葛野2004P黒の製作(3)メモリー
で、理屈は調べれば分かるが、山ほどあって、年一自作者にとっては考えない方が無難かも知れない。なぜなら規格、設計思想が次々と変化するから、訳がわからなくなる。
私の選んだメモリモジュールは、かくしてDDR-SDRAMのPC3200(DDR400)らしい。らしいというのは、自動的に結果的にそうなるからであろう?
すこしだけ調べてみると、PC3200というのはメモリモジュール(メモリチップの集合体で、この単位でソケットに差し込む)の性能で、秒速3200MBデータ転送能力がある。これは秒あたり3.2GBも転送するのだから、さすがに中心部だけあって、凄まじい転送能力である。CPUに直付けされているキャッシュメモリはさらにこの?倍らしい。
DDR400とは、メモリモジュールの一個一個のメモリチップの性能で、メモリクロックが400MHZ対応、ようするに速い転送速度であるということらしい。
いろいろ記したが、つまりはどれくらい速いデータ転送速度を出せるか、そのことでCPUの高速度に対応する記憶装置になり得るわけである。ただ、そのことだけ、といえる。
無印でよいであろう。マック対応メモリは純正がよいと言われるが試したわけではない。
私は今後もマックには、自作(ATマシン)用の安い無印メモリを買って増設するつもりである。駄目なら自作マシンに追加すればよかろう。
ただし、どのような場合も、最高を求めると、大抵投資した額は数倍になり、そして「動かず」という致命的な結果を招く。ラジコン飛行機なら、墜落大破に相当する。どんなにお金をかけて気持を込めても、全体のバランスがある。動かなければ、屑。
往々にして、秀才がなんの働きもせずに、かえって邪魔をしたり、あるいは脱落するのと、そっくりである。
(試験という)カタログデータに頼るのは、科挙とか公務員試験制度に似ておるなあ。
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コメント
1GBのメモリ?何でそないにメモリが必要なんでしょうか?計算機の考古学から言えば、不思議です。昔のままのOS概念で肥大化した悲しい結果ではないか。マイクロソフトの策謀ではないでしょうね?昔メインフレーム業界ではOSが肥大化し市場から消え、今パソコンもOSが肥大化かして市場から消え、新しい軽いOSが出現して10年五又、消えてゆく。大体、パソコンのくせに電源入れても、我が家は数分もかかる。何でや?BLOGしか利用しないのに?はよ、画面出せ! 昔は、CPUがLSI化して高速になりメモリのアクセス速度とのギャップが生まれ、キャッシュが必要になりました。ところが、通信で利用すると割り込みが多くて、キャッシュが中断され、効果が出ない結果となり、どうしてキャッシュの効果を出すか、osでは苦労しました。特に、複数のcpuで同一キャッシュを利用する時のキャッシュ・ヒット率を如何に高めるか?どうしてもシステムとしてはシリアライズしなければいけない、処理がありませがその時は片方のcpuを停止させねばいけません、確か80%がギリギリだったようです。(メインフレーム時代の話)
とにかく、隔世の感あり。
投稿: jo | 2004年7月 3日 (土) 06時47分
JOさん
1GBとか2GBのメインメモリですね。
1.安価だから、安いうちに積めるだけ積んでおこう。
2.動画は2時間4GB。となると、スムーズに動画を編集しようとすると、数GBのメモリーもあっというまに使い切る。何度もハードディスクとスワッピングするタイムラグ(時間遅延)を待つよりも、さっさとオンメモリーでやってほしい。
3.動画編集だけじゃなくて、このごろは、一画面、二画面に
(痴友の阪大のゴリポン教授は、いい年こいてディスプレイを二台同時に使って、ほくそ笑んでおる。「どうじゃな、Mu先生、葛野でもやってみますかな?」だとさ。無念、私は大型液晶ディスプレイを2台も買う資金など、逆立ちしてもでてこない)
同時に沢山のアプリケーションを並行して動かすことが多くなった。その時、メインメモリが潤沢だと、システムがギクシャクしない。
以上は良い面。
悪い面は、JOさんの言うとおり。MSのSEやプログラマーが手抜きして、ただただ肥大化させてきた。ちょっと考えれば10のステップですむアルゴリズムを、私の想像では1000倍くらいに非効率なことしてるんやなかろうか。
おっと、この話はMSだけじゃないかもね、くくく。
それにしても、複数CPUでのキャッシュの共有って、ああシラなんだ、シラなんだ。そんな世界があったんですか。
一般に、原始時代の方がシンプルに、そして限界を突破するために、とってもユニークな手法を用いますね。
投稿: Mu | 2004年7月 3日 (土) 09時30分
計算機考古学になるな~。私の育つた計算機はパイプライン制御という機能があり、予めプログラムをメモリからキャッシュに転送しキャッシュ上でcpuは命令を実行する。しかし、科学計算のように割り込みの無いプログラムならそれで、パイプラインは破壊されないけど、オンラインシステムのようなものでは、次々と回線から割り込みが入る。その度にパイプラインが破壊されるので、通信制御装置を別のシステムにして、いちいち割り込まないようにしました。最近のパソコンのモデムがどれだけの機能があるのか知らないけど、自宅でBLOGやる程度でしたら誰も、私に割り込んで来ないので静かな世界でシステムを制御してればいいですね。
昔出来ない世界は今、動画迄扱える素晴らしい世界です。計算機ではありませんね。玉ちゃんの設計したTOWNSの世界です。
投稿: jo | 2004年7月 3日 (土) 19時02分
TOWNSのことですが。
梅玉さんは、悠長なこと私信で書いてはりましたが、なんとか梅脳がアルコールで破壊しつくされる前に、きっちり記録を残してほしいな。
blogで毎日か隔日に毎週か隔週に、断片記事をこつこつ書いてもらってな、それにリンクかけたり、トラックバックしたり、するのは私とか、暇な社長とか、やね。
断片記事にトラックバックかけることで、ちゃんとした一本になるよ。
でないとな。いま、原田センセの通夜が終わった時刻や。
もう、会えぬとおもうと、聞きそびれたり、聞き忘れたりしたことが、山のように、海のように、眼前にでてきよる。
梅翁は、まあ長生きなさるDNAとおもうが、そのまえに、脳がアルコール破壊されることを心配しておる。
JOさんも、あの御仁の将来よりも、いま記憶する総てを吐き出させるような算段を先にしておくれな。
・・・
このままでは、辛い。
blog名は、梅版Towns、でよろしやないか。
割り込み問題は、CDの音楽を上手にながすために、随分な苦労があったはず。
投稿: Mu | 2004年7月 3日 (土) 22時09分