« MacIntelとWiNtel | トップページ | 武家用心集/乙川優三郎 »

2005年6月10日 (金)

コンビニでの衝動買い

 ずっと、週に何回も立ち寄るコンビニ(セブンイレブン)が、職場の近所にある。
 地図を出せば一目瞭然なのだが、ほぼ毎日顔を合わせるので、恥ずかしいから、どこの店かはふせておく。

 しかし、もう通い始めて8年前後になるなぁ。
 と、ここで長嘆息。
 大抵午前六時台に訪れるから、客はまだ数名、すいている(八時台だと、満員)。
 このお店では、いろいろおもしろいこともあるが、それは、まあ書かないでおこう。

 最近ここで衝動買いをしている。漫画である。
 気がつくと、漫画がレジに運ばれてしまう。
 ただし、原作小説をもった漫画化である。
 三国志、内田康夫さんの光彦シリーズ、横溝正史シリーズ、池波さんの鬼平シリーズ。
 わが研究室は、毎朝漫画に埋もれていく。
 市内北部の大学のように、漫画学科とか漫画学部を造りたくなる雰囲気。

 で、結論。
 どれもこれも、原作は穴のあくほど読んだ(このたとえは、おかしいかな)ものなのに、それが画像化されると、Muはまたぞろ、紙がすり切れるほど読み出してしまう。
 なんとなく、Muは漫画っぽい人間だったのかもしれない。
 しかしなあ、保田與重郎の漫画化とか、万葉集の漫画化とか、……いろいろ想像すると、また漫画チックな笑みがついもれてしまう。

|

« MacIntelとWiNtel | トップページ | 武家用心集/乙川優三郎 »

小説木幡記」カテゴリの記事

コメント

おばんです

私も毎朝、コンビニに立ち寄ります。お茶とサンドウィッチを買います。コーヒーは会社の自動販売機で買います。

最近は、コンビニで廉価な漫画が売られていますね。これは、コンビニが販売網なんでしょうね。本屋ではなさそうです。

私は、植田まさし ファンなので、彼の漫画がでると買います。彼の漫画は殆ど全て自宅にあります。

孫の小学一年生の女の子が、漫画の裏表紙に自分の名前と”ジジイ”と落書きするので、レベルが同じように見られているようです。

投稿: jo | 2005年6月10日 (金) 21時45分

joさん、2005年6月10日 午後 09時45分
 いま植田まさしさんをgoogleに聞いたら、なんだか、Joさんの幼い頃そっくりな(と、空想です)少年が目に入りました。
 もしかして、姿形(内容を未読だから、性格まで分からない)は、Joさんをモデルにしてるのと違うかな。

 ところで大きな勘違いしてました。孫さんって、お嬢さんでしたか。なにやら、ジジイとは壮絶なバトルを連日繰り返していると耳にしていたので、てっきり、お坊ちゃまとおもっていたら、「小学一年の女の子」とは。

投稿: Mu→Jo | 2005年6月10日 (金) 22時33分

昔は、会社であだ名が、”かりあげ君”でした。

何か、似てるそうなんです。いたずらが好きで、若い女性には持てず、会社に来るのは遅く、帰宅は早く、仕事は遅く、清算は早く・・・。

入社して同期の連中に評判でした。

しかし、なんか、憎めない奴なんですね、これが。(笑)

孫は女の子です、これが、キツイ。トホホ。

投稿: jo | 2005年6月11日 (土) 00時11分

Mu→Joさん、2005年6月10日 午後 10時33分

「若い女性には持てず」
 むつかしいな、日本語。
 文のままなれば、年増うば桜にはもててもてて、となる。
 さぞ、ごくろうなすったんでしょう、あはは。

 ところで、「かりあげ君」これも実態は知らねど、この言葉を目にしただけで、Joさんを思い浮かべることができた。さてそこで要点。
 「かりあげ君」というのは日本男性の、一つの、典型なんだと思った。
 次に、Joさんは、まさしくそのイメージによって、日本男児の典型なんだろう、と推測。

 以上、Muはけだしおもうに、わが友、畏友Joさんを上げているのか下げているのか、自分にもわからなくなった。げに、友とは、そういうものなのだろう。

投稿: Mu→Jo | 2005年6月11日 (土) 08時43分

マンガですか。
我々の世代はマンガに縁の少ない年代でした。勉強したとはお世辞にも言えませんが、マンガは、遊んでいるような風潮があったように思います。最近、コミセンの図書室で「マンガ日本史」を見つけました。手にとって見ましたが、簡略でよかったです。
何にも知らずに、分かったような顔をして歳を食ってきたみたいです。
また、新しいこと教わりました。

投稿: hisaki | 2005年6月11日 (土) 09時22分

hisakiさん、2005年6月11日 午前 09時22分

 漫画は、好きでしたし、今でも好きです。
 漫画の、私への影響はものすごく大きいようです。

 ただ。
「何にも知らずに、分かったような顔をして歳を食ってきた」
 この感慨は切実に、私も味わっています。
 それでよいと思いもしていますが。
 なんでも限りがあると。
 私なんか、世界と存在を見切った、観た! なんて傲岸な目で今にいたりました(失笑)。

 ところが、最近は。
 ああ、あれもこれも、ああ識らなんだ、知らなんだ、誤解していた、……。へえぇ~そんなことがあったんですかい! そればっかりです。

 折に触れて、年齢ともに、環境が違ってくると、目に入るものも違ってくるのでしょうね。
 いままで見えなかったものが、ある朝突然、という思いはよくするこのごろです。

 10代、20代のころに読んだ本や、見た映画、いろんなものが、別のものに見える、それが最近の楽しみです。 

投稿: Mu→Hisaki | 2005年6月11日 (土) 09時56分

先生が、コンビニで衝動買い。
 私のイメージでは、
・先生とコンビニ・・・結びつかない
・先生と衝動買い・・結びつかない
確かに、24時間営業なので、早朝でも開いてますから、便利ですよね。

投稿: 羊 | 2005年6月12日 (日) 22時31分

羊さん、 2005年6月12日 午後 10時31分

 まあね、羊さんの目にはそう映るのでしょう。
 「先生」という職業も、大変なことであると、今朝思いました。
 昔ですが、なんどか研究室に質問しにきた学生が、「先生が車の免許を、お持ちなんですか! 信じられない」と、言っていたのを思い出しました。
 なんというか。絶句ですよね。
(Muは、若い頃、一匹暴走族になりかけだったんですぜ)

 それだと、Muが日曜日なんか、終日パジャマのまま部屋をうろうろして、すぐに横になって居眠りして(居眠りとは言えないな)、ときどき漫画を見て、げたげたにやにや一人笑いしているなんて、あはは、想像外でしょうなぁ。

投稿: Mu→羊 | 2005年6月13日 (月) 08時09分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コンビニでの衝動買い:

« MacIntelとWiNtel | トップページ | 武家用心集/乙川優三郎 »