« 大学の話をしましょうか/森博嗣←感想文 | トップページ | 大晦日の朝、木幡で思うこと »

2005年12月30日 (金)

久しぶりのPowerMacG5とNDK

はじまり
 昨日になるのか、29日のこと。
 朝からあれこれ木幡で仕事した。レポート草稿が数点舞い込んでいたのでそれぞれ添削して返した。近所の大学生が作ったblogも観察し、それなりの感想を送った。後者は明日あたりに、最終決着を付けるつもりだ。

 そんなこんなで時間が過ぎた。結構気持ちよく仕上げてはいるが、……、よく考えてみると早朝は冴えわたっているので多少の負荷は負荷と思わないようだ。仕事しながら、頭の片隅でPowerMacG5を本格的に動画で使う算段が渦巻いていた。

 可哀想なのはMacG5、この梅雨にいれたのだが、まだろくな使い方をしていない。弁解はなんとでもたつのだが、要するに今夏は保田論文2005が難しくって手が回らず、秋になると想像以上に会議が増えて、その上さらにひごろはなんともおもわぬ本業の共同演習指導がめったやたらに神経を細らせるものとなってしまっていた。ようするに、今季は、手に余ったというのが実情である。どのように、そうであったかは、不用意には書けないし、心中に浮かべることもできない。イメージしただけで、伝わる恐ろしさ(笑)。

PowerMacG5
 さて。そんなこんなでPowerMacG5は2CPUも始終寝ている始末だった。が、多くの責務が山を越えた年末年始、今となると初期の仕様のままではどうにもならない。まんざらそうでもないのだが、本気で始めると、コンピュータの資源はあっというまに食い尽くされる。

 迷った末に、S-ATA、300GB、Maxtor社のハードディスクを買った。先回のはIDEタイプだが、今回のはMacの中にすっぽり入れるために、インターフェースがSerialATAとなった。1万5千円。当初は500GBを考えたが、これは4万円を越えていたのであきらめた。セッティングは実に簡単だった。横蓋をはずし、右上の下段にはめ込んでノブをおろし、その下にあらかじめ配線されているソケットを二つはめるだけですんだ。ネジ止めすら不要だった。
 もう一つは、メモリーだった。DDR-SDRAMの512MB のものを二本セットで購入し、これも押し込むだけだった。が、多少押し込みに力がかかった。
 これで、PowerMacG5は、メモリーが総計2.5GB、ハードディスクが総計550GBとなった。これだけあればなんとか大量のディジタルビデオを格納し、ある程度高速で編集ができるだろう。それ以上にHDが必要になってきたなら、外付けHDをセットするしかない。あとは、はやりのRAM-DISKも考えたが、もう資金がつきた。結局どんな場合も制限はつきまとう。その方が、よい工夫も生まれる。
 ところで、Muは経験的にCDやDVDに焼き付けて保管するのがどうにも苦手である。大抵整理が悪くて亡失する。なにがどこに入っているか、結局わけがわからなくなって、頓挫する。だから扱いやすい安価なハードディスクを重用する。

 あとは、葛野研のPowerMacG5と、木幡研の古い黒マシンとのあいだの、ビデオデータ移送用に小型2.5インチの日立ハードディスクとケースを買った。60GBで1万円、割高になる。ケースは2千円、まあそんなものだろう。

NDK
 昼前に買い物して葛野に入り、わずかな時間でハードディスクやメモリーをセットした。さすがはアップル社マシン、なんやかやと20分程度でセットし確認までした。
 ほどなく、IT先生、N先生、最後にII先生が到着した。

 OT先生は富士登山らしく欠席。この御仁はこの20年間、肝心な時にやれアメリカの、イギリスのスペインのと旅行三昧に明け暮れて、後日遅参のわびを言う(最近は、それも聞かない(笑))。
 珈琲やらいれて差し上げ、近況相互報告。そのうちに、共同演習の過去作品がみなさんの目にとまり、絶賛を博した(笑)。特に専門領域の作品には、「欲しい。持って帰りたい」という言葉まで漏れ聞いた。様々な索引がついていることに、ますます感嘆の声があがった。

