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2004年12月 1日 (水)

原田勝遺贈・ミーム:ミーム・マシンとしての私/スーザン・ブラックモア

ミーム・マシーンとしての私 / スーザン・ブラックモア著 ; 垂水雄二訳<ミーム マシーン トシテノ ワタクシ>. -- (BA47723107)
  東京 : 草思社、2000.7
  2冊 ; 20cm -- 上;下
  注記: 下巻に『邦訳されている参考文献』あり: 巻末pv-vii ; 下巻に『参考文献』あり: 巻末pviii-xx
  ISBN: 4794209851(上) ; 479420986X(下)
  別タイトル: The meme machine
著者標目: Blackmore、Susan J.、1951- ; 垂水、雄二(1942-)<タルミ、ユウジ>
分類: NDC8 : 361.4 ; NDC9 : 361.4 ; NDLC : SB361
件名: 模倣 ; 社会心理学 ; 社会生物学

所蔵図書館 143 [2004/12/01 By NACSIS Webcat]

帯情報:上

文化の遺伝子<ミーム> 模倣によって伝わる文化の遺伝子、ミーム。この概念でまったく新しい答えを導く。革命的文明論!
 なぜ、人間だけが文化をもつのか。高度な技術や言語、宗教は、なぜ存在するのか。それは人間にだけ、模倣の能力があるからだ。人間だけが何かを模倣することができる。
 ファッション、技術、イデオロギーなど、すべての文化は限りない模倣の連鎖の中で生まれ、死んでゆく。この単純な事実から、文化の本当の姿、自己意識の正体が解き明かされる。
 リチャード・ドーキンスによって提唱された、文化の遺伝子<ミーム>の概念を深化させ、ダーウィニズムの手法を文化・文明の解明に適用した革命的文明論!

「模倣が、人間の心やヒトの脳の爆発的な膨張の進化、さらには意識的な自己とされているものの進化をさえ説明する重大な理論の基盤となりうるというのは本当なのだろうか。……本書におけるスーザン・ブラックモアは、人をじりじりさせるほど強力な論証をおこなっている。(リチャード・ドーキンスによる「序文」より)」

帯情報:下
文化は進化している! 人はなぜ考えずにいられないのか? 言語の起源は? 生物学では決して答えられないこの問いに、ミーム学が挑む。

 1976年、リチャード・ドーキンスは世界に衝撃を与えた著書『利己的な遺伝子』のなかで、人間に特有な模倣の能力に注目し、模倣によって伝わる文化の遺伝子<ミーム>の概念を提唱した。
 ドーキンスは、より魅力的なミーム、つまり魅力的な文化や思想だけが選択的に模倣されて生き残り、進化が起こるという理論を展開し、進化論の手法で文化や文明を論じる可能性を拓いたのである。
 それから二十余年、スーザン・ブラックモアはドーキンスをはるかに超えたところまで、ミームの概念を深化させる。
 文化とは何か、私とは何か。
 この問いにミームの概念がまったく新しい答えを導くことを鮮やかに示す。
 本書は、『利己的な遺伝子』以上の衝撃で人間観の変革を迫る、著者渾身の意欲作である。

「もしあなたが誰かの真似をすれば、何かが伝えられる。この「何か」は次に、さらにまたその次に伝えていくことができ、かくしてそれ自身の命をもつことになる。それを、思想、指示、行動、一つの情報……と呼んでもいいのだが、それについての研究に着手しようとするのであれば、名前をつける必要があるだろう。幸いなことに名前がある。それは「ミーム」だ。(本文より)」

以下制作中↓

目次情報:上下
序文 リチャード・ドーキンス
訳者による用語解説
はじめに
1 奇妙な生き物
2 ミームとダーウィン主義
3 文化の進化
4 ミームの視点から見る
5 ミームをめぐる三つの問題
6 巨大な脳
7 言語の起源
8 ミーム--遺伝子の共進化
9 社会生物学の限界

↓以下は下巻目次↓

10 セックス、セックス、セックス
11 現代世界における性
12 利他行動のミーム学的理論
13 利他主義のトリック
14 ニュー・エイジのミーム
15 ミーム複合体としての宗教
16 インターネットのなかへ
17 「私」という究極のミーム複合体
18 ミーム競争からの離脱
訳者あとがき
引用文献
邦訳されている引用文献
人名索引

著・訳者略歴
Mu注記
 翻訳文が読みやすく、内容もMu好みである。原田先生の幅広く知的な好奇心、その多様性には感心する。この図書にはいろいろなヒントが隠されているので、大切にしたい。
 ヒント、模倣、展開→ミーム・マシンとしてのMu。そういうわけなのだろう(笑)。

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コメント

私の場合は『関西弁ミーム』が強くて、江戸に35年も暮らすのに、一向に『関東弁ミーム』に侵されない。

はたまた、米国に移住しても『カリフォ~ニア・ミーム』さえも駆逐し、一向に進化しない『jo・ミーム』であります。

果たして、進化とは何か? 激変する地球環境に適応出来る能力ではないか? それを進化(生き残り)という。

『カンサイジン・ミーム』は恐るべし。

投稿: jo | 2004年12月 1日 (水) 16時02分

joさんや、 (12月 1, 2004 04:02 午後)

 まだ目次も完成していないときに、いきなりカンサイジーン・ミームなんてにぶっ飛ぶと、頭がついていけない。
 『利己的な遺伝子』は大昔読んだが、ミームについては覚えていない。
 ブラックモアさんのこの図書は、まだ好みの所を数章読んだところ。ああ、気短なJOさんやな。

 読む前に気になるのは、文明・文化は、戦争とか、わが國のように古代にあっちゃこっちゃから舟で来られた人たちとの関係。戦争で負けると文化も消えるな、普通。それはミーム遺伝子と関係するのじゃろうか。
 
 ともかく、楽しみな図書ですな。

追伸
 伝統伝承文化は、模倣が重要な要素やから、意外に我が国にぴったりするかもしれんな。

投稿: Mu→Jo | 2004年12月 1日 (水) 18時22分

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