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2004年10月30日 (土)

2004/10/30(土)NHK義経

 NHKの大河ドラマについて、起き抜けに考え始めていた。
 MuはTVを見ない。ニュースさえ滅多にみない。なぜかと考えてみると、実に単純で見る時間がない。それほど忙しいのかと問われれば、そういうことでもない、としかこたえられない。

 仕事場に午前7前後にたどり着く。
 仕事場にTVもラジオもない。電話があるが、大抵1秒で切る内容しかない。
 要するに、情報が遮断されている。
 インターネットやメルはあるにはあるが、見る見ないは気分次第だから、助かる。

 仕事場には12時間程度うたた寝しているから、帰還すると時間的に「めし、風呂、熟睡」で終わる。
 こういうとこも、典型的日本の親爺だな。
 読書は、就寝前の床のなかで数分から数十分。
 研究は昼に、授業や会議の合間に、数分単位の瞑想だけ。
 (休日は、DVDとか図書一冊を読む)

 唯一。日曜夜のNHK大河ドラマは見る。
 しかし、12月の総集編まで見続けるのは少ない。大体5月くらいで見終わる。すると、あとは年末の紅白歌合戦しかみない。大河ドラマに紅白となると、Muは典型極まる日本の庶民となる。ただし、残りの日々TVを見ないのがちと違うようだが。

 これまで最後まで観ておぼえているのは、竜馬が行く、伊達政宗、大村益次郎(お医者さんで陸軍創設者)、足利尊氏、そして今年の新撰組。
 あと、膨大な戦国期のものは断片的に長期間みている。信長や秀吉や、柳生宗矩もそうだった。
 檀ふみさんが一休のそばにいて、萬斎さんが細川さんを演じたのも、みたな。

 新撰組は、山を越えた。あとはじっくり毎週、彼らの青春の残照を見届けることになる。これはこれで、TV三昧といえよう。ただ、山を越えたと言っても、飽きたとか、観なくて良いとかの気持は毛頭無い。この残り二ヶ月間をちゃんとみる気力がある、つまり観たいと思わせる魅力がある、というところに意味がある。

 で、やっと本題に入る。

 来年の義経である。
 義経を演じる人はよくしらないが、脇役に興味がわく。好みの「りょう」が出ないのが残念だが(笑)。
 
 NHKサイトにリストがあった。
 白石加代子が妖しの老女「お徳」、でナレーションらしい。これだけで観る値打ちがある。この方の声が365日、頭に充満する予感。
 草刈正雄が鼓判官・平知康(つづみほうがん・たいらの・ともやす。後白河法皇の側近。)うん。草刈さんは昔典型的な二枚目でしたが、渋い演技とおもうよ。
 平幹二郎の後白河法皇と、夏木マリの愛妾丹後局(たんごのつぼね)、これはもう眠れない。こういう組合せって、よくまあ。すごい。
 渡哲也の清盛、巧くいきそうだ。
 美輪明宏の鬼一法眼(きいちほうげん。陰陽師(おんみょうじ)。鞍馬寺に入った義経に武術をさずける。)この妖しさが一番気になる。

 要するに、NHKの配役というのは、むしろ主役よりも脇役が実に丁寧だと思う。主役は、昔からどなたさんとは申しませんが、時に転けることも多い(笑)。今年の新撰組は、もう、はまりすぎて怖いです。あの、おはおは兄さん、一生近藤勇の匂いを持つね。
 足利尊氏の時の、弟役の某とか、北畠親房役(近藤某)とか、婆娑羅大名役の某、ここらは主役真田さん(真田の尊氏は一生わすれないね)と同じにインパクトがありました。そうそう、それと伊達政宗の時の西郷輝彦。
(某は、単に名前を思い出せないだけです)

 最近司馬遼太郎の『義経』上下(文春文庫)も人に勧められたので入手した。これは年内に読んでおく。
 娯楽、楽しむためには、それなりの準備も必要。いや、それが楽しみ。そして、京都や東国、行けるなら行ってみたいものだ。中尊寺は興味津々(20数年前に行ったが、もうぼんやりしてきた)。