 さて結論のMuの責務は。古典テキスト用語の自動分類、テキスト内容の時系列整理リンク。これらの基本データは先生方が調整し、MuはそれをRDBMSに格納し、駆動することにつきる。考えは簡単だが、さて実装しネットで使えるようにするとなると~やせるなぁ。

 帰路は、四条烏丸地下のゆふなで一夜干し、もろもろ。そのあとイノダで珈琲散会。
 というわけで、2005年の年末はPowerMacG5とNDKとで、暮れた。
 定番行事を終えてほっとしたと思う一方、なにやら外で人にあうと、大抵宿題がふえるなぁ、と感慨しきり。それが、生きている証なのじゃろう。

リンク
  PowerMacG5の内部[MuBlog] 

|

« 大学の話をしましょうか/森博嗣←感想文 | トップページ | 大晦日の朝、木幡で思うこと »

NDK:日本文学データベース研究会」カテゴリの記事

小説木幡記」カテゴリの記事

Blogメモ」カテゴリの記事

コメント

iPodはお使いですか?

 MuさんのAppleマシンの記事を読むといつもいいなあと思います。
当方などもAppleⅡでLogoのデモプロ作ったのがパソコンへの入り口でした。

 ところで先生、iPodは使われています?
鎌倉大明神やらランちゃんやらうちのガキやらは愛用している風です。
あれの持つ今日的意味とは何か?
に少し興味があるのですがね。

 スティーブン・ジョブスのAppleはどこへ行こうとしているのでしょうね。
CPUをWintelと同じにした、その心は?
ウォズアニックは今どうしているのでしょうね。

 人と会うごとに宿題が増える。
そうかもしれませんなあ。

投稿: ふうてん | 2005年12月30日 (金) 01時26分

ふうてんさん、2005年12月30日 午前 01時26分
 風邪ひいたようで改元ちゅうのをのんどりますが、鼻水ぽたぽた、咳ごほごほ、目には涙、花粉症みたいな風邪どす。めずらしことです。

 iPodはマックユーザー故に発売されるころからアップル社サイトで見ておりました。なんとなくiPodだから売れたわけでして、起爆剤のデザインがアップルのブランドだから、成長したんでしょうな。木幡社がiPodちゅうて売っても、ああまでは売れんでしょう。
 結論。
 持っておりません。
 どうにも移動音楽にはうとくってすまんこってす。
 ただ、1千曲とか格納できるデータディスクという観点からは、おもろいですね。昨日60GBの2.5インチ持ち運びHDをやっと買いましたが、それより小さいわけでしょうね。するとPCMCIA、ノートなんかに差し込めるハードディスクのタイプが入っておるんでしょうか。

 まあ、Wintel 含めて、ハード談義は風邪中はよしにして。

 車中でもめったに音楽は聴きません。
 だから歩行しながらとか電車中で耳栓している人の気持ちが良くわからない。
 話に水を差してるんじゃないのですよ。

 サッカーや野球熱中がわからないのと同じレベルのことです。(天の邪鬼では決してないのです。まるっきり、人が競技場で汗かいて走る廻る意味がつかめないのです。本当です。なぜそんなシンドイことをするのか。そして観客はなぜ、そんな他愛ないことに熱中するのか。なぜ、ただの長棒ふりに年間何億もの収入があるのか~意味意義がわからない)

 iPodは動画配信も出来るようになったんでしょうね。うーむ。
 Muはメディア・マシン触るのが、移動タイプよりも、固定タイプのようですね。好みが。
 
 音楽は好きです。聞いているとのめり込むのも多いです。白目むいて失神しそうになるくらい好きな曲がいくつもあります。

 けど、町中で、ドライブ中に、人といるとき、失神してもしかたないし、だから、町に出るときは町を見、電車に乗るときは脳を空にし、自動車に乗るときは運転専念。

 運転していると、ただの大衆車でも、ちょっぴり幅広のタイヤが、石やコインを踏みしだく音というよりも、ヒビキが、靴を脱いだ足先から全身にぴりぴりと伝わってくるのです。
 昔、汽車に乗っているとレールの継ぎ目毎にガッタンゴッコと伝わりますよね。あれと似ています。ああいうリズムが身体によいですねぇ。音楽聞いていたら、わからんようになる気がします。

