小雪舞う冬の京都
朝まだき
早朝1時頃に起床し、一仕事終えたのが午前3時ころだった。また眠った。木幡を7時前にでかけ、葛野についた。さすがに無人だった(笑)。そう言えば昨日も似たような状況だったが、この時は10時前に細川ラーメン駐車場に入り、開店を待ち、叉焼麺&小ライスを食した。ラーメンライス、これは稀なことだった。が、今朝は平常通り。
また一仕事、事務的処理をこなしたころ約束の来客があり、書類を手渡した。ひとしきり、最近の車の話題などして、気分が良くなった。入れ替わりに、倶楽部の学生がおったので、またひとしきり来年のことどもを話した。と、こうするまに昼になった。
最近は、23日の祝日も、24日の土曜日も、25日の日曜日も、そして26日の月曜日も、ずっとひつこいくらい葛野研で仕事をしてきた。その山場を昨日の月曜日に越えた。だから昨日は、気持がふわりとして、なんとなく気が抜けた状態だった。
伏見港の昼と京都駅のデザート
ロボットじゃないのだから、人間らしく久しぶりに書店へ行って、新刊書などみてみようと思い立ち、RSのハンドルを握った。しかしまず昼食。これも気分返しに、30分かけて伏見港まで出向いた。いつもの好物を食べている間に、脳が溶けてきて、ますます快適になってきた。小雪ふる界隈を散歩して、再びRSを始動した。
京都駅について、いつもの駐車場にとめて、まずは珈琲など。これは地下のイノダに決まっていたので、いそいそと徒歩数分。なにか変わった物をとみてみると、エクソダスじゃなくて、エクソシストでもなくて、エクサイト、~ちがうな。エクスプレスでもない。ああ、エクストラというのを頼んだ。アラビア豆をもとにしたブレンドだった。ついでに、アップルパイも注文した。なかなかに贅沢な、食後の珈琲&デザートである(笑)
本が一杯の人生
さて、と。
ようやく書店に行って買った物が以下のリスト。なんとなく、気持が溶けているからわかりやすそうなものや、お正月の楽しみ本を買った。また、MuBlogを豊かにできるぞぉ。
1.アマテラスの誕生/筑紫申真(つくし・のぶざね) 講談社学術文庫、960円
<この世界の古典を読んでおかなくちゃ>
2.戦艦大和ノ最期/吉田満 講談社文芸文庫、940円
<やはりこれはカタカナで読まないとね。以前読んだのはひらがなでした>
3.幻の漂泊民・サンカ/沖浦和光 文春文庫、657円
<こういうことをちゃんとしっておかないと、日本に生まれた意味が薄れるね>
4.大学の話をしましょうか/森博嗣 中公新書ラクレ、720円
<Muは森先生を、優れた教師であるとかねがね考えてきた。辛口の中に栄養が一杯>
5.小説のはじめ:書き出しに学ぶ文章テクニック;
小説を書くことは犯罪であり、罠を張ることである/佐藤健児 雷鳥社、1500円
<文章論は、谷崎さんも川端さんも書いておる。ディジタル・テキストを扱う者としては、文章論は基本教養だね>
6.神の手(上下)/パトリシア・コーンウェル 講談社文庫、2*714円
<日本のミステリとは異なる。サスペンスとも思っていない。検屍官スカーペッタの教養小説である。つまり人格形成小説と考えている>
7.啓示空間/アレステア・レナルズ ハヤカワ文庫、1400円
<Muの人生の落ち着く所はまさしく、こうでなくっちゃね。おそらくコアコアなハードコアSFかもな>
これだけ全部をお正月に読むのかどうか。宿題一杯かかえてね。ああ、忘れていた。司馬さんの功名が辻、これは文庫4冊ほどあるし、平野さんの純文学もあるしね。ああ、人生とは時と引き替えに身を削るものよなぁ(笑)
で夕刻6時をすぎた。寒い宇治の木幡だが、気持はほんのり温かくなっておった。
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