てらだや:寺田屋
伏見・寺田屋(京都市伏見区南浜町)マピオンBB地図(広域)、MSN地図(詳細)
この寺田屋は昔からあります(笑)。つまり私が伏見の地をうろうろしだした40年以前から、印象に残っています。丁度、司馬遼太郎さんの竜馬がゆくとか、NHKの大河ドラマで北大路欣也さんが竜馬をやっていたころだからでしょう。
今から20年ほど前に、知り合いが遠方の友達と一緒に宿泊したことも覚えております。その後、一旦廃業したようにも記憶しております。建物の維持保管も大変だったろうし、当時の行政も寺田屋の存続にはあまり興味がなかったような記憶もあります。
いま、記事を調べると史跡であり、旅籠(はたご)としても機能しているようです。よかったです。
寺田屋保存会という会もあるようなので、いろいろご苦労があるのだと思います。
さて、明日日曜は「寺田屋騒動(事件)」がNHK新撰組であるようです。薩摩関係の悲劇ですね。
竜馬が襲撃されるのは、もう少し秋になってからでしょうか。
こうして、幕末の数年をTVに合わせて1月から12月までの現代歴に短縮して考えるのも、不思議な気がします。
12月は、さて近藤局長斬首なのか、それとも土方副長が五稜郭で戦死なのか、NHK関係の記事を読めばすぐにわかることでしょうが、それはミステリの世界では「ネタばれ」といって、大逆的犯罪行為なので、やめておきます。
(私は、ときどき、ぼけて「ネタばれ」を会話中にしてしまう癖があります。そこら中で、ぼこぼこにドツカレますが、すぐにまた「ところで、森博嗣さんのFじゃがね、あれは、あはは」とか、「京極さんのオンモラケのことじゃが、あれはね」とやってしまう)
寺田屋のコメント返し
このMuBlogでも、この半歳の間に寺田屋についてのコメントをいただきました。今日のこの記事で現地報告をかねておきます。やっと写真を撮れて、ほっとしました。
羊さんから、2004/05/23日にコメントをいただきました。
upさんから、2004/06/12日にコメントをいただきました。。
Muが、2004/06/27日に、現地報告を怠っていると、JOさんにわびていますね。
参考サイト
たくさんありましたから、偶然な出会いで見た二三の事例をあげておきます。
寺田浜・三十石船・寺田屋[伏見界隈のこともまとめてわかります]
幕末の京都を歩く:鳥羽伏見寺田屋巡りマップ[伏見界隈の幕末関連地図がわかりやすいです]
開国開城10:薩摩藩島津久光の率兵上洛と寺田屋事件(寺田屋騒動)[タイトル通りの記事です]
寺田屋・坂本龍馬[坂本龍馬が中心で、古い写真があります]
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コメント
寺田屋ですか、近くの”焼き鳥屋”にご案内頂きましたね。
確か、酒造会社の経営するお店の記憶です。黄桜のブランドでしたかね?
幕末時代、”焼き鳥屋”は存在したんでせうか?竜馬も焼き鳥を食したんでせうか?伏見稲荷は”雀のピン焼き”の名所ですから、ありそうですね。
今日は、寺田屋騒動? 近藤勇の身請け?嫁はんの来訪?ヤバそうな雰囲気ですね。
竜馬は鹿児島に新婚旅行するんですよね?今でも、宿泊できるなら一度、梅安さんと泊まってみますかね。
投稿: jo | 2004年8月29日 (日) 14時08分
JOさん、沖縄息子さんと、まだマシン共有なんだろうか?
