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2004年6月30日 (水)

つばいおおつかやま:椿井大塚山古墳

椿井大塚山古墳(京都府相楽郡山城町大字椿井)MSN地図
 山城町というのは、京都府の南部です。こういう場所を未踏地とするのは、とても辛いのですが、この椿井大塚山古墳は行っておりません。木幡研究所からは車で40分程度の近さです。
 三角縁神獣鏡で有名な古墳、そして京都府では五本の指に入る大型前方後円墳です。165m~170mはあるのですが、最大の特徴は後円部をJR奈良線が分断し、突っ切っていることでしょうか。これには歴史があるようですが、今回は正確な記事を載せることができませんでした。
  詳しい地理や、写真などは後日のこととして、今日はいくつかのサイトを紹介します。


1.椿井大塚山古墳[一頁で分かりやすく、全体が理解できます]
2.椿井大塚山古墳の調査経過[昭和28年から現在にいたるまで何度も調査されているようです]
3.横浜市歴史博物館:ヤマト王権と古墳の鏡「本展でもっとも注目されるのは、大発見として日本中の話題を集めた奈良県黒塚古墳、京都府椿井大塚山古墳出土の三角縁神獣鏡あわせて60面あまりが初めて一堂に集まることです。」[2001年の記録です]
4.「椿井大塚山古墳発掘50年」記念シンポで "卑弥呼の鏡"巡り論議 2003/12/17 [昨年末に京都でシンポジウムがありました]
5.丹後王権とつながる椿井大塚山古墳/曲学の徒[曲学の徒さんによる、なかなかに興味が尽きない記事です]
6.魏志倭人伝なぞ解きの旅[上記5からのリンクです。これはもう、私好みの世界です。随分調査論究されております]

 以上、椿井大塚山古墳は、非常に注目度の高い前方後円墳のようです。しかし私は未踏地。これがとても、うじうじするところです。何百回付近を車やJRや近鉄で通り過ぎたことでしょうか。まあ、地元の人間って、そんなところがありますね。見晴らしがよいこの古墳の頂上は、散歩もできるようですから、夏休みの楽しみにしておきます。古来、人類はお墓で遊ぶのが好きだったのです。なにか、理由があるのでしょう。

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地図の蠱惑:未踏地」カテゴリの記事

コメント

遂にでましたね、椿井大塚山古墳。
黒塚から多量の三角縁神獣鏡が出土した時、椿井大塚山が脚光を再度浴びました。京都が未だ開拓されていない時期この場所の重要性は瀬戸内海路と若狭・丹後日本海海路の要である点です。ここを制圧すれば卑弥呼はんの三輪・マキムクは動けないですね。鉄を総てカヤ(南朝鮮)に依存していた時代重要な場所ですね。 私の生まれ育った場所からそれほど、遠くは有りません。又、筒の海部族が大いに関係しているとなると、父親の唐津の筒、海部族家系としては人ごとではないように思います。
しかし、未踏です。是非、Muさん行きましょう。

投稿: jo | 2004年6月30日 (水) 16時16分

そうそう、気になる事が有ります。
『ツバイ』です。
三輪山の『ツバ市』は幹線道路が交差する重要な場所ですよね? だから、都市が出来た。たいそう賑わったそうです。
南山城の木津川の傍の場所は、海運の交差する重要な『ツバ市』ではなかったでしょうか?
卑弥呼の時代のあと、崇神大王が古代としは大戦争をこの場所でやりませね、以前Blogしたと思いますが、巨大な勢力が存在したんでしょうね。

投稿: jo | 2004年6月30日 (水) 17時24分

JOさん
 すぐ傍なのに、長年通り過ぎて来ました。
 JRが円墳部を突っ切っているのが、不思議です。
 城陽の車塚古墳も、JRの真横です。
 山城も、いろいろな歴史があるんですね。

投稿: Mu | 2004年7月 2日 (金) 04時31分

JOさん
 椿という漢字は当て字なんでしょうか。
 ツバという音に、なにか意味があるのかも知れませんね。

投稿: Mu | 2004年7月 2日 (金) 04時32分

ツバ 以前に何かの本で読んだ記憶あります。探してみます。
記憶は・・・・刀の”ツバ”が出てきたような記憶あり。
剣は古いものですから、”ツバ”そのものの言葉は古いと思います。
”ツバ ゼリアイ”これは、関係ないか?”ツバ”と”ツバ”がかちあう程の戦いですから、関係ないね。柄と刀身の境界にある物、異界を結界する物、もしくは場所。かな~~~。調べます。

投稿: jo | 2004年7月 2日 (金) 06時41分

ツバ:津・場
 港でしょうか。川であっても、津でしょうね。
 瑞垣の宮は、水垣という説がありましたね。
 木津川が大きく曲がるところですね。
 (MSN地図は、川を大きく見られる縮尺でセットしておきました)

投稿: Mu | 2004年7月 2日 (金) 12時34分

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受信: 2006年2月12日 (日) 17時32分

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