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2005年9月28日 (水)

絵葉書:能登半島・禄剛崎灯台

承前[MuBlog 千枚田]

禄剛崎灯台(石川県珠洲市狼煙町)マピオンBB地図

禄剛崎(ろくごうさき)灯台

禄剛崎灯台
 ついに能登半島最北端にたどりついたようです。写真だけは鳴り物入りで送ってくるのに、説明が、カンモクショウなDeepGのメル談[映画千年火]によれば、どうも今回のキャラバンはレンタカー&徒歩のようです。自転車ではなかったようです。

 いくつかサイトをみていると、ここからは佐渡も見えるようです。内海と外海との別れるところという一節がありましたが、海の色も変わるのでしょうね。そういうクオリア(質感)は、現地に行かないと実感がわきません。
 Muの灯台経験は、M1君と出雲へ行ったときに日御碕灯台 (ひのみさきとうだい)を歩きました。記憶では中に入ったようなんですが、はて。

灯台の感傷
 職業の上で、自分自身を灯台になぞらえることがあります。他人が聞けば笑止千万かもしれませんが。
 大学の教師は、青年が毎年社会に出て行く姿を眼前に見る立場です。彼等が社会に溶け込んでいくのは、多くの場合、キツイ思いをするものです。だいたい、真面目な学生ほど艱難辛苦の日々を送ることになるものです。そういう、まるで戦場に出向く若者達を見ていると、言葉を無くすことが多いです。

 だから、
 「僕は、灯台みたいにずっと、この大学で送電が切れるまで、うっすらと点滅しているから、格別(貢ぎ物など持って)来なくても良いから、ときどき思い出して自分自身の位置を確認してください」、と言ってきました。
 聞く卒業生も、言うMuも、キザの二乗と思いつつ、です。

 ただ、これは、畏友のふうてんさんがずっと申しておられる「定点観測」と、すこし似通っています。
 そういうこと、……かもしれません。

日本の灯台
 灯台については参考サイトに挙げましたが、Muの知らなかったことが一杯あるようです。
 この禄剛崎の場合、海上保安庁による「日本の灯台50選」、「Aランクの保存灯台」に入っています。つまり、ものすごく有名な灯台の一つなわけです。特に後者入選は、明治時代創立で、景観に配慮すべき灯台なので、さすがに「美しく写るはず」でした(笑)。

 フレネル式レンズを使っているようですが、これについては淡い記憶があります。探し出せなかったのですが、知人が以前明治村に行ったとき写した写真に、これがありました。明治村のカタログも見せてもらった記憶があります。灯台やレンズの解説記事がありました。

参考サイト
  禄剛崎温泉
  禄剛崎と禄剛埼灯台(石川県)
    <灯台用語集
  明治村(菅島燈台付属官舎《重要文化財》)

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北国紀行DeepG2005」カテゴリの記事

コメント

地図を見てると、狼煙という地名なんですね。

古代より近世までここで、航海の無事の為にノロシを上げていたんですね。

北廻り船でしたか?北海道から経済の中心の大阪迄の海運を思い出させますね。

レポートされてるお方は文学系のお方だとすると、大伴家持の巡行になぞらえて旅をされているんでせうか?

写真とともに歌の一首がついていませんか?

投稿: jo | 2005年9月28日 (水) 11時48分

joさん、2005年9月28日 午前 11時48分

 どっかのサイトに、狼の糞を燃やしていたと書いてあったような気がします。

 大伴家持さんというか、昔の人は偉いさんも都(奈良ですかな)から、遠くへはるばる赴任したんですなぁ。

 この撮影者のことはようわかりません。年齢性別職業、写真だけが届きまして、歌はないですね。みんな地盤をもつまでは漂泊するようです。

 Muなんか木幡と葛野に、強力接着剤付け、セメント付け、リベット打ち付けですから、なぁ。

投稿: Mu→Jo | 2005年9月28日 (水) 13時25分

お言葉を返すようですが・・・・

私は昔からズーーート、漂泊してるような気がするんですがね。地盤が無いのかもしれませんね。

浮世、うたかた、波枕、放浪、ふうてん、・・・・・・え? 最近はふうてんさんも、国立から動かないし、木幡の旦那も動かないし、さまよえる民はアタシだけですね。

今週末は慌しく早朝一番ののぞみで京都に帰り、宇治の病院とか尼崎の病院とか料理とか・・・・忙しそうだす。

投稿: jo | 2005年9月28日 (水) 13時57分

狼煙灯台ですね。綺麗な灯台でした。
経ヶ岬灯台もそうですが、山の上にあって結構歩きます。
灯台はいつもロマンを感じますね。やっとここまで来た(京都から500Km)と云う感じでした。
半島の旅は魅力的です。想い出深い旅でした。

