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2005年4月17日 (日)

茜流:2005年春

承前

 土曜日の朝、ラジオで京都の桜特集があった。
 都の桜〆は仁和寺の、地を這うような御室桜と言っていた。で、某所で美味い蕎麦を食べた後、葛野出勤を急遽変更して(土曜日だしな)、仁和寺へ奔った。が、車を止められない。あきらめるしかない。

 しかし、葛野へ行って仕事するのも、この土曜の春、むむ。
 しばし熟考。
 あ、あそこがあったんだ!
 あそのこの桜は、ゆっくりだったはず。

 それでこの日は、岡崎公園で長時間待ち行列し、ようやく地下駐車場があき、そのあと地上に立ったのが12:30だった。
  岡崎公園地下駐車場(京都市左京区岡崎)マピオンBB地図
 さっそく平安神宮に参り、鑑賞券600円を報謝して入ったのが、平安神宮神苑、我が知人なら喜ぶだろう「谷崎潤一郎先生、『細雪』より、八重紅枝垂桜」の世界がわっと迫ってきた、……。爛熟だった。

 と、しかし、それはさておき。(笑)
 神苑を十分に楽しんだ後、さて帰ろうと思ったとき、彼方より聞こゆる神妙な神振りの音。
 ああ、あれは昨年目を奪われた、「御神楽 笠井社中」では。
 ~
 今年もよかった。千に一つ、気に入りの写真も手にした。
 霊悦なり。

 しかし、なんですなぁ。
 その後の、件の茜流むらさき太鼓も、ここまできたからには、見捨てて帰るわけにもまいらぬ。
 撮りました。
 まるで、「カメラ爺さん」のノリでした。
 なんとなく、女優さん達の目線がチラリとMuのカメラに残っておりました。MuBlog での検索にも結構「茜流」が多く、それとは関係はないでしょうが、この日の観覧者は鈴なりでした。

 うわさ話も耳に入りました。
 老夫婦でしたが。
   「人に聞いてきたんやけどな、どんなんかな」
   「さっき幕のそでで衣装やら雰囲気みたけど、何となくインド舞踏みたいやね」
 笑うべきか、ただすべきか、Muはしばし沈思黙考したが。
 なに、観ればわかる。

独り太鼓

独り太鼓
 昨年とは少し顔ぶれも変わったようですが、この方は太鼓部門で、本年も花形のように見えました。舞台中央での乱舞乱打は、観衆を惹きつけます。実際は、大勢の人と一緒に打っているのですから、ソロではないのですが、雰囲気的にはそう見えました。
 ものすごい迫力です。お腹にずんずんと響いてきます。これが長時間つづくと、おそらくご本人にも、観客にも神様が降りてくるのじゃぁないでしょうか。

姫様繚乱

姫様繚乱
 沢山の、娘さん達が舞っているのをみていると、先年からふうてん梅翁さんをはじめ、皆さんにお約束の「Mu流平安朝絵巻」は、まずこの地、京都岡崎は平安神宮から始めたらよかろうと思いました。
 つまり。平安神宮で昨年も今年もこの茜流むらさき太鼓を観たというのは、それが神意だと思ったのです。現実の平安神宮は明治創建のものだし、茜流はおそらくOLや学生やその他市井の人達が演じていることです。
 しかし、それが織りなす雰囲気が、Muのイメージを刺激しだしたのも事実です。

恍惚の茜流

恍惚の茜流

 というわけで、ひとしきり太鼓のリズムと音と、あでやかな踊り、舞、乱舞乱打を堪能したあと、岡崎をでました。宇治に戻ったのはまだ四時ころでした。たくさんの平安神宮神苑写真を、さて、どう案内すべきかと思っている間に、夕食まで眠ってしまいました。
 まことに、穏やかな、そして明るい土曜の終日でありました、とさ。

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コメント

確か、昨年のBlogでも茜流が写真で紹介されていましたね。

元気な姫さん達が太鼓を叩く写真とか、あでやかな着物姿でしたね。毎年同じ行事をBlogするのも、定点観測としてよろしいな。

投稿: jo | 2005年4月17日 (日) 09時48分

joさん、2005年4月17日 午前 09時48分

 御神楽(後日掲載)と、このむらさき太鼓は、昨日土曜に、昨年と少しは変化もあるのですが、見終わって落ち着きました。初めて観たのが、ちょうど、昨年blogを開設して一ヶ月後くらいでしたから、創業以来の贔屓という趣ですね。
 こういうイベントは、Muの人生では滅多に経験しないものなので、印象も強いのです。

投稿: Mu→Jo | 2005年4月17日 (日) 11時01分

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