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2005年4月 9日 (土)

ぎおん・まるやまこうえん:祇園円山公園の夕桜平成十七年

祇園円山公園の夕桜平成十七年(京都市東山区祇園町)マピオンBB地図

承前

八坂神社の正門
 八坂神社の南にある正門は、宵山や大晦日のように賑わっておりました。神社境内にも、隣の円山公園にも屋台が所狭しと並んでいて、人であふれかえっておりました。夕暮れ、夜桜花見が祭礼の一種と思えばよいのだと思いました。

薄暮桜

薄暮桜

枝垂桜の妖精

枝垂桜の妖精

夜光桜

夜光桜

 せっかく夕桜を写した割には、今年のMuはすこし静かになってしまいました。
 相変わらずの人の波に、Muは日頃に似合わず、喜んでおりました。大勢の人に溶け込んでしまうと、いつもある「自我」の緊張が解きほぐされていく思いがしたのです。大抵は、雑踏や行列を極端に忌避するのですが、夕桜には不思議な心象風景があるのです。
 ただ。
 桜木が痩せておりました。年々歳々、歳々年々、人だけではなく、実は花もうつろい行くのでしょう。
 桜花の妖精は、ちゃんとそこに居りました。
 妖精は不死ですが、相は変化するものなのでしょう。
 そういう感慨にふけってしまいました。

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コメント

 平野神社で、ここの枝垂れ桜のおじいさん桜を見ました。 そのおじいさん桜も、少し元気がありませんでした。

 奈良「氷室神社」の枝垂れ桜は、周りの石垣を壊して、再び土を入れて石垣を作り直したところ、翌年からたくさんの花を咲かせるようになったそうです。

 木の根が十分に張れるほどの、土壌も大切なのだなと思いました。

 ”枝垂れ桜の妖精”の写真だけは、モノクロにされたんですね。Muさんの心に宿る妖精はこんなイメージなんでしょうね。

投稿: wd | 2005年4月11日 (月) 09時01分

モノクロではないでしょうね。

黄昏迫る光と闇が作る白黒と見まちがう景色ではないでせうか?

不気味な枝垂れ桜ですね。おばけがでそうです。

そういえば、橋のたもとで出る幽霊はいつも、枝垂れ柳? の下でしたな。

昼と夜の交代の微妙な時間は妖怪が跋扈する時間であると、何かの本でそういえば読んだ記憶があります。

見事な写真と桜でした。

投稿: jo | 2005年4月11日 (月) 13時11分

wd さん、2005年4月11日 午前 09時01分
 数日前に氷室神社の写真をみましたが、たしかにものすごいですね。

 で、ここで妖精と名付けたのは苦渋の結果でした。
 まあ、今春の円山公園桜は、複雑だったのです。
 つまり、イメージとズレがありました。
 といいながらも、薄暮桜は、気に入っております。ライトがまだ柔らかにさしているところにです。

投稿: Mu→Wd | 2005年4月11日 (月) 18時08分

joさん、2005年4月11日 午後 01時11分

 実はね。これは、Muが持つSONYディジタルビデオで最後のサービスだったろう、暗視装置、つまりナイトショットを使ったんです。
 この仕組みは、いろいろ悪用されたので、おそらく現在の機器にはないはずです。暗視だけじゃなくて、他の用途がはやったようです。

 で、なぜ使ったか。
 要するに、苦肉の策。
 もう、思い切って書きます。
 Muは、枝振り、花ぶりの衰えを観て、悲しかった。
 と、いうことです。
 正視できなかった。
 だから、桜木の本質を観た。つまり、その暗視の効果はしっていたから、ディフォルメしたのです。

投稿: Mu→Jo | 2005年4月11日 (月) 18時23分

こんにちは、お久しぶりです
大好きな円山公園の枝垂れ桜の今年の画像が見られて
とても嬉しくなってしまいました。
祇園に近いせいか、円山公園の枝垂れ桜は艶っぽい感じに
思えます。
好きが高じて、円山公園の枝垂れ桜の兄弟桜を井手町の
地蔵院まで見に行ったことがありました。
円山公園の枝垂れ桜が昭和22年に枯死したとき、
この地蔵院にある桜の先代の親木から株分けして植えたのが
現在ある円山公園の枝垂れ桜だそうです。

この地蔵院は山の中腹にあり、斜面にそそり立つように
枝垂れ桜の大木が花を咲かせているのですが
暮れて行く空に、桜を見ると墨色のシルエットになっていて
その下に井手の町がぼんやりみえて、なんていうか
きれい過ぎて切なくなる感じです

あと二条城の横、神泉苑の近くの駐車場で咲いている枝垂れ桜は
円山公園の桜の子供の桜だそうです。
京都市内に円山公園の枝垂れ桜の
子供ってどれくらい存在しているんでしょうね?
たくさんあるといいですね。
訪ねて歩くのも春の(旅行者の)楽しみです。

投稿: hiromi | 2005年4月16日 (土) 21時54分

hiromi さん2005年4月16日 午後 09時54分
 おひさしぶりです。(と、仮想知り合いの醍醐味をblogで味わうようになりました)

 ずいぶんおくわしいというか、桜史にまめなんですね。そういうことも知らずに眼前の桜をファイダーでながめていた今春でした。
 お話をうかがうかぎり、桜の森は、優れた桜守さんや、それをもり立てる地域の人達の「気持」があるかぎり、年々優婉境地をみせてくれるわけですね。

 造園業、植木屋さん、ひごろはまったく縁のないひとたちですが(新築したり、庭をつくったりしないから)、桜との接点で、Muは今後もお世話になっていくのだと思いました。

「暮れて行く空に、桜を見ると墨色のシルエットになっていてその下に井手の町がぼんやりみえて、」

 こういう世界を、来年はさがしてみたいです。

投稿: Mu→hiromi | 2005年4月17日 (日) 06時02分

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受信: 2007年4月 8日 (日) 17時18分

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