投稿: Ys | 2005年9月28日 (水) 14時09分

jo さん、2005年9月28日 午後 01時57分

 漂泊のJoさん、お察しします。そう言う点でJoさんも、ふうさんも、しっかり者のあっぱれ男子です。頭下がります。

 Muなんか、まだまだ自分一人のことで、あーたらこーたら、論文むつかし、授業しんどいなんて、ぼけたこと言うておるんですから。
 反省。
 結局、身内であれ縁戚であれ、人のことで手一杯になるのが、優れた人の証です。
 ……
 漂泊もあきたら、木幡あたりに住まったらどうですかいね。(笑)

投稿: Mu→Jo | 2005年9月28日 (水) 19時52分

Ysさん、2005年9月28日 午後 02時09分

 行く先々でお目にかかりますなぁ、仮想旅行(笑)
 ほんとに、経験豊富な方とお見受けしました。Muも、ちょっと漂泊にでないと、日にもあたらず漂白してしまいそうです。

 灯台、ロマン。そうでした、ロマンなんですね。海の男というよりも、はるばるきた旅を思う、それが海上ならなおさらでしょうね。

 京都から500キロ、Muもようやく、望郷の念にとらわれだしました。

 さあ、旅の終わりはからころも、いかが点をうつべきか、今週9月末をめどに、北国紀行一巻の終わりにいたす所存です。

投稿: Mu→Ys | 2005年9月28日 (水) 19時56分

根付くのか漂泊するのか?というお話ですか

 簡単に言うと、同じ(futen)と発音しても、(ふうてん)と(フーテン)とでは違うのではないかと思います。
(フーテンの寅さん)はいても、(ふうてんの寅さん)はいないのですね。

 (フーテン)は彷徨える人です。
(ふうてん)はネットリととどまる人です。
そこんところをJOさんには分かって欲しいと思います。
お嬢ちゃんは(ふうてん娘)ではなく、正確に言うと(フーテン娘)であろうかと思いますです。

 しかしこの問答、このMuさんの記事のお二人のコメント・バトルはいいですねえ。
久しぶりにブロッグで(知的興奮)を覚えました。
彦さんは、肉体は京都から動かないけれども精神は世界を彷徨っているかに見受けられます。
JOさんは、肉体は世界を経巡り歩いているけれども精神はどっか一カ所にとどまっているかに見受けられます。
お二人に共通しているのは時空を超えているという点でしょうか。

 僣越な(評定)をして、失礼しました。

投稿: ふうてん | 2005年9月28日 (水) 20時45分

ふうてんさん、 2005年9月28日 午後 08時45分

 お早うございます。
 昨夜は、つまり昨日が変則的だったので、昨夜は9時前にはマシンも電灯もつけたまま、気がつけば、今朝4時前に起きました。

(昨日、授業、会議、会議、会議、と軒並み胃痛はげしい会議がありましてぇ。そのために、一昨夜は珍しく、眠られなかった次第(笑)。人並みに緊張するんですよね)

 で、今朝は快調。眠れば治るという、じつに原始的心身システムです。

 ところで。
 若い頃に読んだ惹句に、「詩人ヘルダーリンは、ドイツを一歩もでることなく、おおムーサよ、ギリシャの神々よと詠った」
 生涯のほとんどをネッカー河畔の塔に押し込められて過ごした、ロマン派詩人のことです。Jo記事にもあったような(?)

 で、Muも後半生、京都市右京区葛野の地に、精神の黄昏れのまま(檄笑)押し込められて、そこを一歩も出ることなく、おお能登よ、ああ宇佐神宮よ、すばらしき邪馬台国よ~ぉ、と詠うわけですな、これが。

 なんとなく不健康なイメージでもあるのですが。でも、お金もかからないし、実に快適に旅をできますので、けっこう気に入っています。

 芭蕉なんかが無一文で旅をしたのには、行く先々でお弟子さんとかが、部屋にまねいてくれて御馳走してくれて、まあ、芭蕉と限らず、世間旅先の話をするだけで、あるいは屏風に歌一首のこすだけで、長逗留させてもらえたようです。
 あの逆ですな。

 葛野で渋茶をずびずび飲んでるだけで、各地から、能登がどうの、阿蘇が噴火したの、奄美大島の家がふっとんだの、岐阜のミノウシがうまいの、北海道の五稜郭だの、下関のふぐにあたっただの、……話が吹っ飛んでくるわけです。

 だから、そのたびたびに気持を込めて聞いたり、写真をみたりするから、数分後に肉体は葛野にあったまま、心は飛んでいく。

 これをして、漂泊というのか、葛野にリベット打ちされているというのか、よう分かりません。

 そうそう、今、今朝は木幡で記しております。木幡と葛野の往還から、夢想が妄想が、わき上がって、結局旅人らしい気持でおりますのや。

投稿: Mu→ふうてん | 2005年9月29日 (木) 04時46分

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