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2004年10月18日 (月)

米国・文学・SF:幼年期の終り/アーサー・C・クラーク

幼年期の終り/アーサー・C.クラーク著、福島正実訳
  東京:早川書房∥ハヤカワ ショボウ、 1964.4
  280p;19cm
  (ハヤカワ・SF・シリーズ;3067)
原題: Childhood's end by Arthur C. Clarke

全国書誌番号 64003258
個人著者標目 Clarke、Arthur Charles (1917-)
NDC(6) 933
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000001053095
By NDL-OPAC Y81-106

帯情報(裏カバー)
「197X年のある日、ソビエトとアメリカの宇宙船開発関係者は、ともに苦い苦い絶望を味わわされた……彼らの頭上に、彼らの科学水準の夢想だにできない巨大な宇宙船群が、空を覆って降下してきたからである。
 それは人類にとってまさに決定的瞬間だった。それまでの血と汗の努力はすべて空しくなった。人類が星への道の第一歩を踏み出した折りもおり--超然たる星が逆にやってきたのである。
 人類はもはや孤独ではなかった。彼らは、太陽系と遙かに離れた他の太陽系の、地球人より遙かに高い知能と文明とを持った宇宙人だった。人類は彼らをオーバーロード<上帝>と呼んだ。
 彼らは地球を管理し、一触即発の状態にあった核戦争を中止させ、民族間、階級間、国家間の争いに終止符を打ち、国連の権力を事実上世界政府と同じものにし、ガンを癒し地球の科学全般の水準を飛躍的に増大させた。オーバーロードの援助のために、地球には、未だかつてない繁栄の時代が、かつて賢人たちが夢みた理想社会の黄金時代が訪れた。
 ……だが彼らのこうした行動の目的がどこにあるのか、だれにも答えは見つからなかった。

 本書は国際的SF作家アーサー・C・クラークの代表作としてつとに名高かった名著である。本書のもたらす感動を知ってこそSFの本質に迫ることができるだろう。」

Mu注記:
 私のメモでは1964年の6月28日に、読んでいる。丁度40年前である。まだ再読はしていないが(もちろん折々に読んできた)、数頁を眺める限り、古いとか、時代遅れとかいう感じはまったくない。優れた作品は、ジャンルや時代を超えていくものだろう。
 オーバーロードの目的は何だったのだろうか。思い出せない。しかし、2001年宇宙の旅を思い起こせば、ほぼそれと合致すると予想している。
 

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コメント

2001年宇宙の旅の原作者だそうですね。未だ、読んでいませんね。

宇宙人は一体誰なのか?目的は何か?本を買うと、先ず最後の方から読みそうになりますね。えへへ・・・・。

読んでお楽しみでしょうかね。始めてこんな本があるのを知りました。

投稿: jo | 2004年10月18日 (月) 22時14分

JOさん
 この図書はね、ミステリ的なことよりも、情感ゆたかな人類史でしょうね。
 つまり、人類よ、どこへ行く。でしょうか。

 いずれ、Mu現代古典として、それなりの解釈をつけます。
 来年かな(鬼笑)

投稿: Mu | 2004年10月18日 (月) 23時49分

 先生、

 ずいぶん前に、知り合いから「2001年宇宙の旅」を薦められて、見ようとしたことがあるのですが、すぐに眠くなって、何度か挑戦したけれど、結局最後まで見ることが出来ませんでした。それ以来、SFは苦手だったんです。
ところが、
 私は今、「ロズウェル」というアメリカのドラマにはまっています。
 そのドラマは、ロズウェル事件を元にできたものなんです。
 
 1947年アメリカのニューメキシコ州ロズウェルに謎の物体が墜落し、未確認飛行物体の発見を公式に発表したもののすぐに取り消し、気象観測気球の残骸と改訂した。
 
 ドラマは、この未確認飛行物体に乗っていたエイリアンが人の姿をして、地球上で生活しているという設定です。
 これまでSFにはあまり興味が無かったのですが、このドラマを見てから、SFを面白いと思うようになりました。
 ちなみに、昨日も「ロズウェル」見たんです。
 マックス、かっこいいです。

