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2005年1月 3日 (月)

0501030・DVD三昧の年末年始

 年末年始、DVDを3つも見て、今夜はNHK大化改新を録画して、その上、午後にはおそらく一つ見る。
 一体なにを見ているのだろう。
 と、だれも興味を持たないだろうが、後代のために少しメモっておく。

 ところで。
 映画とMuとは意外どころか結構めったやたらに縁が深い。高校生、浪人中は年に何回もスカウトされた(笑)。すぐに逃げたからようわからぬが、日活ロマンポルノじゃなくて、東映時代劇だったと思う。いやすでに鶴田・高倉の任侠路線時代だったか。
 居住地が京都市右京区だったのと、通学区、遊び場がいまある太秦映画村ちかくだった。だから、映画村も出来ぬ時代から、あのあたりで石を投げると、関係者にあたるくらいに、映画映画映画の町だった。当時の知り合いにも、何人も大スターの係累がいた。
 学生時代、出始めの菅原文太に眼科医のアルバイトで、あれこれ指導したこともあったぞ。「そのスリッパを使ってください」「健康保険証をすぐに出してください」とかね。
 もっとも、浪人中は誘いの三つに一つは自衛隊員にならぬかと、そんな誘いも交じっていたが。いまごろ、刻苦勉励し防衛大学校戦略戦史學教授になっていたかもしれない(失笑)。

 大体バスのベンチシートが危なかった。前にきざっぽい大人が座ると、たいてい近寄ってきて名刺をわたされた。「君、いまなにしてるの?」で始まる。おお、おもいだしたくもない青春の残滓というか、断端なりや。

 で、たしかに浪人中、大学生中の趣味と言えば、読書よりもバイクと芝居と映画の梯子だった。ようするに、古きコテコテのクサイほどの芸術至上主義者だったのだろう。だから、現在もそういう若者を見かけると、半分は苦々しく、苦笑しつつ、残り半分は何とも言えない親しみを感じてしまう。

 と、ずいぶんなマエフリだが、映画のタイトルをここで明かすのが気恥ずかしい。梅翁なら、黒沢に小津に、……、とカッコウつくし、Joさんならガメラがどうのと、半分お笑いになるだろうし、どうにも中途半端で恥ずかしい。
 いきつけのmorioさんなんかの見ている映画と比べると、もう、赤面。
 ……
 恥ずかしながらも公開するのは、結局この手の作品がめっぽう好きなんだろうと、自覚。

1.ヴァン・ヘルシングVan Helsing
2.ハリー・ポッターとアズカバ...HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN
3.イノセンス スタンダード版
4.APPLESEED(今日の午後予定)

 で、良かった。どれもこれも感動してしまった。
 自己分析してみると、Muは人間がでてくる映画や小説は嫌いみたいだ。司馬さんの義経だって、おお、これも今日中に下巻読了予定、いそがしい、義経がまともな人間であるはずがない、軍神だったのだろう。風雪梅安一家の三人のオジキを眺めてみると、Muほど、映画小説に日常まともな人間を、見たくない者はいない。
 なぜだろう?
 多分、日常があまりにまともすぎるからだと思う。
 韜晦でもなんでもない。
 毎日判で押したように出勤し帰ってくる。
 やることなすこと、昨日と今日と明日に、まったく異なりがない。
 そんな自分の分身を、わざわざ映画や芝居や小説で、みたくもない。

 さて、またDVDをなにか選んでおこう。夏休みと大晦日のために。
 こういうとき、木幡研は相談役が多い、助かる(笑)。

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コメント

太秦映画村で産湯につかった御仁なのですね。

産まれながら、映画人であると。梅安さんのように大学生になってから、エキストラとか俳優志願した連中とは違う訳でんな。

私は、招堤村に夏頃に巡回で来る、野外映画祭しか映画との接点は有りませんでした。映画というと、蚊が飛んで来て、広場で団扇を扇いで観るもんやと、刷り込まれてました。

学校に通うようになり、『日露戦争と東郷元帥』とか、『ベンハー』『80日間世界一周』とか、裕次郎の『紅の翼』とか
『錆びたナイフ』とか、高校生になり、卒業まじかとなり、心寄せていた同級生の女性と『エデンの東』を観に行き、それきりになり、音信不通。

そんな、レベルでありました。

投稿: jo | 2005年1月 4日 (火) 13時26分

joさん (1月 4, 2005 01:26 午後)
 いつか、我が父のことを書きたいのだが。
 で、父は本業(土建屋)が干上がると、ありとあらゆることに手を出して、生計をたてようとがんばっておりました。
 その姿を思い浮かべると、いまだに、棺桶から起こしてあげて、肩をたたきたくなります。もう、鳥べ山の煙ですがね。

 で、一時期映画俳優(大部屋とかいうてました)達の下宿屋もしておって、みんな20前後だったから、小学生のMuは毎日彼らとあそんでおりました。
 高野山高校を卒業した坊主の息子、とか。
 八百屋の息子、とか。
 大阪でラブホ(温泉マークとかいうてました)経営していた所の息子さんとか。
 えらい、いい男ぶりの名前も忘れた人とか、……。
 みんな、東映とか松竹とか、大映の若手の養成所とか、エキストラとか、なんやかんやで青春を過ごしてはりましたな。
 Muは少なくとも小学校3年、4年、5年、6年生くらいまでは、彼らがいたと記憶しています。
 懐かしいです。
 みんな、爺さんになってしもうたやろね。
 かくして、青雲の志とは、儚いものでんな。
合掌。

いや、ほんとに、なつかしい。

投稿: Mu→Jo | 2005年1月 4日 (火) 14時52分

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