 音楽聞くときは、聞くのに専念。

 耳栓するのは、とても嫌いです。
 スピーカをギリギリまでにして聞くのはお腹が震えて気持がよい。無人の葛野キャンパスなんて、ときどき明け方、ネイティブなんが鳴り響いております。民謡からスーフィー、パンソリ、ネイティブアメリカン、ハードロック、……。ベートーベン、……
 全部リピートにして、一回セットすると何十周回も聞いております。もちろん半睡で。結果として楽の音が睡眠薬ですね。

 だから、iPodの意味がよく分からないのです。Muがその良さを知らないだけだと思います。

 結論は、実に、申し訳ないことになってしまった。ふうてんさんの、話の腰を折るつもりは毛頭なかったんですけど。

……

投稿: Mu→ふうてん | 2005年12月30日 (金) 06時37分

 一年間どうもありがとうございました。

 学生さんの指導や、研究などお忙しい一年だったと拝察いたします。

 (保田論)を楽しみにしていたのですが、少し残念です。

 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎えください。

投稿: wd | 2005年12月30日 (金) 07時08分

550GBのハードディクに2.5GBのメモリーとは凄いマシーンです。私はパソコン2台埃を被っていますが、40GBのハードディスクを買ってきてデーターを移せば、部屋が広くなるわけですねえ。

今年一年間、特に大河ドラマ「義経」では大変お世話様になりました。お蔭様で、勧進帳、しずやしず・・・などなど、いろいろ世間の常識が身につきました。功名が辻の本買ってきて読んでいますが、面白そうです。

来年も宜しくお願いします。

投稿: hisaki | 2005年12月30日 (金) 08時58分

wd さん 2005年12月30日 午前 07時08分
 保田論の掲載遅延は簡単なことでして、2つあります。

1.時間がとりにくかった。気力の充実した、まる一日をじっと待っておる間に晦日になりますね。

2.訂正箇所を掲載する前に直しておきたかった。全部で3回校正がありますが、まで2回。ただし、それで納得はしていますので。

 要するに近々掲載します。ただし、拙論は、読んでおもしろい物じゃないですね。全部で90人以上の作家関係者を、同定しただけのものですから。おもしろみをあじわったのは、Muくらいです。ただ、そのおもしろみは拙論に、現れません。

 来年もどうぞよろしく。

投稿: Mu→wd | 2005年12月30日 (金) 09時16分

hisaki さん、2005年12月30日 午前 08時58分

1.外付けハードディスクは完成品もありますね。USBに差し込むのが主流です。一台目に差し込んでデータ移して、二台目に差し込めば、二台目コンピュータのハードディスクになりますね。
 わりだかになりますが、20GB~40GBですと2.5インチタイプのちっこいものでも、1万円程度です。
 すこし割高な物だと、古いUSBでも、なんとかかんとか動かせる、ソフトウェアも付いております。

2.功名が辻、お気に召したようですね。そうすると、MuもNHK大河ドラマ記事を連載する気力が満ちてきます。
 関ヶ原と名古屋と岐阜と、滋賀県安土城跡。夏以降は四国土佐でしょうかね、観光地は(笑)

 来年もよろしく。

投稿: Mu→hisaki | 2005年12月30日 (金) 09時24分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 久しぶりのPowerMacG5とNDK:

« 大学の話をしましょうか/森博嗣←感想文 | トップページ | 大晦日の朝、木幡で思うこと »