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2005年11月23日 (水)

20世紀少年(20)/浦沢直樹

承前

20世紀少年:20-人類の勝負

20世紀少年:20-人類の勝負
 気になっていた作品をようやく手にして読了した。先回は19巻を購入し、おもしろかったが記すのを忘れた。今回の20巻は三番隊長2003という人から借りたものである。もともと18冊を全巻貸してくれたのもその人だった(笑)。代わりにプルートの大型本はMuが確実に購入し貸すことに、暗黙の約定が取り交わされている。こういう情報源は他に「目録の神様」とか、さまざまにいるのが「役得」とも言えるのだが、まだまだMuも勉強がたりなくて、十全には使いこなしていない。
 ええ、そうでした。20巻の話でしたね。

登場人物

20世紀少年(20)登場人物/浦沢直樹
 何巻からそうなったのかはよく覚えていないが、青年や少年が中心だった物語が、ある巻から急に高齢者が占めるようになっていた。ようするに時間が経過したわけである。数名の人は、死んだのか生き返ったのか解らないような不思議な設定になっている。だれがそうだったのかは思い出せないが、時間がたつと、おぼろになっていくことと、新たに、生起することとが塩梅よく混じり合って、独特の印象をかもし出してくる。
 さりながら、昔少年少女、今オジキオバになっているキャラクターの表情がとても懐かしい。なかでも、登場人物顔写真のうち、右の方にいる「ヨシツネ」とか「ユキジ」とかは格別に表情が気に入っている。ヨシツネは少年時あかんたれだった。今高齢になってもそうなのだが、なんとかかんとかふんばって、それでも時に泣き出す。そういうのが良い。ユキジさんは、逆に少女時代からしっかり者だった。なべて女は生まれて死ぬまでしっかり者か? と思わせるほどにシャッキリしている。その芯の強さはみていて、安心する。
 というわけで、20巻にもなるともうスジがどうのというのは瑣事きわまりなく、ひたすらキャラ達の一喜一憂の表情をながめて、おお、とか、うむむとか、うなりながらあっという間に読み終えて、「次はまだか」と、識者に問う始末。

  「センセ、まだ出たとこですよ」
  「そうかぁ。ほな、プルートの3はまだかいな」
  「あれはねぇ、センセ。一年に一冊とかいう噂もありますよぉ」
  「長生きせな、読み終えんなぁ~」

 というわけで、また次巻21号を待ちましょうぞ。

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承前[MuBlog:20世紀少年(20)] いままでのあらすじ  昭和40年代。空き地に秘密基地をつくり、21世紀を空想していたケンヂと仲間たち--悪の組織の地球滅亡計画を阻止する正義のヒーローを夢見て、他愛のないシナリオを作成して、それを”よげんの書”と呼んでいた。一九九七年、失踪した姉キリコの娘カンナを育てるケンヂ... [続きを読む]

受信: 2006年3月18日 (土) 05時27分

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