投稿: 羊 | 2004年11月13日 (土) 22時33分

羊さん、こんばんわ
 さて、一ヶ月前の記事にコメントいただくと、とても嬉しいです。つまり、記事として記録した値打ちをひっそりとかみしめるわけですね。

 次に、2001年は、アラビアのロレンスと合わせて、Muの殿堂入り映画です。しかし、作者のクラークは「骨組み」を書くのはしっかりしていますが、花が多少弱い人です。つまり文学的残り香の少ない、まあ、芸のない学者みたいな人です。
 次に、監督のキューブリックという方は、オタクフアンは多いのですが、アーティストの匂いが強すぎて、洗練されすぎて泥臭さになるような、まさに鬼才だったひとのようです。
 だから、その二人が組んで造った映画が、そういう世界に多少なりとも足を突っ込んでいない人にとっては、理解しがたい物であるのも、周知の事実です。
 ツウというか、オタクがかった鑑賞者は、そういうわけのわからなさにうっとりする通弊がありますが、それがまた、味わい深くたまらないものでもあるのです。
 ちなみに、Muは大学生の頃に梅田のOS劇場とかいう馬鹿でかい映画館でみたのですが、まさしく感動の嵐。生涯映画となってしまいましたよ。なんのことはない、私は17くらいからでしょうか、鬱になると一週間程度、朝から晩までSF小説ばかり読んでいた、いまでいうオタクそのものでした。だから、観ればみるほど覚醒するのは当然。

 逆に、羊さんがあの映画に感動したなんていわれると、私はしょげる。そういう心理、おわかりでしょう。
 結論は分割して送ります(ココログは長いコメントを最近受けてくれないようです、過負荷でコンピュータがおかしいのかも)

投稿: Mu | 2004年11月13日 (土) 23時04分

羊さん、承前
(やはり、マシンは長いコメントを受け取れませんね)
 結論。
 ロズウェル事件は知っていますが、いま、TVか映画かで上映されているとは知りませんでした。私は通常、木幡研と葛野研という二つの研究所を往復するだけの日々なので、世の中の流れにうといのです。
 とても興味がわきました。
 なれど、まさか、お笑い、コメディー、そういうSFなら、ちと躊躇します。
 私、自らは、お笑い男(だってね、MuBlog名物JOさんと、懇意だなんて、まさに失笑、爆笑ですもんね)なのですが、世の中のお笑いはほとんど、壊滅的に、生理的にうけつけない、まさに笑けるような性格なのです。

以上、つつしんで、古記事コメントへの、感謝をこめて。

投稿: Mu | 2004年11月13日 (土) 23時05分

 先生、
 興味が半減する可能性大・大・大です。
 
 「ロズウェル」は、ラブ・ロマンス、です。
 コメディーというか随所にちょっとしたジョークが隠れてたり、例えば
 主人公の女の子が働くカフェでは”シガニーウィバー”や”ウィル・スミス”といったセットメニューが出ます。
 少年たちの成長記のようでもあるし、
エイリアンを捕まえようとするFBIの極秘捜査班からのがれたり、
敵か見方かわからないエイリアンと対峙するなど、サスペンス的要素もあります。

 好みは好みです。

 

投稿: 羊 | 2004年11月13日 (土) 23時52分

羊さん
 懇切な忠告有難う御座います。
 ご想像の通り、ラブ・ロマンスとコメディーが苦手なのです。
 われながら、不思議なくらいです。
 だから、世間様とはおつき合いしにくいタイプですね。
 おお。
 とはいうものの、ここのところは、なにか機会あれば鑑賞したく思うのです。その折りには、blogで世界に告知いたします(笑)

 それにしても、ラブ・ロマンスとコメディー嫌いなんて、客観的にみると、とても異様な現代人ですね。

投稿: Mu | 2004年11月14日 (日) 00時03分

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