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2004年6月26日 (土)

きゅうしゅうこくりつはくぶつかん:九州国立博物館(仮称)

九州国立博物館(仮称)(福岡県太宰府市石坂)マピオンBB地図

 今年(2004年4月)に建物が完成し、それを新聞で見ました。そうして、開館は2005年の秋のようです。まだまだですね。
 ここは太宰府ですから、すでに2度は訪れています。三度目の正直と申しますから、来年、再来年、今月今夜の月が見られる限り、ある朝突然授業休講連絡をして、新幹線に乗って行くかも知れません(我が身のことは吾にもようわからない)。

 参考記事を読む限り、いろいろな想いは交錯するのですが、どんな場合にも、体験して未踏地から「地図の風景」に変えないと、次にすすまない。
 とくに、好太王碑文の調査も博物館としてなさるとか、壮挙快挙でもあり、難しさに冷や汗がでる。しかし、博物館は、これまでの姿ではやっていけない状況は、理解できてきた。どんな悶着があったとしても、なすべきことはなせねばならぬ、という姿勢は大切なんだろう。

 そうそう、一番の驚きは場所でした。私はてっきり博多とおもっておりました。太宰府ですと。ああ、太宰府政庁のあたりも土地が一杯ありましたが、それにしても、菅原道真と直結する、すなわち北野天満宮と600キロほど離れた太宰府天満宮横に造られるとは、見上げたど根性だと思いました。涙がでるじゃないですか。
 天満宮から動く遊歩道ができたようです。

 余談ながら、昨日今朝と、インターネットのありがたみをじっくり味わいました。西都原考古博物館も太宰府も、なにかしら上等な博物館ができるという曖昧模糊とした情報だけをたよりに、きっちり読み直すことができたのですから。

参考サイト
  特集:みんなでつくろう九州国立博物館
  九州国立博物館(仮称)設立準備室
  九州国立博物館を支援する会公式ホームページ

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地図の蠱惑:未踏地」カテゴリの記事

コメント

九州は歴史的にも日本の窓でしたね。南方から中国から朝鮮半島から文化・文明・人が訪れ江戸時代はヨーロッパに開かれた窓でした。東京、京都、奈良とは異なる博物館が出来る事を期待します。
バブルの頃に全国でしょうもない箱物を作りましたね。今はそれで地方は疲弊しています。見世物小屋を何故あれだけ、作ったんでしょうか?博物館も是非これからは、気軽な子供達から大人まで楽しめる、生きたものにして欲しいです。ボランテイアは500人は必要でしょうね。早く、出来ないかな~~~。

投稿: jo | 2004年6月26日 (土) 07時39分

joさん
 不意に真面目になるけどね、私の本職は情報図書館学の教育・研究者なんですよ(笑)。いや、ほんまどす。
 でね、10年間電子図書館を研究して、その結論は。
 博物館だったんです。

 図書館と博物館とが仲がよいともおもわないし。
 人事交流が豊ともおもえないし。

 けれど、図書館も、博物館も、存在基盤を歴史の中で認められて、長生きするには、博物図書館しかないね。
 物の囁き声は、感性でしか聞き取れない。
 文字の囁き声は、理屈でしか読み取れない。
 五官から採取する情報を、二つあわせて、それに手触りまであるのが、博物図書館なんです。
 電子図書館学の結論。

 今朝はこれくらいにしときます。

追伸
 いろいろ九州クニタチ博物館(国立という言葉は、クニタチとでも言い直さないと、独立行政法人なんだから、迷いが生じる)の地図を見ていると、太宰府政庁跡が地図に入っていない。
 これは、意図してそうなのか。
 縮小率の関係なのか。
 (私が掲載した地図は、左へそっとずらすと政庁跡が見られます)
 ものすごい大問題意識を味わった。
 もっと、人の動線が、太宰府政庁跡に行くようにしないと。
 道真さんばかり贔屓してもね(祟りが怖いからかもね)。

 

