ふしみこうのやなぎ:伏見港の柳
伏見港の柳(京都市伏見区南浜町)MSN地図
伏見港全景
残念に思い四月になって再び訪れました。最初にたどり着いた長建寺の糸桜は満開ではなかったのですが、目を奪われる華やかさでした。その後で、この伏見港界隈の「柳」の良さを十二分に堪能したことを、本日の報告といたします。
長建寺前の柳桜
酒蔵達の糸柳:糸のように見えたので糸柳(Mu)
伏見港の枝垂れ柳
柳と酒蔵と雪柳
寺田屋の柳桜
写真は写心。
しかしこの日は、桜と柳の紗を通して、寺田屋提灯をかすかに写し撮りました。
いまは、まだこれでよいのです。
こうして伏見港界隈は、長建寺をのぞいて、柳の国だとわかります。
もちろん、舟遊びをすればまた別の世界も開けることでしょう。それは後日のお楽しみ、とはいうものの、もう桜の季節は過ぎてしまいました。四月半ば以降では、山桜や、山中の常照皇寺のようなところでないと、桜花乱舞は目にできないでしょう。だから、来年まで狂おしく待つしかないのです。
しばらくは、MuBlog の観桜記で無聊を慰めてくださいませ。
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コメント
いやはや凄いですね
この狂乱の柳たちは一体どないしはったんやろ?
と言いたくなるくらいよろしいですね。
案内の地図からたどりますと木幡からほんの3キロほどのところに、こういう川が流れ、かっては(港)があったのですね。
桜、柳の写真を拝見しますと先生ずいぶん肘やら肩やら回復されたようですね。
(そんで調子にのって、ついやりすぎてなあ)
と夏頃におっしゃる様子が目に浮かびます。
ええカメラ買うたら・・・ちょっと心配ですね。
当方も(ハイビジョン・ビデオ・カメラ)は当分買うまいと心に決めております。
投稿: ふうてん | 2005年4月16日 (土) 01時54分
ふうてんさん、2005年4月16日 午前 01時54分
この場所は、くだんの鳥せい本店から徒歩数分なんですよぉ。驚くでしょう?(笑)
ところで、肩肘は、信じられないくらいに「マウス専門症」なんです。要するに左手でマウスを握る、ないしそれをイメージするだけで、右半身に電気が走る。だから、カメラ持つにはほとんど痛痒がないのです。
いや、今夏はシャッター症候群、シャッター押すふりするだけで、痺れるかもな。
で、肝心なこと。
その「ハイビジョン・ビデオ・カメラ」って、なんとなく興味津々。SONYとかキャノンで市販されてるんですかい。それを使うとNHKスペシャルなみの綺麗な映像が素人でも撮れるんだろうか。
値段。心配やな。まさか、家うり車うらないと、入手できないもんじゃろうか。
それに重さ。Muは非力やから、いまのちっこいSONYでも一脚つけると、重いなぁ。
ああ、助手をつければよいのやね。JOさんみたいな身軽な(笑)
ふうてんさんを助手にはしにくいなぁ。イメージするだけで、胃が痛くなるぅ。一カットとるたんびに、口論になりそうやで。
投稿: Mu→ふうてん | 2005年4月16日 (土) 06時55分
『御宿かわせみ』にでも出てきそうな、深川の風情がありますね。
昨夏、寺田屋を案内してもらったときに、このあたりもぐるっと車で一周してもらいました。
伏見にこんなところがあったなんて、驚きました。
今年の夏は、酒蔵めぐりをしたいです。
投稿: wd | 2005年4月16日 (土) 10時53分
wd さん、2005年4月16日 午前 10時53分
結構遠方まで、でかけるのですね。
ただ、このあたりは車はあんまり似合わないでしょうね。徒歩ですね。駕籠はなさそうです。
なにしおう酒豪のような記事散見、酒蔵めぐり、地酒めぐりなんかしたら、……。
で、カッパカントリー黄桜は、多分今でもあると思いますが、以前地ビールを造っていました。お試しあれ。
投稿: Mu→Wd | 2005年4月16日 (土) 16時38分
素晴らしい写真と風景です。
写真だけ見てると、素晴らしい場所みたいやね。まさか伏見とはおもえないどす。
日本にもまだまだ素晴らしい場所があるんやね。今度、帰省の折には”写真通りか?”観察に伺います。
投稿: jo | 2005年4月16日 (土) 22時48分
joさん、2005年4月16日 午後 10時48分
以前どこかで記しましたが、Muの写真よりも現実の方がよろしいです。空間の手応えを写真ではまだだせません。
しかし、Muも以前は伏見界隈といえば、鳥せいと寺田屋と大手筋のお好み焼き屋くらいしか知らなかったんですから、灯台もと暗し。
伏見港界隈を「佳い」と思い出したのは、ここ数年のことです。
客観的に考えると、心のゆとり、つまり花を愛でるゆとり、つまり「けつまくり」(笑)の境地なんでしょうなぁ。
説明:あれこれなさねなばならぬ、ちゃんとしないといけないという、矯正感、拘束感が長きの人生あったわけでして(外野:うそやぁ)、そういう緊張感をとっぱらうと、花も風景も違った色合いをもっていたことに気づいたのです。
投稿: Mu→Jo | 2005年4月17日 (日) 06時12分