北方謙三『水滸伝』十五「折戟の章」
つまり。2005年の2月ころ、二日間程度で、13~15巻の三冊を一気呵成に読んだのです。あれよあれよと、北方水滸伝の激流に巻き込まれ、読み浸ったので、内容を判別できない(つまり、どの巻のことだったか)状態になってしまい、ずっとMuBlog にも記さなかった、のですが。
先週、手元にまた新しく二冊ほどはいってきましたので、今度そうであってはならぬ、と気を引き締めて、それはまあそれとして、読了したタイトルだけでも掲載した次第です。
16巻は、きっちり後日、どこがどうおもしろかったのか、なぜなのか、書かせていただきます。
余談
当初より感づいていたのですが、北方水滸伝は、ある意味で壮大なミステリでもありまして、上述の三巻分も、書けばネタバレという恐怖があったのも事実です。だれが、どんな風にして陥れられて死んでいくのかとか、どうやって梁山泊にもどったのか、助かったのか、死んだのか、結ばれたのか、勝ったのか負けたのか……。そこいらが、読んでいてもなかなかすぐには分からない、どうやって、どうして、とこういう面が多い作品ですね。
つまり。北方水滸伝ミステリ説。
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コメント
Muさんの北方『水滸伝』楽しみにしてたのになぁ。
投稿: wd | 2005年6月15日 (水) 08時45分
wdさん、2005年6月15日 午前 08時45分
ありがとう。
Muも昔の記事をいくつか読んでみて、気に入ったものもありました(笑)
残念です。が、現状は読み直して、新規に書く余力がゼロです。16や17を読んだら、記します。
投稿: Mu→Wd | 2005年6月15日 (水) 16時42分