだったろう。
信長が多少年輩(笑)に見えたところがご愛敬だが、下知する声のトーンがこれまでにない良さがあった。今川義元役の江守さんのメークが、気に入った。しかし足が短いから乗馬が無理で輿にのるとは、本当だったのかどうか。現代の小柄なジョッキーの足が長いとも思えぬが。
旧浅井(あざい)領だった湖北の長浜はよくドライブしたところだ。そこから美濃(岐阜県)、尾張(愛知県)がしばらく舞台の中心になりそうだ。
……
補注
さて。Muはどうにも風邪がぶり返したようで終日悪寒と咳で難渋した。身体の節々も痛いのう。ドラマ内容が明るくて本当によかった。が、千代は両親をなくした。戦乱とはそういう日々だったのだろう。
| 固定リンク
「NHK功名が辻」カテゴリの記事
- 功名が辻:最終回(2006.12.10)
- NHK功名が辻(37)伏見桃山城の秀吉(2006.09.17)
- NHK功名が辻(36)名護屋城何処(2006.09.10)
- NHK功名が辻(35)北条攻め(2006.09.03)
- NHK功名が辻(34)聚楽第と鶴松(2006.08.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
私も、観ました。一年間楽しめそうです。
本年も宜しくお願いします。
しばらく美濃、尾張が中心のようですが、あんまり馴染みが無かった土地なので、また楽しみです。NHKの大河ドラマのホームページによりますと、これまでの、「癒し」に替わって、「励まし」がテーマとのことです。上手に励まされれば、力が湧いてくるものです。自身のことを振り返るに、そんなことばかりでありませんでした。現実と違うところに、物語の良さがあるのかもしれません。そんなことを頭において、観てゆこうと思っています。
投稿: hisaki | 2006年1月 8日 (日) 22時26分
楽しく観ました。面白そうですね。
今日は桶狭間の戦いでしたね、熱田神宮が出てきました。信長が戦勝祈願をしていましたね。
しかし、何で皇室の三種の神器である草薙の剣(あめのむらくものつるぎ)が熱田神宮にあるんでしょうね?
東国支配において、ヤマトは尾張氏が要だったんでしょうね?天皇家の武力の象徴ですからね。
しかし、元はと言えばスサノオが、やまたの大蛇を殺して獲得した出雲の宝剣ですけどね。(笑)奪われたんやね。
しばらく、大河が楽しめそうです。
投稿: jo | 2006年1月 8日 (日) 23時52分
hisaki さん、2006年1月 8日 午後 10時26分
千代という女がどんなふうにして、人の良い一豊をおだて上げて、支えて、土佐24万石の城主にまでもり立てたか、そこが見どころでしょうね。
サラリーマン出世物語のパターンがありましょうが、「千代」という参謀を描く点で、対女性観が平成18年、変わることを期待しているのです。つまり賢さ、深謀遠慮、胆力について、女も男も違いがなく、あるかないかの個性でしょうね。特にこの賢さについては、千代がどう描かれるのか、実に楽しみです。
この場合、参謀とは、演出者、監督、先生(笑)と考えてもよいでしょうね。
Muは近江~関ヶ原あたりまでは、おりおりにドライブしてきました。新選組、義経、功名が辻と、場所が近所ですと、愛着がわきます。
投稿: Mu→hisaki | 2006年1月 9日 (月) 03時05分
jo さん、2006年1月 8日 午後 11時52分
「熱田神宮」、でましたね、Joさん。
きっとJoさんも気になるところでしょうね。
(Joさんへのお詫び。これまで高松塚とかキトラとかの御記事に滅多に言及しませんでしたが、実は不思議なほどに興味がないのです。何故なのか、Muにもよくわかりません)
