プルートウ:Pluto(1)/浦沢直樹(漫画)
プルートウ:Pluto(1)/浦沢直樹、手塚治虫(漫画)
最近エドルンなる者に会ったら、「プルートウはヨサゲ也」と、ご託宣が下った。
さそくに、Muも読んでみんとてするなりの心。
小学館の大型判を買った。あに図らんや、漫画でした。
ところで、漫画というのは漫才の画かな、と思った。
ここで、作品内容にはふれないでおくことにする。また、手塚治虫さんと、浦沢直樹さんの、作品完成にいたるゆくたても、ふれないでおくことにする。
読んだ結果は、(2)が待ち遠しい。つまり、第一巻はとてもおもしろかった。
刑事みたいな人がおって、それがハードボイルド風で、引き込まれてしまった。
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コメント
鉄腕アトムの漫画で、確か”プルート”というキャラが出てきませんでした? 何か、悪い奴だけど、最後は正義に戻るようなストーリだった気がしますが。
これは、違う作品ですかね、しかし、鉄腕アトムの姿が見えますね。
手塚プロは梅安さんが詳しいです。私は、かれの息子と明石の人磨呂はんと数年間、”フィンフィン”という人工生物のプロジェクトでお付き合いしました。
投稿: jo | 2004年11月14日 (日) 11時24分
JOさん
実はね、小学館のこの大型判は、2冊でセット販売1700円くらいでした。もう一冊は、手塚さんのプルートウ「地上最大のロボット」原作なんです。
要するに、浦沢直樹という人が、手塚治虫さんの原作を、現代風にしたのです。と、なっています。
しかし。
私は別の作品だと思いました。善し悪し関係なく、別物です。
有り体に申せば、どっちも独立した作品ですね。
どっちが好きかとは聞かないでください。
と、言いながら旗幟鮮明が最近の信条なので。
小学校の時、雑誌少年をずっと買って並べていました。兄は冒険王でした。だから、アトム大使もそのころすでに読んでいました。おそらくプルートウも中学のころに読んでいて、昨日ながめて、はっきり思い出しました。よい、名作と思います。
で、浦沢さんの新版ですが。さまざまなミステリやサスペンスにさらされて幾年月、今のMuにとって引き込まれるほどの魅力がありました。ものすごく感動しました。ミステリより面白かった。
だから、別作品です。
追補
手塚治虫さんは、「火の鳥」を三島由紀夫さんが毛嫌いしていました。当時はやった唯物史観がからんでいますね。松本清張さんのことも三島さんは毛嫌いしていました。同じ観点と思います。
大体、若年時は三島さんの評論なんかを、自分の目にしていました。しかしMuは「手塚さんと、清張さんの事は、三島さんのいうことは聞かない」という状態でしたね。つまり、私は手塚さんも清張さんも愛読していました。
火の鳥や、三つ目が通るの酒船石解釈や、なんど読んでもおもしろい。
そんなとこでしょうね。
そうそう、TVで実写版のアトムもちゃんと覚えています。重たそうな靴を履いておりました。車を、トヨタのヴィッツRSにしたのも、あの大衆車ヴィッツがでたとき「アトムの靴や」とおもったからです。
人間の、心の動きはおもろいな。
投稿: Mu | 2004年11月14日 (日) 11時53分
昨日昼に、葛野図書倶楽部2001を覗いてみたら、狭い部屋に大猫、子猫、○猫がわんさといて、耳を聾するばかりだった。
ふと、見慣れぬ姿をみつけたと思ったら、ぬっと手をさしだし「差し入れです」と、シュークリームの山。三番隊長2003だった。
助勤の二番隊長2003を慰問にきたようだ。
そこで、ひとしきり「プルートウ」話に花が咲いた。
Muが小学館版の、手塚原本と、浦沢版を読んだことが話題になったようだ。両、旧隊長ともそれぞれ廉価版!や、連載版を読んでいるらしい。
現代を理解していないMuの驚きがあった。
つまり。
Muは、それらはずっと「少年」の読むものだとかんがえていたわけだ。だが、意外にも、「少女(苦笑)」にも愛読者が多いようなのだ。
三番隊長2003のお奨めは「浦沢さんの20世紀少年」とか言ってくれた。そこでひとしきりまたわやわやと、ああでも、こうでも、……。
そういうわけで、プルートウの手塚原作本を木幡から葛野に暫く移して、旧隊長らにお披露目することになった。
まこと。
うむ。
最初に「とうちゃん、これよい。買いなさい」が、エドルン君。
「センセ、手塚オリジナル、おもちなんですね」が、二番、三番2003。天道循環のことわりなり。
投稿: Mu | 2004年11月19日 (金) 04時11分