たつみだいみょうじん:辰巳大明神の桜と柳
白川辰巳橋・辰巳大明神(京都市東山区元吉町)MSN地図
承前(白川辰巳橋)
辰巳橋枝垂れ柳桜
この写真は、柳桜をこき混ぜた辰巳橋バージョンで、来年はもう少し上手にするつもりだ。木幡に帰ってから「しまった、もう数枚撮っておけば、……気に入りの写心だ」と思った。
今となっては、来年のお楽しみ、というところだ。
辰巳柳
桜よりも、柳に気を取られた。こうしてみると、春の柳はよいものだ。それこそ、桜は向こうに霞んでいる。
辰巳桜
辰巳大明神の周囲は人でいっぱいだった。その間隙をぬって写してみた。
実はMuの右手後方に茶店があって、そこへ約百メートルほど行列があった。我が葛野の始業時とおなじく、若い女性が群れていた。もちろんその中に、カップルも三割ほど。なにか美味しいお店のようだ。花より団子。
辰巳大明神夜景
みんな、賢そうに見えた。
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コメント
(1枚目)
舞妓さんのかんざしのようですね。
(2枚目)
柳・・・奈良の朱雀門の通り、朱雀大路にも植えられているのは柳です。
朱雀門のところに「桜が植わっていたらいいのになあ~。」と私が言ったら、友人が「昔の通りには、柳を植えることになっていた。」と言いました。「なんで?」と聞いたら、「・・・。」でした。
(3枚目)
やっぱり京都は、すごい人ですね。
(4枚目)
信心深い?
「辰巳大明神」は技芸の神様ですから、私は”明日大きな大会があるから、バトンを落とさないように”とか、”上手く踊れますように”とか、そんなことをお願いしている姿に見えました。
(いや、案外、図書館学の気むずかしい先生の単位を落としませんように・・、かな?へへ。)
投稿: wd | 2005年4月15日 (金) 08時59分
wdさん2005年4月15日 午前 08時59分
コメントありがとう。
かんざしは、枝垂れ柳や桜を意匠としたのでしょうね。
いわれてみてはっきり分かりました。
来年は、というよりも今年は、先年の梅安さんとの暗黙の約束があるので、平安京と、現在の京都風情を、上手に記録していくつもりです。
寺社仏閣だけが京都じゃないという点を、検証したみたいです。
投稿: Mu→wd | 2005年4月15日 (金) 12時15分
江戸でも辰巳芸者と言う言葉がありました。
深川芸者の事を江戸城の東南にあたるので、辰巳芸者と呼んだとGoogleは言います。
祇園も京都の内裏から東南にあたるので、辰巳と呼ばれたんでしょうかね。
華やかで、よろしいなあ。
投稿: jo | 2005年4月15日 (金) 15時04分
joさん 2005年4月15日 午後 03時04分
そういえば、古い人が「わが庵は、都の辰巳 しか(鹿)ぞすむ、世を宇治(憂し)山と、云々かんぬん、〜」と詠んではりました。(わいの家は京都の東南の宇治やけど、鹿がいるような田舎やで。宇治いうにゃけど、ウジウジしてるって、わいのこといいよるなぁ)
と、その辰巳・芸子か舞子でっか。しらなんだぁ。
↑この歌の解釈には欠陥があります。ついでまでに。
投稿: Mu→Jo | 2005年4月15日 (金) 15時17分
色街の匂いが・・・
神社仏閣の健康的で静謐な桜とも、庭園や公園の絢爛豪華な桜ともどこか違いますね。
柳と一緒のせいもあるのでしょうか、夕暮れのせいもあるのでしょうか、辰巳橋という名前のせいかもしれないけれど、窓にまだ明かりは灯っていないけれども、お楽しみはこれからでっせ、と客を待つ街の雰囲気が感じられます。
街に溶け込んだ木々の表情がよろしいですね。
今年は(平安京)の取材にリキがはいるようで、楽しみです。
投稿: ふうてん | 2005年4月15日 (金) 17時19分
ふうてんさん| 2005年4月15日 午後 05時19分
先斗町とか木屋町は、結構新興さんが進出して、場違いなところも散見しますが、辰巳橋界隈は、どうにも他にはない空気がありますね。
川と柳、桜、整った軒並み、そんなこんなが一緒になって、ああなるのでしょう。
また。京都のネイティブも歴史的にもまれているから、異境のものがハッとするような造作、演出に巧みなんだと思います。
残念ながら、我が葛野は、近所にモーターズが多くて、天神川や桜はあるけど、軒並みは、まあ新興地、新開地ですな。
タクシーにのったとき、太秦育ちのドライバー(70前後)の話では、葛野は昔、見渡す限り田圃と畑やったらしい。うむ。
まあ、葛野が辰巳橋みたいやったら、Muの滞在時間は20時間に延長されるわな。(現在平均12時間)
ほどほども、よろしな。
投稿: Mu→ふうてん | 2005年4月15日 (金) 18時46分