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2005年8月27日 (土)

さんじょうかわらまち:私の京都1/2

承前

 今週は日々終日よく働いたので、土曜は映画にでも行こうと思い、朝から電車に乗った。しかし、貧乏性というか、一日中外でぶらぶらするのも気持が悪かったので、二分の一の京都小旅行に留めておいた。もちろんそれは遁辞であって(笑)、えどるん君たちが秋に友達をつれて、「誰も知らない京都」を探検すると聞き及び、もしかしたらその友人たちも見ているかも知れないので、写真をとって、午後は慌てて掲載準備に入った。

 ちなみに、MuBlogは手が遅く、一つの写真入り記事を造るのに数時間かかってしまう。だから、二分の一京都にしないと、明日の日曜日まで、MuBlogを触ることになってしまい、それはそれで後々ひびく。Muは、実に忙しいのである(笑)

河原町三条の土曜の朝九時半

河原町三条の土曜の朝九時半
 映画は丁度午前十時から始まるので、九時半には河原町三条交差点に立っていた。映画館は「京都宝塚」という、書店の上階にある処だった。Muの記憶では大学生ころもここをよく使っていたから、老舗映画館である。最近のMuは、シネコンとかいう複合映画館ばかりだったが、まあ、たまにはよかろう。そうそう肝心の映画だが、「スター・ウォーズ3」だった。このシリーズは最初のエピソード4~6を、それぞれの時期に封切り上映をみてきたから、Muもこの世界には長い。そうだな。まあ、これで終わったという思いがしたが、後日にしよう。
 撮影地点(南方向)

博多長浜ラーメン

(京都三条木屋町の)博多長浜ラーメン
 映画も終わって、時計をみたら昼を過ぎていた。一階が書店だから、本を見ようと思ったが、空腹に耐えられなくて、あわてて木屋町にもどった。めあては、長浜ラーメンだった。京都の木屋町で博多長浜ラーメンとはこれいかに。実は、この夏休みにえどるん君が帰省していて、いっしょに某邦画を観に行ったとき、教えてくれた店だ。
 思い出した。記憶ではMuも十数年前に一度入ったことがある。しかし、江戸に住む者から、博多長浜ラーメンの情報を、京都で聞くというのも、なんとも奇妙なことだった。おそらく、江戸では「謎の京都・長浜ラーメン」とか、噂になっておるのだろう。叉焼麺昼時間さーびす600円でした。さらさらの白濁スープ、ちょっと甘口でおいしい。あっつ、そういえば、むかし博多で夕方食べたことがあったけ、太宰府に行ったとき。因果は巡る~。
 地図(長浜ラーメンのあたり)

六曜社のプレート

六曜社のプレート
 お腹もふくれたので、もう一度書店にもどり、ちらちらみた。今日は気分のせいか、ミステリばかりさがしていた。以前はコンピュータや科学ものばかりだったが、日によって好みが変わるらしい。こんど書店に行ったら、たぶん古代史だろう(きまぐれな男)な。しかし、目当ての森某さんのGシリーズの三冊目はなかった。みつからなかった。書店の人に聞くのもめんどうだったので、執着せずに(アナキンは恋人に執着しすぎたために、暗黒世界に落ちたのだからなぁ)、そのまま六曜社の地下に行った。
 この店はとてつもなく有名な店だ。Muも学生時代出入りした。さて、お味は。そりゃそうですよ、アイスコーヒを注文したのだが、サイフォンでしこしこと濃いのを造り、それをおもむろに、氷を入れたコップに流し込む。まあ、当たり前だが、作り置きではなくて、とれとれのアイス珈琲がででてくる、400円。おいしいぞ。
 地図(六曜社のあたり) 六曜社のマッチもすっきりした良いデザインです。

Hotel Fujita

Hotel Fujita
 さてと。ここで実は迷った。清水の舞台でも写して、これが京都じゃぁ~と、江戸のえどるんやその眷属一党に見せてやろうともおもったが、なあ。それじゃ、雑誌と変わらぬ。外地(?)の者達の方が、京都のことは良く知っておる。で、ホテル藤田を撮しておいた。この宿は畏友の梅翁や、南座の関係役者が常宿とする宿だから、現代の大型ホテルとはひと味ちがった、居心地のよさ。その遠景を撮っておいた。
 地図(ホテルフジタ京都あたり)

鴨川と鳥たち

鴨川と鳥たち
 三条大橋から鴨川を覗いたら、鳥たちがいた。世の中は不思議なもので、鳥を見るだけで脂汗を流す御仁もおるし、それが同時に、焼き鳥を食べるとなると目の色が変わる、むしゃむしゃと。そういう不思議世界でも、やはり鳥の姿は美しい。Muはふつうの男だから、美しい鳥をみると毛嫌いせずに、シャッターを押したくなる。撮った一枚が、この写真。鴨川が、水は少なかったが、透明で清浄に見えた。
 地図(三条大橋あたり)

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コメント

未だエピソードⅢは観ていません。

写真の鴨川の鳥はサギ?ですか?スタイルが羨ましいどす。(今ははらぼて)

京都はコーヒー店にしても、独創的な店が多いんですね。長く都であった自負と歴史がそうさせるんでしょうね。

投稿: jo | 2005年8月28日 (日) 21時56分

jo さん、2005年8月28日 午後 09時56

 ムクゲの梅爺さんは不在やから、いうけどね、この鳥は「白鷺」とちがうかなぁ。あてにせんといて。Muにはムクゲもサギも、同じに見えるからな(笑)

 独創的というてもな。そうなるんかな。六曜社、フランソワ、築地、ソワレ、進々堂……。まあ、そう言えば、古民カフェとかいう、京都のレトロな喫茶店を扱った目録も昔ありました(行方不明)。東京にも探せばあるとおもうよ。
 ただ、新横だと、スタバとか~しかないのかな(笑)

投稿: Mu→Jo | 2005年8月28日 (日) 22時11分

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