参考サイト
  大河ドラマ義経(NHK)

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小説木幡記」カテゴリの記事

コメント

先生、おはようございます。
 私は静御前役の石原さとみさんが好きです。
 配役を見てどんな風になるのかと考えるのは楽しいですね。

投稿: 羊 | 2004年10月30日 (土) 07時04分

羊さん
 お早いですね。
 石原さとみさん、よう知りませんが、準主役ヒロインでしょうね。

 コメントはいろいろ書きましたが、実際にみてみないとわからないです。意外に主役が萌えたりしてね。
 ただ。私は男なんですが、男は男に手厳しいですから。だから、心中、過去の様々な主役男優は数回で壊われたわけです。
 今回も、脇役だけで年末まで行くのか、せめて木曽殿の最後までいくのか、来年が楽しみです。

投稿: Mu | 2004年10月30日 (土) 08時23分

来年は、義経なんですか。毎年、初めだけ見て止めてしまうんですが。来年はじっくり最後まで見たいです。長島一茂が出たりしますし楽しそうです。そこで予習をしたいんですがどんな本を読んだら良いんでしょうか。教えていただけませんでしょうか。

投稿: hisaki | 2004年10月31日 (日) 11時48分

身体が完全に、回復しました。

来年は、義経なのですか? 鞍馬寺、四条大橋、壇ノ浦、屋島、と最後は平泉ですね。

頼朝は公家から離れた、武士の政権を樹立したかった。清盛を見ていてそう考えたたんでしょうね。残念ながら、義経は兄貴のその歴史観を完全に理解していなかったんでしょうね。

会社でもこのような事は沢山、存在したでしょうね。素晴らしく商売が上手だけど、最後は会社に存在出来なくなる。方針の違いやね。

今でこそ、武家政権が存在したことを知っていますが、当時としては考えられない政体でしたでしょうね。何か、ヤマトタケルとダブりますね。景行天皇と考えが違うところがあったんでしょうね。

とにかく、今度のドラマは何を主題に置くかですね。静御前との愛でしょうか?静御前の墓は確か、日光に行く線の埼玉県のナンチャラという駅前に有りましたね。此処まで、追いかけて来たそうです。かわいそうやね。

投稿: jo | 2004年10月31日 (日) 15時47分

hisakiさま
 そうですね。素人案ですが。
 背景が平家物語とか源平盛衰記の時代ですから、名文なら原典の書き下しでしょうが、難しそうなので、私も必要に応じて段落単位でしか今回見ないです。

 で、人にもすすめられ、面白いとの評価なので、
 司馬遼太郎の『義経』上下(文春文庫)2冊で1500円程度です。
 これを年内に読みます。
 司馬さんのは読み出すと止まらなくなりますから、面白いのでしょうね。

 あと。各地が楽しみです。京都だと、鞍馬山とか五条大橋(実際は今の松原の橋付近らしいですが)、比叡山とか、六波羅とか。全域でしょうね。それと、宇治川合戦。
 東北、鎌倉、琵琶湖、京都、吉野、神戸(ひよどり越え)、宮島、下関・門司のフグ(笑)。

 せめて、数カ所は観ておきたいですね。
 一応、上記はみたことあるはずなんですが、ほとんど忘れていますから、来年は、せめてフグとか平家納経とか、……。

 ついでに、平泉、中尊寺、みちのくへ行きたいですなぁ。JRにはとてもうれしい年になることでしょう。

投稿: Mu | 2004年10月31日 (日) 15時48分

JOさん
 なおったんどすか。
 なんや、もうjoblogさっきみてみたら、チェイサーが完成してるし、一体どうなすったかと、多少だけ、気にしておりました。

 JOさんコメントを読む前に、hisakiさん宛に書いておりました。
 ああいう意味(Jo話)での征夷大将軍職を、始めて手にした方なんですね。目から鱗がおちましたよ。
 彼にとっては、前例のない政権だったわけなんだ。
 木曾殿最期でも記しましたが、記した内容がJOさんのセリフでぴったり収まりました。
 足利尊氏は前例があった。鎌倉殿という。
 頼朝にとって、清盛は反面教師、そして坂上田村麻呂さんは、まったく別概念ですね。

