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2004年11月20日 (土)

2004/11/20(土)大津絵のこと

 されば天智紀六年(667)、都は飛鳥から近江の大津に遷った。正確に記すと、天智の母にあたる前代の斉明天皇は晩年、飛鳥の「後岡本宮(のちのおかもとのみや)」から九州に遷り、福岡県朝倉の「広庭宮(ひろにわのみや)」で亡くなられたので、福岡から近江の大津に遷ったことになろうか。もちろん、後代の天武天皇はまた飛鳥に戻ったので、近江朝へ遷ったと言っても、飛鳥の施設はそのままあったのだろう。
 近江大津宮跡(地図)は、滋賀県・大津の近江神宮近くと推定されている。滋賀県大津市錦織(にしごり)に遺跡がある。
 しかしなんですなあ。
 大津といえば、大津皇子はMuBlogでもいくつか記事にしましたが、この「大津」という地名を冠した「大津絵」が、わが宇治は木幡研究所の壁に数枚飾られているというのも、奇縁。
 奇縁と記したが、皇子の大津さんとは関係はなく、江戸時代に三井寺周辺(同上地図)で売られていた素朴な、民芸絵画だったらしい。肉筆から版画に移ったようで、写真は版画である。

木幡研の大津絵:仏さん

木幡研の大津絵:鬼さん

木幡研の大津絵:猫と鼠と瓢箪

 仏さんも、鬼さんも、猫鼠も可愛らしく描いてある。
 調べてみると、それなりに由緒があって面白い。
 仏さんなのか、坊さんなのか穏やかなお姿に心が和む。
 私は鬼の表情が見飽きない。「鬼の寒念仏」というらしい。
 猫が鼠にたらふく飲ませて酔わせて、うふふ。

参考サイト
  大津絵の店
  大津市立歴史博物館(絵画
  大津絵美術館(円満院門跡境内)
  賜死皇子大津[MuBlog]
参考図書
  神々と天皇の宮都をたどる/高城(たき)修三[MuBlog]
お笑い参考記事
  しかし、なんですなあ篇/ふうてん梅翁(2004/04/25)

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コメント

大津絵 初めて知りました。

これは、見てると鳥羽僧正の鳥獣戯画と路線が通じますね。動物を描く線が柔らかくて、躍動感があります。そして、暖かいですね。

そして、ユーモアがある。この路線が現代の漫画とアニメを生み出したんでしょうね。

ここは比叡山の麓で坊さんも仰山おられたんでしょうね。そして、商業も発達した商業都市。坊さんのアルバイト稼業あたりから、生まれたんでしょうか。

雷神さんが太鼓を落として、雲の上から拾う絵もおもろいです。漫画のルーツですな。

投稿: jo | 2004年11月20日 (土) 07時44分

JOさん
 土曜の朝から貴重なコメントありがと。
で、高山寺の鳥獣戯画と漫画のことや、
以下のJo記事など、
すこしづつコメントはあるんですが、
いまちょっと、手が離せなくてね、夜か明日にでも。

JOBlog 武田信玄、徳川慶喜
http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2004/11/post_14.html
JOBlog 陣形
http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2004/11/post_15.html

投稿: Mu | 2004年11月20日 (土) 08時58分

JOさん
 落ち着いてJOコメントを再読したら、いいたいことは全部言うたはりますので、大津絵にお返しコメントはつけにくいですね。
 これが10枚程度壁に掛けてあるのですが、みるたびにニンマリします。
 コマ数による時間経過がなくても、一枚一枚で漫画ですね。
 この3枚は、Muがもっとも気に入っている絵です。

投稿: Mu | 2004年11月20日 (土) 21時11分

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