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2004年8月25日 (水)

情報図書館学・プログラミング言語:情報処理++/原田勝、谷口敏夫

By WebcatPlus
情報処理++:パソコンによるデータベースの構築と利用/原田勝、谷口敏夫 共著

情報処理++/原田勝、谷口敏夫

  東京 : コロナ社、1991.6
   v、225p ; 26cm
  ISBN: 4339022926
  著者標目:原田、勝(1944-2004) 〔ハラダ、マサル〕 ; 谷口、敏夫(1946-) 〔タニグチ、トシオ〕
  分類:NDC8:007.64, NDC7:418.6, NDLC:M159
  件名:BSH:電子計算機 -- プログラミング(L)

目次
まえがき
第1章 ブログラミング諸言語の性格
  1.1 C言語
  1.2 Pascal
  1.3 Modula-2
  1.4 Prolog
  1.5 R:BASE
第2章 プログラミング言語の比較:文字列処理
  2.1 基本的な考え方
  2.2 3言語間での比較
    2.2.1 型宣言
    2.2.2 変数宣言
    2.2.3 文字列代入
    2.2.4 まとめ
  2.3 文字列の動的領域確保
    2.3.1 Cでの動的領域確保の実際
    2.3.2 Modulas-2での動的領域確保の実際
    2.3.3 Trubo Pascalでの動的領域確保の実際
  2.4 C言語、Modula-2、Pascalでの文字列処理のまとめ
第3章 プログラミング言語の比較:ファイル処理
  3.1 プログラムの概要
    3.1.1 C言語
    3.1.2 Modula-2
    3.1.3 Pascal
  3.2 Save(書込み)、Load(読込み)
    3.2.1 Save、Load:Cでの実現
    3.2.2 Save、Load:Modula-2での実現
    3.2.3 Save、Load:Pascalでの実現
  3.3 ファイル処理のまとめ
第4章 CD‐ROM データの処理
  4.1 ダウンロード手法
    4.1.1 ダウンロードデータ変換プログラム
    4.1.2 文字列処理用自家製関数について
  4.2 索引手法
    4.2.1 データ構成
    4.2.2 「索引手法」プログラムの説明
  4.3 1-3-5索引の利用
第5章 オンラインKWIC型検索プログラム
  5.1 PromIzu.PASの全体構造
  5.2 データ構造
  5.3 大域的宣言
  5.4 方法論の再検討
    5.4.1 2進木を利用するという点での問題
    5.4.2 オンメモリであること
    5.4.3 スピードについて
  5.5 まとめ
第6章 画像のデータベース化
  6.1 考え方
  6.2 Pascalによるグラフィック処理の基本
  6.3 プログラムの説明
    6.3.1 Pat64.PAS
    6.3.2 PatPut.PAS
    6.3.3 Gend.PAS
  6.4 R:BASEによるデータベース化
    6.4.1 考え方
    6.4.2 R:BASEプログラムの説明
第7章 文献情報管理システム
  7.1 Prologのまとめ
    7.1.1 Prologの語彙と構文
    7.1.2 パターンマッチング
    7.1.3 実行の制御
    7.1.4 Prologによるプログラムの開発について
  7.2 情報検索システムの設計
    7.2.1 情報検索システムの機能
    7.2.2 システムの設計方針
    7.2.3 情報検索に必要な処理
  7.3 文献情報管理システム(IRS)の作成
    7.3.1 各処理の説明
    7.3.2 IRSの自動立上げ
    7.3.3 プログラムリスト
第8章 マルチ言語
  8.1 言語の多様性
  8.2 言語間の緩やかな結合方式
  8.3 R:BASEからの呼出し
索引

冒頭抄(まえがき)

「本書は、入門段階から一歩前進し実用的なプログラムを書くことを目指す人たちへの手引き書となるものを、たんにソースリストを掲載するだけでなく、問題の分析、処理の戦略、プログラム設計の方針、個々のモジュールの詳細な解説などを加えることにより、一般的な応用力を培うことを目標として執筆された。」

「本来は数値計算向きではない言語の入門書が数値計算の例題ばかりを取り上げていたりすることがよくある。本書では、さまざまなデータベースを扱うことを考えて、テキスト、イメージ、文献情報など、データベース処理の対象となる代表的なデータの処理を中心に取り上げている。
 なお、執筆は原田が「まえがき」、1.4節および第7章を分担し、谷口がその他の章・節を分担した。また、全体の調整は原田が担当した。」

結語抄(第8章)
「いままで述べてきた言語は、Prologを除き、すべて伝統的な手続き型言語としてその位置を占めている。何度もその記述に親しんでいると、根本的な相違点は見えなくなってくるほどによく似た言語といえる。ただそのときそのときの条件により、長い間には使われ方もそれぞれ異なってくる。それが言語自体の性格から見て、明確な意図の下に使い分けられてきたとはおそらくだれも断言できないであろう。
 ある時点における処理系自身の熟成度、それはコンパイルスピードや実行スピード、マニュアルの出来不出来やサポートの良し悪し、価格や普及度の如何によって決定される場合が多いともいえるであろう。パソコン上でこられらの言語を使用するのは、個人の恣意に任せられているというのが現実である。本書はそれを批判的に見るのではなく、多様性の中の共通項目の抽出と、おのおのの個性とをともに把握するために3つの言語をほぼ並記してきた。」

Mu注記
 本書は、第7章で原田が文献情報管理システム(IRS)を構築しているところに意義が大きい。システム設計というと、現代では巨大なオブジェクト指向システムを操作することに頭と手をとられ、初心者がシステムを新たに構築するということの基本的な概念、すなわち核をなかなかつかめないことが多い。原田は、その骨子をわかりやすく説いている。これはしかし原田が技術志向を強く意図しているのではなくて、物事の中核、骨格を理論的に丁寧に解き明かすことに力を注いだ証左である。

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コメント

Muさん
あんたは、こんな本も出版されとったんですか? 情報処理技術者が先ず、読む本ではないですか? 知らんかったな~~~。
ホンマ本職は何ですねん? と聴くのは、素人やね? これも、図書館、膨大な情報の管理と検索の体系と捉えると、道具としてのコンピュータは当たり前の話となるね。私も、だんだんと勉強させられてる気がして来ました。

所で、私が使用した言語はアセンブラという古代語だけどす。けど、ハードウエアがよく理解できましたよ。COBOLは教育で少しやりましたけどね。

あ~~そうそう、Fortranも少しとSOLというシュミレーション言語はオンライン設計で必要なので使いました。

投稿: jo | 2004年8月25日 (水) 18時00分

JOさん
 この図書を作ったとき、何度も何度も原稿に赤を入れられ、全体の構成を解き明かされ、そうやって、わたしは優れた大学教授、なかんずく故原田教授の存在意義を思い知らされました。

 つまり「先生」とは、個々の深い、視野狭窄に近い、マニアックなまでの知識断片、経験断片を、如何にして体系化するかというところに能力の表れがあると思った次第です。
 この図書が実例です。

 そしてこの点については、実は、長尾先生が明言されたことの、私の後知恵なのです。
 この図書を長尾先生に寄贈した際、長尾先生はそういうことを話され、私は赤面しました。なぜなら、この図書で私の知識や経験の断片を体系化してくれたのは、原田先生だったからです。

 以上、私事に関わることかもしれませんが、どうしてもJOさんにコメントとして返したかったです。
 要するに、人は、大勢の助けが必要だと言うことを、今でも身にしみているということです。

投稿: Mu | 2004年8月25日 (水) 20時48分

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