« NHK義経(14)源三位頼政の宇治平等院 | トップページ | 金魚と住む、平成17年の春 »

2005年4月10日 (日)

てんじんがわ:天神川の桜海・平成十七年

天神川の桜海平成十七年(京都市右京区・天神川四条~五条天神川)マピオンBB地図

承前

天神川桜姫

天神川桜姫
 今年の桜姫はこの方です。平安朝の姫君の風情であります。
 さて、平成十七年は春四月、今年もやって参りました。今回は、少し上に上がって、見下ろした風景が多くなりました。下界を観ていると、桜の海と見まごうばかりでした。昨年話題になった「塔」も、まさしく西欧風湖上に浮かぶ、城というよりも、灯台に見えてしまいました。
 このぶんだと、来年あたりは、長靴はいて天神川にはいり、桜の海底を見上げているかも知れません(笑)。

天神川桜十号

天神川桜十号

桜園道

桜園道

桜岬遠望

桜岬遠望

桜岬灯台

桜岬灯台

柳桜をこき混ぜて

柳桜をこき混ぜて
 みわたせば、柳桜(やなぎさくら)をこきまぜて、都ぞ春の錦なりける(古今集/素性法師(そせいほうし))と、古歌にありますが、この天神川には柳も多い。たしかに古今和歌集らしいなんとなくのびやかな明るさを感じてしまう和歌です。新古今なんかですと、もう少しひねりがあって、幽玄というか暗い情念がこもるようなのですが。{柳の色、桜の色、都、春、錦}この五つの言葉には、華やかな明るさがあります。
 そして、Muは古典の注釈をしているのじゃなくて、つまり、この天神川の桜は明るいのです。二条城の夕桜に比べると対極にある桜ですね。
 Muは明るさも、そして幽冥定かならぬ黄昏れも、好みです。贅沢ですなぁ。
 巻頭の天神川桜姫(つまり天神川十号)は、素性法師の歌に姫を点描したなら、きっと上手に溶け込むことでしょう。

|

« NHK義経(14)源三位頼政の宇治平等院 | トップページ | 金魚と住む、平成17年の春 »

イメージの素」カテゴリの記事

地図の風景」カテゴリの記事

コメント

京都にもいろんな桜が

 いろんな桜があるのですね。
だいぶんに体調も戻ってきたとお見受けします。

 学校の近くの川は桂川だとばかり思っておりました。
意外な(伏兵)がいたので驚いています。

 佐野藤右衛門邸の桜もさすがに凄いですね。
学生時代、京都にいて、ちっとも桜の記憶がありません。
桜以外のものに気をとられていたのでしょうか。

投稿: ふうてん | 2005年4月11日 (月) 01時37分

ふうてんさん| 2005年4月11日 午前 01時37分

 桜は季節限定、時期限定品ですので。
 日々天神川をながめくらしてもいないし、桂川のそばと
 言った方が実情に近いです。

 佐野さんのおうちは、観光地でもないし、宣伝もないしで、桜好きの方とか、図書を読まれた人とか、縁のある人が来るのでしょうね。

投稿: Mu→ふうてん | 2005年4月11日 (月) 05時29分

 ふうてんさんがおっしゃったように

 ”世の中に たえて桜のなかりせば
     Muの心は のどけからまし”

 もし世の中に、全く桜がないとするならば
 Muの心は、どんなにのどかでありましょう。
(桜の花が咲くので、Muは悩殺される!)

 の世界ですね。

 今年の桜シリーズNo.1は「天神川桜姫」でした。
水面(みなも)をバックにした桜姫が、可憐で美しいです。

投稿: wd | 2005年4月11日 (月) 09時08分

天神川桜模様

桜と水面は相性がいいんでしょうか?

中目黒の目黒川の桜をblogで紹介しましたが
川の岸に咲く桜が何故か、安心できます。

お堀端で咲く桜も人気が有り、ワシントンのポトマック河畔の桜も人気なり。

どうやら、桜と水は不可欠な関係のようですな。

投稿: jo | 2005年4月11日 (月) 10時42分

wdさん、2005年4月11日 午前 09時08分
 天神川桜姫がお気に召しましたか。
 今期は、Muとしても写真選定(ベストスリー、とか)を後日するつもりですので(笑)、その節はまたコメントお願い致します。

投稿: Mu→Wd | 2005年4月11日 (月) 18時11分

Joさん、 2005年4月11日 午前 10時42分

 桜と水ですかぁ。
 桜と錨もたしかに、水ですな、海軍だから。

 吉野山は、山上の桜って、水とは縁があるのかな。
 わからぬことが、まだまだありますね。

 毛虫や落ち葉、散った花を綺麗に水に流すために、川のそばに植えたのかも知れませんでぇ。(嘘とおもうけど)

投稿: Mu→Jo | 2005年4月11日 (月) 18時18分

こんばんは(初めまして)。天神川の、この付近のことを何と呼ぶのかと調べ探していたらこちらへまいりました。
桜の時期にここを通ったのは初めてだったのですが、ほかの場所の並木にないような印象を受けたのです。記事を拝見して、そうか、明るさ──に気がつきました。
来年、川底から見上げた写真を期待しております(笑)

投稿: hwatattama | 2005年4月14日 (木) 00時41分

hwatattamaさん 2005年4月14日 午前 12時41分

 お初です。まるでご尊名は、ダビンチコードのアナグラムみたいですね。前後左右させるとご本名がでそうな予感。でても、わかりませんが。
 来年は川底からの話ですが、底が深い川ですから、降りるところをまず今年中かけて捜さないと無理ですね。
 そして深夜早朝人のいないときでないと、救急車、パトカー、レスキュー隊が出動する雰囲気です。
 まさに。
 桜狩りも命がけ、来年をお楽しみに。
 (一本足三脚にカメラを付けて、それとなく逆さまに、川底まで延ばして撮して掲載するかもね)

投稿: Mu→hwatattama | 2005年4月14日 (木) 12時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22035/3639230

この記事へのトラックバック一覧です: てんじんがわ:天神川の桜海・平成十七年:

» 天神川五条下がるの桜:20070404 [MuBlog]
承前:天神川の桜海・平成十七年(MuBlog) 朝日に匂う川面桜  4月4日の天神川五条下がるの桜だった。丁度入学式の朝まだき、7:05のタイムスタンプが入っていた。それでも朝日は温かかった。同じソメイヨシノのはずなのに五条上がるの桜はまだちらほらだった。そんなことに気付いたのは、もうこのあたりに15年通っているのに、... [続きを読む]

受信: 2007年4月23日 (月) 22時16分

« NHK義経(14)源三位頼政の宇治平等院 | トップページ | 金魚と住む、平成17年の春 »