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2004年5月31日 (月)

日本・文学・小説:陋巷にあり/酒見賢一

By NDL-OPAC KH525-G34

陋巷に在り: 1.儒の巻/酒見賢一著
  東京:新潮社、1996.4
  350p ; 15cm
  (新潮文庫;さ-25-3)
  第1巻:儒の巻
  ISBN 4-10-128113-0
  定価 520円

全国書誌番号 96051062
個人著者標目 酒見, 賢一 (1963-) ∥サケミ,ケンイチ
NDLC KH525
NDC(8) 913.6
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000002488694

帯情報:1.儒の巻
 聡明で強い呪術の能力を持ちながら、出世の野心なく、貧しい人々の住む陋巷(ろうこう)に住み続けた顔回(がんかい)。孔子の最愛の弟子である彼は師に迫る様々な魑魅魍魎(ちみもうりょう)や政敵と戦うサイコ・ソルジャーだった……息づまる呪術と呪術の暗闘、政敵陽虎(ようこ)との闘争、影で孔子を護る巫儒(ふじゅ)の一族。論語に語られた逸話や人物を操りつつ、大胆な発想で謎に包まれた孔子の生涯を描く壮大な歴史長編、第一部

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コメント

帯情報だけを、見ただけで『ゾクゾク』しますね。孔子を守るサイコ・ソルジャーとは面白いですね。諸葛孔明も実はサイコ・ソルジャーだったかも知れんね。そうそう、信長にもいたんじゃないかな。

投稿: jo | 2004年5月31日 (月) 08時34分

JOさん
 酒見さんは20前後にだした「後宮小説」というのを読んだときは、それほどでもなかった。
 で、陋巷にありを単行本で借りて読んだとき、その孔子世界観の、それまでと異なる様相にびっくりしました。

 たしかし孔子が戦闘力の高い、戦士みたいだったのです。白川静さんと酒見さんとは、学問と、その解釈のちがいや応用を味わいました。
 

投稿: Mu | 2004年5月31日 (月) 12時02分

私は浅学ですので、酒見さんは存じていませんでした、少し調べさして貰いましたが、直木賞候補に二回なっておられるんですね。白川先生は存じておりましたが、この作家は知りませんでした。今度、読んでみます。墨攻なども同系列なのでしょうね? 儒教の源流に学問として白川先生は迫られましたが、酒見さんは小説で迫られているんですね。しかし、せんせも呪術に詳しいね~~。

投稿: jo | 2004年5月31日 (月) 13時33分

JOさん
 あんたさんみたいな、生真面目な人には、墨攻とか童貞がよろしいな。
 とても読みやすい解説サイトがあったので、どうぞ。
http://www2b.biglobe.ne.jp/~haruki/bun_sakami.html

 しかし、高校のころから顔回には独特の気持ちを持っていた。どうして、孔子があれほど「天は我を滅ぼせり」と彼の死を嘆いたのか。
 酒見さんは彼の答えをだしてくれているかもしれない(と、曖昧だが、文学って、そういうところあるからね)


 

投稿: Mu | 2004年5月31日 (月) 18時04分

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