 モンゴルと漢民族の関係をちと想像してみました。
 歴史は繰り返しはしないけど、螺旋状に進み、そして類似例はいろいろありますね。必然と偶然と、思った。

 しかし、来年、静御前と義経との恋愛ものだったら、うーん、初夏までだね。義仲の活躍、巴御前の奮闘がよければ、夏あけかな。
 やはり、始まる前には緊張します。
 過去、少なくとも初秋まで観るのは、多くて3割くらいでしたから。できれば、総集編をじっくり観て、年を越したい。
 今年の新撰組は、そうなります。

 

投稿: Mu | 2004年10月31日 (日) 16時01分

Muさんにとり、珍しく、大河ドラマも今年は最後まで観てもらえるんや? 良かったね。(NHKの話ね)

大昔に、司馬さんの義経を読みましたが、殆ど忘れたね。ただ、屋島、壇ノ浦、のゲリラ戦法については迫力ありました。頼朝との関係は歴史観の違いやね。

義経が公家政権に取り込まれて行きそうなのが、許せない。しかし、普通の人間なら、不思議と感じたでしょうね。鎌倉幕府はそういう意味では歴史を変えたわけですね。

義経は背が低く、出っ歯で醜いと言う噂もあるけど、本当はどうなんでしょうね。あまりもてるから、嫉妬されたんやろかね?

Muさんと同じで、巴御前の活躍が楽しみやね。けど、配役でオセロというお笑い芸人は私、嫌いなんや。何の役かしらんけど、出てきたら観ません。

それ以外は、問題はないね。

投稿: jo | 2004年10月31日 (日) 16時21分

Joさんが、元気になると、いそがしなるな。
いまから夕風呂入りますので、そのまえにちょっと。

 義経の美醜ですが、もてるというより、見境無しとも聞いたね。
 で、本当のところを推測すると。
 一般に源氏は美形そろいでしょう。

 頼朝が、背が低く、顔がおおきいけど、とても美男で優雅だったという記事を読みました。北条政子が命がけでおいかけた男だから、まあ、女性にとっては、またたび男だったんでしょう。

 いとこの義仲は、田舎チックだけど、これまた色白の一見やさおとこ、巴御前が付き従うくらいだから、相当だったんでしょう。

 義経の母は千人美女の筆頭だったらしいね。そして父の源義朝は、あーと、昔NHKの「ほむらたつ」でしたか? では、例の「芹澤鴨」役さんがなった役じゃなかったかな。 ? ともかく男ぶりのよい芹澤役ですから、ええ男だったんでしょう(混乱してますね)。
 両親美形なら、こりゃ遺伝学的に、異性またたびになってしまうでしょう? (Joさんどこ、そ、ちがいますかぁ~)
 静御前がほれたんですから、もう、出っ歯短足男だったとしても、またたびフェロモン、だったのでしょう。
(時に、女性がいう「殿方に美醜は無関係」なんていうセリフは、歴史的に、まったく大嘘ですからね。義経は美男だったはずです)

 男性として政治影響のクレオパトラ級は、頼朝でしょうね。
 北条政子は、ばあいによって自らの死だけじゃなくて、北条をぶっつぶすことになりかねない恋だったはず。頼朝さんは、男ぶりで源家再興したことになる。

