« うじがみじんじゃのきりはらすい:宇治上神社の桐原水 | トップページ | ながたにはちまんぐう:長谷八幡宮 »

2004年10月21日 (木)

お茶の化学実験

 名も知らぬ和風喫茶店(京都市中京区中島町)マピオンBB地図

お茶の化学実験
 忘れられない情景がある。
 化学実験のようなお茶のいれかた。
 場所は、もう何十回行ったか分からないほどなのに、店名をいまだに覚えていない。
 三条大橋の西すこし、南側にビルがあって、その上の方だ(多分、6階か7階)。
 見晴らしのよいところだ。道をはさんだ北は、おそらく「がんこ」のビルだろう。

 写真は、お湯を入れて暫くすると、紫がピンクか、はたまたピンクが紫か、変色するというお茶。ハーブティーかもしれない。
 この硝子製の、まるで特別にあつらえたビーカーかフラスコのような器具が、たまらない。

 お湯を注いでいる人は、UCLA関係の人(いまどこにおられるか知らない)。その左はDJと言われた人のはず。この方もどこにおられるか知らない。

 要するに私の記憶は、関係する地名、人名、対象名をすべて忘れて、ただ、イメージだけがある。
 イメージを言葉にメディア変換するなら「お湯を入れると色が変わる、化学実験」

 昔、私とお茶をつきあった方達に申し訳ない思いがする。なぜなら、私の脳には、ハーブティー一つ入れて見て飲むときも、それは「狂気の科学者の化学実験」になってしまっているからだ。浪漫の薫りもありゃしない(笑)

 私は、いま確認した。私は、正真正銘の「男族」なんだ、と。
 これは、実に大切な自覚だ。

 この何十年来、かつての職場の女性司書の方達、そして10年以上、学生達(女子大)の言葉がほとんど翻訳理解できず、困り果ててきた経緯は、当たり前なのだ。種も文化文明も、概念構成、言葉さえ異なる世界だったのだ。
 それに気付いて、今朝は非常に機嫌がよくなった。

|

« うじがみじんじゃのきりはらすい:宇治上神社の桐原水 | トップページ | ながたにはちまんぐう:長谷八幡宮 »

カナーン96」カテゴリの記事

イメージの素」カテゴリの記事

落ち穂拾い」カテゴリの記事

コメント

あたしゃ、ビーカーよりも、巨大な『ぜんざい と 白玉』に
驚きました。Muさんは、こんな巨大な『ぜんざい+白玉』をお召し上がりなんですか?

しかし、高杯に盛られた風景と、巨大なビーカーの発想はユニークですね。しかし、せんせも付き合いが大変やね。

投稿: jo | 2004年10月21日 (木) 08時45分

 Joさんの「あたしゃ、ビーカーよりも、巨大な『ぜんざい と 白玉』に驚きました。」に・・。(同感!)

投稿: wd | 2004年10月21日 (木) 09時09分

へい、JOWDさん
 なんとなく、へい、ジュードののりですが。
 神戸じゃもっと、巨大な、バケツみたいなのを見かけました。

 私は、ああいうのでてきても、スプーンで3口終了ですよ。


 

投稿: Mu | 2004年10月21日 (木) 14時11分

読者のみなさま
「スプーンで3口終了」
 これは、けっして三口で平らげるの意味ではなくて、
 三口食べると、満腹という意味です。

 こんな白玉ぜんざいを食べきる人は、妖怪じみた人に違いない。

 私は純粋甘党ではなくて、甘いものなら和菓子が好きである、程度です。
 また洋風なら、チョコ色をしたスポンジケーキが、濡れてひたひたするほどブランデーに漬かったものなら、好きだという意味です。ついでにブルーマウンテンの濃いのがあれば上々です。

 むしろ毎晩は、シェリーグラス一杯に、大吟醸や芋焼酎やワインやブランデーや原酒やバーボーンや、スコッチをぐいと飲んで上機嫌になる、辛党であるのです。

 決して誤解なさらぬように。

投稿: Mu | 2004年10月22日 (金) 07時53分

{これって、自分のところに手みやげに持ってくるのなら、甘いものはあまり好かないが、和菓子なら、まあ「よろし」。(「よし」ではない。)洋菓子なら、ブランデーケーキなら、よしとする。コーヒーは、もちろんブルーマウンテンに限る!
 お酒でいうなら、純米大吟醸並の、高級酒を・・、ってことでしょうかねえ~~。}

 と、こんなコメント書いたら、また激辛WDとかなんとか、あだ名つけられそうですね・・(泣)。

投稿: wd | 2004年10月22日 (金) 09時24分

WDさん
 なにも特別なことを記したわけでは御座いません。
 ただ、常日頃、葛野に逼塞(ひっそく)していると、そうであるという日常報告にすぎません。(笑)


投稿: Mu | 2004年10月22日 (金) 09時35分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お茶の化学実験:

« うじがみじんじゃのきりはらすい:宇治上神社の桐原水 | トップページ | ながたにはちまんぐう:長谷八幡宮 »