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2005年6月 8日 (水)

MacIntelとWiNtel

 昨日の新聞で、アップル社がCPUをIBM社のPowerPCからインテル社のものに変更するというニュースがあって、おどろいた。慌ててアップル社のサイトをみたところ、「アップル、2006年よりインテル製マイクロプロセッサを採用」と、たしかにあった。
 IBM社のCPUというよりも、Muなどの年代にはアップル社の脳髄はモトローラ社という印象がつよい。つまり、6809という古いCPU以来、インテル社とは別系列のものだった。それが、Macであれなんであれ、アップルの「売り」の目玉でもあった。
 となると、21世紀初頭にインテル社は、これまで以上に強大な力と「文化」を持つことが確実となった。これがいまいましく、そして、ため息のでるような閉塞世界をもたらすことになると、Muは感じてこの記事記した。
 この件、友人知人と情報交換したわけでもないし、業界通の評論家の記事を読んだわけではないが、不確かなままであっても、記録せざるをえなかった。

 どんな場合でも、一色というか、文化概念が一つというのは、脆弱だし、脆弱さを隠すため、補うために、後世からみれば笑止千万お笑いぐさになるような、全体主義・教条主義がはびこる。
 スイッチいれればウィンテル(Windows+Intel/CPU)、仕事はOutLook、ワープロはワード、表計算はエクセル、そして罹患するときは世界一斉にウィルス感染! こういう世界がまともであるわけがない。世界はウィンテル・クローン一色。文化、雅、色気の余香もないではないか。

 効率がよい、能率がよい。
 あのぅ、もしそれなら、DNAの伝搬システムがあんなカオスみたいな、どうなるかだれも予測できない方法論をあみ出すわけがない。わけのわからなさ、多様性こそ、人類の基本、そして豊かさの証。世界が国家公務員だけになったような、そういう環境を想像すると、ぞっとする。

 というわけで、朝から気炎をあげても、ちとむなしいので、筆をおく。
 Muはいろいろな事情で今年度は、Macの最上級(笑)デスクトップを導入する予定であったが、昨夜よくよく考えた上で、今朝結論がでた。導入しはする。それは事情があるからだ(二台の老朽化が第一の問題、まともな一台に負担がかかりすぎ)。で、まあ、一番廉価なものにすることにした。廉価と言っても、老朽化したものに比較するなら、50倍程度は性能が上がっている。

 CPUを変えるということは、OS以上の変化がある。と、Muなどの場合は感じてしまう。
 CEO(最高経営責任者) スティーブ・ジョブズさんとか、関係者は、他社社長もふくめて「よい選択だ」と言っているが、そう言う観点からみればよい選択だろうが、「一つの文化が滅びる」と思った昨夜だった。
 ……。

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コメント

ウワサは本当でしたね

 Muさんのお嘆き、よく分かります。
(CPUを変えるということは、OS以上の変化がある)
というのも、OSはCPUを使って動くものですから当然です。

 2年くらい前にふうてんはこのウワサを聴きました。
当方は理科系でないエンジニアもどきですから詳しい理屈は分かりませんが、2年前の時点では少し(?)マークが浮かびました。
当時はインテルのチップは発熱量が大きく、ノート型PCには不向きだったからです。

 ところがその後インテルはノート用の高速のCPUを発表し始めました。
以前はシスクだリスクだとシンプルに分かれていたのですが今はそういう単純な話ではなく、インテルのノート用CPUは中身の作りはリスク的な作り+アルファになっているという説もあります。
(リスク=命令数が少ない=ゲート数が小さい=小さくて熱も小さい)
(シスク=命令数が多い=ゲート数が多い=大きくて熱が大きい)
これは半導体のゲート数の問題で、発熱量につながる問題で、それがインテルチップのハンディにならなくなってきた、ということを意味します。どちらかというとロジカルな問題です。

 もう一つは半導体テクノロジーそのもの、つまりフィジックスの問題です。
サブミクロンとか言われますが、まことに微細な世界になってきて、処理速度を決定するものが以前は通過するゲートの数と線の長さで大体決まっていたのですが、細かくなってくると、浮遊容量とか干渉とか、単純でない要素の影響の方が大きいと言われます。
これを解決するにはおそらく分子レベルでの挙動を研究する必要があります。
 このフィジックスに関してこれまで一番、金と人を注ぎ込んできたのが半導体メーカ多しといえど、インテルなのですね。
CPUの専門メーカですから命をかけている訳です。
一個のCPUのロジックスとフィジックスの為に数千人かけることが出来る半導体メーカは他にありません。

 根っこ方はインテルの独占となるとすればアップルは最上層のマンマシンで勝負するしかないでしょう。
もともとアップルのMacはそこが値打ちだったのではないでしょうか。
ファイルすらなかなか見せないOSですからCPUなんて関係ない、とも言えないでしょうか。
もともと自前のCPUでもなかったですしね。

 Macファンのみなさま、ご心配なく。
と理科系でないふうてんはエ~ルを送っておきます。

投稿: ふうてん | 2005年6月 8日 (水) 10時49分

ふうてんさん、2005年6月 8日 午前 10時49分
 さすがわ、若き日に電気工学を修めただけの値打ち、あるいはTownsの基盤を触りつくした御仁だけのことはありまする。あるいは、Muに直流と交流の違い、接点なしで充電する携帯電話電池のふしぎを鮮やかにとかれたお人どすなぁ。ほんま、感心。

 インテルはそこまで進んでおるんですか、分子の世界!
 なれど、世界中の自動車のエンジンが全部トヨタになったりする悪夢。これはぬぐいきれない。

 インテルはCPU命、かけた手間暇研鑽の内容が違う。さらにいつぞやふう爺さんに聞いたこととして、アップル社はハードだけやない、ソフトの会社、OS開発だけに2万人程度の人材を投入しとる、と。そんな会社、日本にあらへん、と。
 土台根本がインテル、人間との界面がアップル。そやから、ふう爺の結論は、「心配ない」と、ですとな。

 ならば、しばしこの件、放念しときます。
 まあ、来年以降、マックもウィンも、エミュレーション無しで走るハイブリッド・コンピュータ、導入時どちゃらかを選んでください、両方必要な方はアップル社に巨額のOSライセンス料を別途口座ふりこみで(苦笑)、てなことになるのかなぁ。

投稿: Mu→ふうてん | 2005年6月 8日 (水) 12時14分

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