 巴御前も、静御前も、男性を通して政治に強い影響を与えたふしは無さそうですね。

以上、考証しょうとすると、図書館にこもらなければならなくなるので、堪忍です。

投稿: Mu | 2004年10月31日 (日) 16時47分

Mu さま
司馬遼太郎の『義経』上下(文春文庫)を読みます。今度、本屋で見てきます。それにしても下関・門司から東北まで関係するんですか。今読んでいる、日本の歴史は大化の改新のところです。義経の時代までには相当日時を要します。それに、読んでも頭に残る率は低下一方です。困ったものです。謡本を見てるんですが「義経」は見当たりません。鞍馬天狗とか橋弁慶・船弁慶などあるんですが。これを機会に興味を持ってみます。いろいろありがとうございました。

投稿: hisaki | 2004年10月31日 (日) 17時36分

Mu説では 義経男前説ですね。

男前のお父さんと、絶世の美女のお母さん、何で、ブサイクな男が生まれるか?必ず、男前である。

しかし、例外もあるんと違う?ま~、そうしておきましょう。その方がドラマも面白そうやしね。

義仲はどうやったんやろね?京都の公家連中から田舎者と呼ばれ、馬鹿にされたようやね。しかし、源氏は皆さん、男前揃いでしたか?知らんかったな~~。


投稿: jo | 2004年10月31日 (日) 17時47分

Joさん
 源氏関係の男ぶり、女ぶりを別の優れたサイトから、少し引用しときます。

平家物語 下 巻八 七「猫間の事」
義仲の男ぶり
http://www3.ocn.ne.jp/~mh23/heike207.htm
「当時都の守護して候はれける木曽義仲は、似も似ず悪しかりけり。色白う眉目は好い男にてありけれども、起居のふるまひの無骨さ、もの言ひたる詞続のかたくななる事限りなし。」

平家物語 下 巻九 木曾殿最後の事
巴の女ぶり
http://www3.ocn.ne.jp/~mh23/heike212.htm
「木曽は信濃を出でしより、巴・山吹とて、二人の美女を具しられたり。山吹は労りあって都に留まりぬ。中にも、巴は色白う髪長く、容顔まことに美麗なり。屈境の荒馬乗の悪所落とし、弓矢打ち物取っては、いかなる鬼にも神にもあふと云う一人當千の兵なり。」

平家物語 下巻 巻八 六「征夷大将軍の院宣の事」
頼朝の男ぶり
http://www3.ocn.ne.jp/~mh23/heike206.htm
サイトに原文はありませんが、下記の口語訳がありました。
『 やがて、御簾が上がって、布衣に立烏帽子の頼朝が、現れました。その姿は、顔が大きく背は低いが、容貌優美にして、喋る言葉は至極明快です。』

おわび
 先のコメントで、「ほむらたつ」に言及しましたが、このエエ男(今回は芹澤鴨さん役)は、頼朝の父「義朝」ではなく、八幡太郎義家さんでした。

追伸
 まあ、ここらの話は来年としても、意外に「武蔵坊弁慶」は、おもしろいですね。役者のことじゃなくて、物語としての、弁慶さん。


投稿: Mu | 2004年10月31日 (日) 18時42分

hisakiさま
 判官物といわれる文芸が日本には数おおくあるようです。
http://www.library.tohoku.ac.jp/main/exhibit/sp/rec/sp-066.html

 それより、来年でしたか、年末でしたか、未調査ですが天智天皇、大化改新がNHKで長時間ドラマあるようですね。

 歴史の一々を記憶するのが嫌だと、学生さんなんかいうのですが、歴史は物語としてとらえています。暗記物とおもったことは、ほとんどないです。本や小説や事典をみれば書いてあるんだから、わざわざ暗記する必要はないですね。
 まあ、NHKドラマの配役リストを覚えても、それほど意味がないのと同じですね。
 「なんか変な人、偉い人が、昔おらはったなぁ」の、ノリです。

投稿: Mu | 2004年10月31日 (日) 18時52分

Mu さん
大化の改新の放映は正月の3日のようです。
http://www.nhk.or.jp/taika/
謡曲に出てくる義経ものは”判官もの”というんですね。知らなかったです。”我が君判官殿(ほうがんどの)”といった具合に謡曲本にはでてきます。
なるほど「歴史は物語り」と思えば楽しくなります。

