出雲大社の修理・遷宮
修理予定
昨日だったか、今朝だったか、新聞に「出雲大社の修理・遷宮」について載っていた。
要するに大修理をするために、ご神体が移るわけである。
予定では、
平成20年(2008)にご神体を仮本殿に遷し、平成25年(2013)に新本殿に入られることになっている、そうだ。
予定改修費用は20~30億円とのこと。
お参りしにくくなる
平成20年~25年の間、出雲にまいっても神殿を見られなくなるのだろう。
出雲大社の歴史
歴史的には、斉明天皇(659)時に造営され、その後改修を約20回も繰り返したらしい。
現在の神殿は、1744年だから江戸時代のものである。
約60年に一回大修理をしてきて、最近のは1953年となっている。
予定らしい
予定と記したのは、出雲大社が文化庁と相談に入ったばかりで、確定的な話ではないということらしい。
本殿は国宝だが、歴史ある出雲大社の建築物を、国としてどれだけ援助するのか、まだMuは知らない。
古い社寺は、あるいは国宝クラスは出雲大社だけじゃないのだから、という理屈もなりたつ。
ただ。
やはり、出雲大社は格別であると、確信的にMuは考えている。
國の安寧を願うならば手厚くしたほうが、よい、と文化庁に進言するぞ(笑)
Muの気持
人々に、そういう日本国歴史のシンボルがあるということを感動的に知ってもらうために、国からの支援も大きくあった方が良いと思う。もちろん寄付金、奉仕、たくさんあるだろうが。
本心は、往時の巨大な神殿の復元を心底願うものだが、そうなると、なかなか難しいことも多くなるだろう、かな。
参考記事など
出雲大社公式ホームページ
古代出雲大社の復元[MuBlog]
平成の大修理(つらつら日暮らし)
地図
出雲大社(島根県出雲市大社町)マピオン地図
| 固定リンク
「小説木幡記」カテゴリの記事
- 小説木幡記:楠木正成のこと(2013.06.07)
- 小説木幡記:腰痛と信長(2013.05.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
出雲大社 遷宮
私も記事を読みました。出来れば、古代の出雲大社の復元をして欲しいです。
私のまわりの人で、先週末に出雲大社にでかけた人がいました。玉造温泉とか、色んな土産話を聞かされましたね。
ところで、最近、再度読み直している本が有りまして、法隆寺関連の建築学の本なんですが・・・・。
大事な柱は皆、円柱だそうですね。これは、制作が面倒で原木から四角の柱を先ず作る。そして、今度は、八角形の柱にする。そして、今度は十六角形にする。
ですから、円柱が有れば元の材木の直径は√2倍せんとあかんそうだす。室町の頃までの寺社では床の下の柱は皆、円柱だったそうですよ。
もう、再現しようにも材木が無いんでしょうね。伊勢神宮のように遷宮用の森を持たない限りアカンのかもね。
投稿: jo | 2005年10月 7日 (金) 19時26分
joさん、 2005年10月 7日 午後 07時26分
建築用材のことは無知ですが、想像するだに大変でしょうね。
関係建物がいくつもあるだろうし、屋根の茅(かや)とか檜皮葺(ひわだぶき)とか、島根県内の山中檜(ひのき)か木曾の木材なのかどうかしりませんが、そういうのは、大変でしょうね。
宮大工さんの数はあるんでしょうか。
設計図は、もしかしたら、間違って例の復元図とか(笑)
柱を丸くするといいことあるんでしょうね。耐久性が強くなるとか。
免震構造とか防火とか、修理の際につけられるのかもしれませんな。
じっくり、遠くから見ておきたいです。
投稿: Mu→Jo | 2005年10月 7日 (金) 20時18分