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2005年11月20日 (日)

パフェ饗宴

パフェ饗宴

パフェ饗宴
 11月の中頃前に、Muの研究室で饗宴があった。参集者は3年生の倶楽部員で、みんな集まってくれた。テーマは「来年の葛野図書倶楽部2001」をどんな風にしたいのか。どんな仕事をしたいのか、こもごも語ってもらうことだった。
 そういう内容だったから、あらかじめ司会担当者をさだめ、組織図や各人の希望を記す書式まで決めておいた。

 倶楽部は2001年に発足した。今の人員は11名の小所帯であり、普通に言われる大学のクラブやサークルとは比較にならないほど小さい。しかしもちろん山椒は小粒。一騎当千。戦力、気力は旺盛だ。一年を無事切り抜けるには、そこに横たわる課題、難問奇問山積み状態。だからこそ、どんな役割があって、誰がどうするかは、とても大切なことである。

 その夜は来年の中核となる3年生だけを招集した。
 倶楽部顧問は、日頃は4年生とだけ話をし、下級生とはめったにまともな話をしない。せいぜい「よ、元気か」「はあ、遅刻するなよ」「またねぇ」この程度のものだ。つまり顧問はひたすら4年生だけを大事にし、他を顧みない。理由は簡単で、組織を壊滅させない長年の経験による。窓口は一つ。だから、日常の報告連絡相談は、局長+副長としかしない。終局的には局長だけを相手にする。あとは、茶飲み話。それで、うまく行くことが多い。命令系統の紊乱(びんらん)は、厳に慎まねばならない。古来の鉄則である。

 倶楽部は局長、副長。書記局、経理局。そして一番隊長~三番隊長。四番隊長とモジュール化してある。
 顧問はトップモジュール局長にメッセージを送るだけ。局長は、たとえばオブジェクト一番隊長に、メッセージを送るだけ。復帰メッセージは復命と呼ぶところの受諾信号のみ。実行は速やかに達成される。
 史上、新選組以上に効率のよい組織システムである。
 これを造ったのは初代5名の創成者達だった。

 しかし、いまこれを若干変更する季節になった。
 その夕べの結論は、三頭立て馬車、トロイカ方式が最良ということだった(笑)。
 もちろん、決定は翌年になるのだが。
 予定は未定にして、確定にあらず。
 トロイカになると、顧問は三系列の頭目に各々メッセージを送ることになる。
 で、次年度中核3年生を全員招集した事実は、局長にのみ通達した。

 招集者である顧問は、「次年度は次年度になって、次年度構成員だけで決定する」という慣例原則を今季に限り破った。4年生・中核が存命の季節に、来季を来季の中核に協議させたかったからである。この結果をもって、顧問はおそらく年明けとともに、4年生全員と最後の調整に入る。

 調整は瞬時に決定までもち行かねばならぬ。
 全権が局長に集中する中、唯一叙任権だけが顧問にあるという、まことに精緻なシステム故に、顧問は最後まで継承のための労をいとってはならない。

 パフェは旨かった。顧問には格別に「きな粉タイプ」が選ばれた。生クリームがなくて、すべてフルーツ仕立てのパフェだった。写真右上端がそうだ。
 リア翁も悪くはない、そんな夕べの饗宴だった。

長女の熊カップ

長女の熊カップ
 数名が授業後にわざわざ四条河原町まででかけ、高島屋で選んだパフェだった。紅茶は、司会担当者が自宅からくすねてきてくれた上等品。それを顧問の研究室にある古びたカップに入れようとすると、熊カップを持参したものがおった。で、全員がそのカップに向かい撮影態勢に入った。つまり、この可愛らしい熊さんは、極めて短期間にはがれ落ちると言う、そういう経験則から、撮るなら今のうちに、と言うことだったらしい。

リア翁+1

リア翁+1
 どなたさんが、どんな職責をおっていて、どうなのかなどとは、野暮な話になるので、せめて来季倶楽部の陣容だけでも雰囲気的に記録しておく。みなさん、柔和な雰囲気です。しかし、歳をこすと激変し、不屈の幹部になっていくのが、2001年以来の経験でした。
 顧問はこの五年間、その不思議さに驚いてきたのでした。

 常に思うのは、建武中興、北畠顕家(きたばたけ・あきいえ)は、若干21歳で親衛軍を東国から率い、後醍醐天皇のもとに参じた。激烈な諌言の条々を天皇に上表した。後醍醐天皇への、遺書でもあった。
 時に利あらず。
 顕家、日をおかずして大軍に囲まれ孤立無援、全滅した。
 しかし、21歳の青年が残した上表文は今に残っている。
 
 Muはけだし思う。人間、20年生きれば、世の条理・情理を深層にてわきまえておる。
 世の成年、そを夢あなどることなかれ。
 ただ、その水面に浮かぶを待つ。

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» さよなら助勤2005 [MuBlog]
 昨夜、葛野図書倶楽部2001、助勤2005達と伏見港の「鳥せい本店」で別れの宴を持った。倶楽部としては「新誠会」という総会が3月上旬に近くの「黄桜」であり、2005年次の人達とはそれで最終決着・手切れがすむのだが、「助勤会」というのは余人を交えぬ4年生達だけなので、思いもひとしおだった。  16:45に京阪電車中書島駅改札で待ち合わせし、そこで3名と合流した。副長、書記局上級顧問(書記局系)、レスタト班総長(三番隊系)だった。中書島の界隈をとぼとぼと龍馬通りを通って、鳥せい本店まで歩いた。17時に... [続きを読む]

受信: 2006年1月21日 (土) 05時06分

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