投稿: hisaki | 2004年10月31日 (日) 20時14分

hisakiさま
 義経記とかいて、ギケイキらしいですから、はんがん、ほうがん、微妙に読み方が異なるようですね。
 大化の改新、正月3日ですね、有難う御座いました。

「なるほど「歴史は物語り」と思えば楽しくなります。」
私はそうしています。苦しむのは史学者とか、……

投稿: Mu | 2004年10月31日 (日) 21時33分

 来年のことを言えば、鬼が笑うし、再来年のこと言えば、Muさんが笑うかな?

 「2006年の大河ドラマは『功名が辻』に!」

 司馬遼太郎原作の「功名が辻」だそうです。

 主役は、山内一豊の妻を、仲間由紀恵さんが、山内一豊を上川隆也さんが、演じます。

 私の思いは、もう再来年まで飛んでます(笑)☆

投稿: wd | 2004年11月 2日 (火) 08時39分

WDさん
 「功名が辻」は、高校か浪人中か学生時代に、新聞連載を全部読んでおりました。忍者も出てきたような記憶。
 この物語が司馬さんに本当に興味を持った初期みたいです。
 要するに、「女は賢くなければならない」という真理に気付いた。
 どう考えても、司馬さんえがくところの一豊さんは、欠点だらけ、それがどうして信長、秀吉、家康の牙をすりぬけて、土佐一国の大大名になれたのか。最初の身分は、足軽さんと似たような者じゃなかったかな。そして土佐は幕末まで生き延びたんだから、いやはや、千代さんの執念というか才気というか、洞察力、すべてに当時感激しました。
 鮮明なのは、関ヶ原前夜ですね。
 もし司馬さんの描いたことを現実に当てはめるなら、千代は古今無双の名参謀だったわけです。あんなにややこしい政治軍事恩義心情のからまったもつれ玉を、さっと糸一本ひっぱって、一豊さんにもわかるように、出所進退を教えた人が、千代さんだった。
 人は、賢い方がよいな。策士は溺れる。愚かさや卑怯はみたくない。智慧がある人間が、よろしな。

 これで、来年、再来年、生きる気力が満ちてくるじゃぁないですか。NHK大河ドラマは偉大です(苦笑というか、もう~)

投稿: Mu | 2004年11月 2日 (火) 09時03分

NHKさんは司馬遼太郎が好きですね。大作、『坂の上の雲』も遂に映像化する許可を奥様より獲得しましたね。

『功名が辻』も始まるんですか、女性に光をあてるんですね。
司馬さんの奥様も元、記者さんだし、何時も司馬さんに同伴して取材旅行されていましたね。

傍におられる奥さんを参考に、千代さんを描いたんとちゃいますかね。

正月は、『大化の改新』ですか、忙しくなりますね。正月は日本にいるか判りませんけど、楽しみですね。最近は、Muさんでしたか、『大化の改新は無かった』という説を書かれてましたね。

投稿: jo | 2004年11月 2日 (火) 11時09分

JOさん
 メル返、コメント返、おそくてすみません。
 コン詰め仕事がいっぱいあってなぁ、すまんこってす。

 ところで、大化改新がなかったなんて、Muはいうてませんで。あれがなかったら、黒岩さんの名作、入鹿がどないもなりませんでぇ。
 ただし、天智さんらの改革は、蘇我本家の真の改革を破壊し逆戻りしたという説は、よみました。どっかで。
 要するに、蘇我の政策は立派なもんじゃったという話かな。

投稿: Mu | 2004年11月 2日 (火) 17時45分

え? Muさんではなかった?