この神社は、鎌倉時代、例の頼朝さんのお母さんがここの宮司の娘だったようですね。以来、武門にとっては聖域というか、シンボルになったみたいで、大数珠を身につけながらも、神仏をまったく信じなかった信長でも、武門のシンボルだったから、部下を鼓舞するために、戦勝祈願したのと違うかな。
「剣」ですな、これも出た!という話で、Muもそわそわ。
流れで申しますと、こうなりますな(と、講釈師、見てきたような嘘をつく)、ベンベン。
1.素戔嗚尊は大蛇から取った剣を、姉(一説に妻)のアマテラスさんにプレゼントした。
2.アマテラスさんは、これをニニギのミコトの天孫降臨時に孫に預けた。
3.降臨したニニギさんの子孫は、剣を原・伊勢神宮に預けた。
4.日本武尊が東国へ行く途上、おばの倭姫命(伊勢の大巫女さんですなぁ)が、タケルさんに護身用に手渡した。
5.タケルさんは帰路、伊吹山の神と決着を付ける際に、剣をミヤヅヒメノミコト(尾張のお姫様)に託した。
6.ミヤヅヒメノミコトは、夫のタケルさんが無くなったので、そのために熱田に原・熱田神社を造り、そこに草薙の剣を奉納した。
*.なお、神さんはものすごく豪華ですね。
剣が神様あつかいで、他にアマテラス、スサノオ、ヤマトタケル、ミヤヅヒメ、タケイナダネ、……。
Muが分かるのはこれくらいです。
尾張は、尾張物部さんも関係するから、熱田神宮は、底が深いお社でしょうね。
投稿: Mu→jo | 2006年1月 9日 (月) 03時30分
剣について
Muの旦那も数奇屋ね?司馬さんが、昔は数奇という重要な男の生き方が、江戸時代に道楽に変化して、嘆かわしいと言うてました。
さて、熱田神宮。アツタ、アツミ、アタミ、アワこれアズミ系統、安曇の海人族だという先生がいましたね。
もう一つの神剣で大事なのが、やまたの大蛇を切り殺した”とつかのつるぎ”ですね。スサノオが持っていた剣です。
以前、私は記事を書きましたけど、石上神社の庭に埋納されていたんやね?明治の頃に発掘されたそうで、今も石上神社にあるそうですよ。
一度、見て見たいですね?どう?
投稿: jo | 2006年1月 9日 (月) 09時23分
jo さん、2006年1月 9日 午前 09時23分
いま起きました。睡眠と言うよりも、風邪病臥でおわした。また薬湯のんでねむります。
しかし。
石上神宮さんは、七支刀でしたよ(笑)
えと、百済か、そこの王子さんがくれたとかどうとか。スサノオさんとは、ちと関係が薄いような。
投稿: Mu→jo | 2006年1月 9日 (月) 13時03分
Muさん
七支剣もそうやけど、それは武器庫れていたもので、実は明治の頃に庭を発掘すると”十握剣”が発掘されたんです。
国宝だとおもうが、一度私ブロッグで詳しい記事を書きましたよ!(さがしておきます)
投稿: jo | 2006年1月 9日 (月) 19時06分
探しました
http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2004/05/post_43.html
この記事です。
投稿: jo | 2006年1月 9日 (月) 20時50分
joさん、2006年1月 9日 午後 07時06
いまJo記事読みました。
ようわかりました。
ところで、ずっとねておりましてな。
激しい風邪です。
投稿: Mu→jo | 2006年1月11日 (水) 02時58分
先生、
お風邪なんですね。
この間、もの凄く寒いと思ったら、
今日は3月並な気温になったり・・。
体調崩しやすくなりますよ。
お体、お大事に。
投稿: 羊 | 2006年1月13日 (金) 09時25分
羊さん、2006年1月13日 午前 09時25分
風邪がこんなにも酷い物かとはじめて体験しました。
味覚が駄目になりました。
チャングムの苦しみを味わいました(笑)。
ではまた、眠ります。
投稿: Mu→羊 | 2006年1月13日 (金) 20時20分