投稿: Mu | 2004年6月26日 (土) 08時23分

そうやね、せんせ本職やったね(笑)
”博物図書館”それ面白いコンセプトやね。日本各地にある箱物のしょうもないやつ、全部、”博物図書館”にしたら面白いのと違う?
これから、日本の繁栄を築いた団塊の世代が次々と現役を引退始めるでしょうから、ボランテイアにはこと欠かないでしょう。
社会との関わりを持って頂くためにも、シルバーの人々に頑張って頂きましょう。
宇治に”博物図書館”できたら、ボランテイアで助けに行くで~~。
だけど、何できるかな~~。ラジコンで子供相手に何か考えるどす。外人相手に日本の文化と歴史を教えてもえ~よ。山男の料理教室の主任教授でもえ~よ。考えといてや。

投稿: jo | 2004年6月26日 (土) 09時13分

 九州にも国立博物館ができるんですか。

 博物館はどこも経営難のようですね。

 京博で「スターウォーズ展」が開かれたとき、おもしろいな!いいじゃない、と思ったのですが、博物館のプライドでしょうか、いろいろ物議をかもしましたね。

 奈良博は、正倉院を持ってるから、赤字経営になることはまずないそうです。でも、そのおごりのせいか、サービス悪いなと思います。「西都原」の「常設展をなくします」の記事を読んでつくづくそう思いました。
 先日も「法隆寺展」に行ったのですが、新館を見終えて、旧館に行こうとしたら、子どもが「行っても、また同じもんばっかりやん!」と言うので、それもそやな~と思いながら、まあせっかくやしと、サラーっと見て終わりました。毎年「正倉院展」には必ず行くので、もう少し常設展の方も考えて欲しいな、と思います。スタッフのやる気だと思いますが、古いところは、重いですからね。

 東博は、TDLの帰りに恐竜展を見に行ったのですが、経営の方はどうなんでしょう?

 好みを言えば「神戸市立博物館」が好きです。今度、「生命の泉」にも出てくるフェルメール展が夏休みに来ますね。博物館で美術展とは、と思うのですが、図書館より美術館との結びつきの方が強そうですね。

 ともかく、九州国立博物館には、今までの国博の重い、動きが悪いといったイメージを払拭してもらいたいです。

投稿: wd | 2004年6月26日 (土) 11時12分

JOさん
 しかし、ボランティアという言葉は、生涯学習もおしえているわりには、なぜかぴったしこない。
 その概念や言葉の雰囲気が、私の生涯の中でうまく収まらないようだ。
 ゆゆしいことだ。

 少し考え込んでみる。
 博物館のボランティアはよくみかける。
 ただ、大抵一人で考え込んでみる機会が多いので、ボランティアの気持ちを無意識に害していることもある。
 少し考え込んでみる。

 なぜ、そんな軟弱なカタカナ言葉を選んだのだろう。語感に左右される。

投稿: Mu | 2004年6月26日 (土) 13時06分

WDさん
 美術館は博物館に含まれるようです。博物館にふくまれるものは、水族館、動物園、植物園、美術館などのようです。

 神戸市立博物館は、おもしろかったです。最近は大英博物館至宝展いきました。

 奈良に対するきびしいお言葉、うなずけるとこもあります。大仏商法というのでしょうか。でも大仏さんでも、正倉院でも、それを見たいと思わせる教育や、社会全体の歴史に対するあたたかい眼差しがついえたとき、博物館などは真っ先に廃仏毀釈の憂き目にあうでしょう。
 図書館も博物館も、人類のゆとりです。芸術家と似ていますね。
 支える人がなくなれば、明日取り壊されても、研究者や評論家や観光業界以外には、困るひともいないかもしれない。

 ですが。科学技術と同じく、人々は基本、裾野がないと、うまく育たない。

 だからこそ、襟を正して、運営や常(新)設展に身を削り、生涯学習、少年少女体験教育、気持ちのよいラウンジや、生涯残せそうな記念品や、おいしいレストランやカフェを用意し、何度来ても飽きない楽しさ、夢、実利をもたらす努力が必要でしょうね。

 見つけ、残し、今に蘇らせ、次世代に継承する。
 ・・・
 ちょっと、今日の私は生真面目すぎるなぁ(笑)

投稿: Mu | 2004年6月26日 (土) 13時22分

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