誰やろ? 誰かが最近に”大化の改新”は無かったと、説を唱えていますよ。

その当時の記録が無く、後世に書かれたという風に述べていたようやね。昔から、Muさんが言うように、蘇我氏の政策を継承しただけという説が有りましたね。

調べなおします。確か、秦氏の調査をしてる時の気がします。

投稿: jo | 2004年11月 2日 (火) 19時39分

JOさん
 大化改新が645年。
 日本書紀成立が720年。
 おおよそ75年の開きがあるが、日本書紀はもっと前から作られ始めたから、まあ、60年くらいの昔話が、大化改新だね。
 すると。
 僕らが第二次世界大戦初期とか、ベルリンオリンピックを語るようなもんだ。80くらいの爺さん婆さんなんかだと、覚えている時代だろうね。
 うむ。
 だから、一応共同作業だった日本書紀編纂、ないものを捏造する、そこまで潤色はないと思うな。
 ただ。あったことをどう解釈するかは別だからね。

 ということで。
 蘇我入鹿は、中大兄皇子に殺害されたんでしょう。入鹿の恋人は皇極天皇、皇極天皇の息子が中大兄皇子。
 皇極(斉明)天皇は、恋人の死を眼前で見たことになる。
 激しいことだな。

 その解釈は、悪逆蘇我、殲滅するに足る、でしょうね。
 来年一月3日がお楽しみ。

 それにしても、天武天皇(大海人)さんは、そのとき、どこにいた? 謎だね。(あっつ、海人って、海部や~、どうするJO さん!)

投稿: Mu | 2004年11月 2日 (火) 22時34分

そうそう、天智天皇を支えた豪族が秦氏なんやね。秦氏と蘇我氏の闘いが背景にあるという説やね。蘇我氏は東漢氏を配下に活躍したが、そこで、秦氏のクーデターやね。

天武さんは反秦氏のグループが背景であり、秦氏が朝鮮半島の戦争を仕掛けて大敗する。天智天皇の危機やね、最後に、大和では危ないので秦氏の地元の近江に逃げる。

兎に角、大陸、朝鮮半島と戦うには海人族が活躍しなければ、なんともならんね。天武さんは尾張氏が最大のスポンサーやさかい、これは海人族やね。

古代史はおもろいね。

投稿: jo | 2004年11月 2日 (火) 22時53分

JOさん
 やっぱり、古代史ですな。
 古代史といえば、血脇肉躍る、北方水滸伝、11月半ばころから5冊ばかり、年内に読みます。
 ああ、話が逸れました。
 
 それで、JOさんの海部話と、天皇さんの系列、事件との関わり、それらを一度図解してくれると、脳にすっきり収まるのですが、JO さん、宿題ですっせ。

投稿: Mu | 2004年11月 2日 (火) 23時07分

あい、死ぬまでにね。ラジコンが忙しいので、時間がとれんどす。

そうそう、秦氏が藤原氏と同化して行くプロセスが面白かったね。

そのうちにね、兎に角今週金曜から合宿なんや。信州できのこを食べるんやわ。最近、キノコ事件が多いので気をつけますけどね。

合宿での自炊のメニューを又、開陳します。今日は、最高のシャンパンを2本仕入れました。白と珍しい赤の2本。

山小屋管理人は生の鮭を半身に鉄板で焼いて、野菜と味噌で焼くのを所望しとるんや。これ、旨いそうや、なんせ彼は北海道出身なんやね。

すみません、話がえらく、逸れました。

投稿: jo | 2004年11月 2日 (火) 23時18分

JOさん
 わすれぬまに。
 凍えないように注意のこと。
 キノコは全部毒とおもうこと。俗説と異なり、「綺麗|綺麗ない」、関わりなく毒があるのがキノコらしいですよ。昔は派手なキノコだけ注意せよと耳に入ったが。
 書いていて、ふと思った。
 これは、キノコだけの話じゃないな。

「生の鮭を半身に鉄板で焼いて、野菜と味噌で焼くのを」
 これはおいしそうですね。

投稿: Mu | 2004年11月 2日 (火) 23時37分

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