2004年5月5(水):マザーボード考
GWに一度パソコンパーツ屋(ドスパラ京都)を覗いてみた。
結局、いろいろ事情がかさなり、購入したのは4千円のケイス(鉄板)だけだった。
所持金がなかったこともあったが、それよりもこの世界の動きが激しくて、年一・自作マニア(年に一度程度しか自作しない)の私は、いつも使う手法(販売自作キットの構成をしらべて、各パーツの売れ筋、規格、動向を知る)が通用しなかったことも、購入を躊躇させたことの一因である。
一々は、基本図書や雑誌、ネット情報で綿密に調べればわかることだが、パソコン自作は私の授業にないし、パソコン自作顛末を原稿にする予定もない。限定された時間内で、カンをはたらかせ、曖昧模糊とした知識で、どこまで最適解がえられるか、それがここ数年の自作マシンに対する思いである。
要はいま、マザーボードを選ぶ選択子が複雑である。それにつきる。
以前は、ケイスに入るかとか、CPUが乗るかどうかとか、見た目の分かりやすい違いがあった。これは慣れればなんとかなる。ちなみに、私の葛野記でひっきりなしにアクセスされる部分は、大昔のマザーボードとCPUとの物理的搭載可能不可能問題をあつかったところである。写真を御覧あれ。
こうした見た目の違いは楽である。早い話が、メモリーなんかは、細かな規格はあるがソケットのピン数が異なれば差し込めない。当然、CPUも今は478本だが、以前は370本。もっと以前は、縦に差し込むタイプ。これらは店頭のマザーボードを見つめるだけで判別できる(まあ、これは年季もあるね)
しかし今回の困った点は、同じペンティアム4、同じ2.8Ghzスピードでも、コア(核となる部分)の設計が異なる、Northwood→Prescottという変化の真っ最中に出くわしたので、戸惑いがある。これが違うとどうなるかは、知らない(調べる気力がない)が、一般に設計改良は上等になる(ことが多い)、今後新しいタイプに移ってしまう(ことが多い)ので、今後はプレスコット対応マザーボードの方がよかろう、となる。
ところが、どうもここ数週間は、プレスコットコアタイプCPUは店頭に一杯あるのに、マザーボードはNorthwood対応のままが多い(とくに、小さめの基板、マイクロATXタイプには)。
さて、困った。
それで、以下にマザーボードについてのメモを残しておく。現状把握のためである。
条件
Micro-ATX
(基板全体の大きさ。ほとんどはATXタイプだが、部屋が狭いので小振りをもとめる)
Socket478
(ペンティアム4のピン数。これを受け付けるソケット)
(これは、インテル社CPUの現行をもとめるなら、決まり)
Serial-ATA
(ハードディスク、これは大勢のようだ)
(それでもハードディスクを選んだあとで、SATA非対応マザーボードだと、悔しい)
Prescottコア対応
(新しいインテルペンティアム4 CPU:悩みの種。M-ATXボードではまだ少ない)
以下は付帯機能。昔は、これらを総て別売で購入し、PCIスロットという所に差し込んでいたが、最近はチップセット(今回ならインテルの865G)が基板に組み込みの各機能をコントロールするようだ。
LAN
(ネットワーク対応スピード。ギガビットがなお良い:1000Mbpsの速度だと動画転送が楽。現行の多くは100Mbps)
VGA
(画面表示機能。適当に、表示されれば良かろう。ゲームだと別途数万円プラス)
Sound
(音が出ればよかろう)
IEEE1394
(ある方が良いが、M-ATXタイプ基板だと少ない。ディジタルビデオに必須)
(拡張ボードを入れるPCIスロットの数の問題)
それで事例として、ちょっと高めのマザーボードをメモしておく。
インテル社
BOXD865GLCLK (BOXD865GLCLK)
Pentium4 FSB800対応M/B microATX / i865G / DDR SDRAM x4 / ATA 100 / SerialATA / AGP 8X / PCI x3 / Intel Extreme Graphics 2 / Audio / Gigabit LAN :14,490円
http://online.plathome.co.jp/list.html?category=1001
(よく観たら、肝心のプレスコット対応非対応は、これではわからない。もしかしたら、biosをアップデートするだけで、対応するなら、なんか悩んだ甲斐もなくなるが、微妙繊細なことは失敗する)
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