1.焼き鳥は「鳥せい」で、伏見神聖酒蔵鳥せい、となってます。
2.黄桜は近所のかっぱ天国です。バーベキューとか三色地ビールですね。
3.伏見は酒処。飲める人にはこたえられないでしょう。下戸の私でさえ、時には日曜の昼下がり、こっそりと「原酒」飲みに行ったりするくらいですから。
4.幕末寺田屋時代に、鳥せいはなかった。だから、焼き鳥のルーツは別途調べなければならない。でも、そんなんは、若いもんにまかせて、わられ派、飲み食べればよろしいですね。
5.<美味しいところ>でいつか「鳥せい」も「カッパ」も紹介します。すでに大昔、記事の原型は別HPにありますよ。
6.寺田屋は朝食付きで7千円(夕食なし)ですね。いつでもどうぞ。ただし、現在は無理でしょうね。おそらく。
7.今夜のNHK寺田屋大騒動は、なんとなく、タイトルにだまされたみたいだ。江戸のつねさんと、京都(大阪)の綺麗どころの確執がテーマみたいですね。薩摩がどうのじゃないような。
と・こ・ろ・で、困ったことに私は、江戸も関西も、両方声援送っておるのです。江戸は丈夫そうで、関西は病弱そうで、脚本・演出、なかなか狡猾なほど、うまいなぁ。
そこに昔絶世美少女澤口靖子(沖田総司姉役)とか、おりょうとか、おとせ、がからまるんだから、そりゃ大騒動。
この近藤局長秘話、歴史的には、薩摩藩寺田屋事件よりも重要なのかもしれないね。
投稿: Mu | 2004年8月29日 (日) 14時35分
今夜の寺田屋騒動
江戸の本妻つねと、浪速・太夫との、寺田屋での遭遇。
竜馬と桂と近藤の、寺田屋でのすれ違い。
だから先日土曜に想像していた薩摩藩からみの話ではなかった。
で、今夜のNHKは。
むつかしい話です。
しかし最近までの人類史は大抵、男性が女性を経済的に面倒みる歴史でしたから、近藤さんが現代で言うとおそらく1000万円から2000万円ほど支払って、太夫(女優:優香?)を身請けしたのですから、はたからはなんとも申せません。世の中、金と力のある人が、それを行使するのは当たり前です。
それが現実世界でありましょう。
貧しくても良い、などと嘘っぱちに騙される人はまだ未熟だと思っています。貧しさのプレッシャーは相当に心身にこたえるものです。金と力とはあったほうがよい。
江戸のつねさんは、TVのなかで上手でした。
脚本・演出は、男性の目から描かれているから、現実の女性がどう感じるかは分かりません。つねさんの無念さと理性とのせめぎ合いがよく顕れておりました。
男性の目から申しますと、近藤さんは死地に過ごした2年間だから、まともな神経だと発狂してもおかしくない。トップのプレッシャーは並大抵のものではないでしょう。
ともかく、史上の寺田屋騒動よりも、竜馬の災難よりも、今夜のNHK新撰組寺田屋大騒動は、難しい内容でありました。
投稿: Mu | 2004年8月29日 (日) 21時22分
寺田屋人情騒動:
昨夜、何回もコメントを書いたが、マシンがフリーズしてしまいUPが出来ない事態が続きました。馬鹿息子が帰国後調子は最悪でして、遂に、馬鹿息子にキットを買わしに横浜のソフマップに走らせます。VAIOのデスクトップですが、モニターとキーボードはその儘で、本体をキットから制作させます。息子の見積は6万円です。あ~~水上機が2万5千円、チューンドサイレンサー(消音器)が5千円、ゴムボートが2万円(千葉の親爺と折半、4万円の品物)、しめて、5万円だから、合計11万円の出費である。
そうそう、寺田屋人情騒動ですね。私は観ませんでした、寝てました。こういう場面は観るに耐えないです、又、前回の山南さんの場面も観ませんでした。
現実を直視出来ない、弱い性格なんです、私は。
だから、映画でもドラマでも筋書きを知らないで、体験するしかない。何日も心が痛むから、自分では避けて生きているんですね。
金魚鉢眺めているほうが好きです。
投稿: jo | 2004年8月30日 (月) 11時29分
JOさん
さっき葛野に常備の正露丸を飲んだら楽になった。
で、あのF痛きっての麒麟児とまでうたわれたJOさんが(ここまで書くと、?だね)、ここにいたってVaioですかぁ。
もっとも、梅翁にいわれるまでもなく、Vaioを最初に触れたとき、ああこれはTowns後継マシンと感じたんだから、不思議じゃないけどね。
「観るに耐えない」
いやはや、こういうナイーブな経営者が存在しうるのですか。「弱い性格なんです」ぷふふふ、そのセリフが私がはいてこそ、お似合いなのにね。
「何日も心が痛む」JOさんの関与してきた大口契約会社は、なんというか、いまごろクシャミしてはるよ。
やはりな。JOさん、私ね、あなたのコメントを読むと、心が明るくなります。
で結論。
山南の死も、太夫の身請けと正妻との確執も、しっかり観ました。死も生も金も名誉も、喜劇も悲劇も、なんでも消化し尽くそうという、自らに課した義務感ですな。
すると。
やがて、生き仏になってきたのです。
(どうだか? というブーイングも、耳には聞こえない境地)
投稿: Mu | 2004年8月30日 (月) 12時13分
生き仏の旦那:
無我の境地ですな。
ところで、今週末の金曜日は午後、娑婆の商いで大阪へ下向です。とにかく、飯を社員に食わせないといけないので、商いもやります。夜は,大阪の北の新地で酒場でしょうね、嫌やけどしょうがないね。
ところで、梅安さんは四国の文楽の旅からご帰還あそばしたんでせうか?
投稿: jo | 2004年8月30日 (月) 14時57分
JOさん、お仕事ですか。
「しょうがないね」
あまり、しんじられないような。
梅さんは、文楽一座に弟子入りでしょうか。
ところで。
外はすでに暴風雨です、台風もしらずに夜がふけましたなぁ。
投稿: Mu | 2004年8月30日 (月) 21時14分
先生、こんにちわ。
寺田屋には何度も何度も行きました。今年の8月19日にも姪が鹿児島から遊びに来ていたので、時間の都合で中に入れませんでしたが前を通りましたよ。
寺田屋では中にあるいろいろな物に値札が付いていることに驚きました。まったく関係ないようなコップや近頃のキャラクターものの置物に値札が付いていました。
竜馬の写真や直筆と書かれた手紙も展示してありましたけど、本物です と書かれた「赤富士」のあの絵は本当に本物なのでしょうか?ご存知ですか?
投稿: 羊 | 2004年9月 2日 (木) 11時45分
ちなみに、
泊り客を目撃したこともあります。
トランクスに首に赤いタオルをかけた姿で、それも驚きました。
投稿: 羊 | 2004年9月 2日 (木) 11時49分
羊さん
簡単な方からこたえて、とりあえず、珈琲を飲んで葛野記を書いて、それから一眠りして、あとのコメントにコメント返しをします。
で、その赤タオル・トランクスは、男性でしょうね。
(わからないけど)
若いひとでしょうね。
(わからないけど)
竜馬さんの親戚の方かな。
と・こ・ろ・で、私がそこにいても、逆に死語ギャル達から、「あんなぁ、へんなヒトいはったえ。じっと、階段みたままなんや。よれよれの服と髪の毛してなぁ。キショ、ほんま、どつたろかとおもた。そこ、どいてぇ」とかなんとか、いわれそう。
いろんなとこで、見入ってしまうと、没入するから、ちょっと気を付けてます。
投稿: Mu | 2004年9月 2日 (木) 12時04分
羊さん
おひさしぶりです。
私は、元気な夏でもなかったのですが、だいたいMublogを書いて、日々過ごしました。
ところが。
外を歩くことが少なくて、Mublogの「書をもって町にでよう」がなかなかはかどらなかったのです。
今回も、寺田屋、そとから撮しただけでした。
だから、本物かどうか、わからないですね。
ともあれ、寺田屋列品真贋ツアでもあれば参加したいです。
最近。
古い記録をみていたら、お仲間の顔が一杯浮かんできました。
卒業写真もいっぱいありますが、まあ、あと10年ほどしたら、大公開しましょう。そのころは様変わりして、肖像権なんたらも、影響ないでしょう(爆笑)
投稿: Mu | 2004年9月 2日 (木) 12時59分
Thanks so very much for taking your time to create this very useful and informative site.l
投稿: djecki | 2007年8月15日 (水) 18時24分