« 木幡花々 | トップページ | MuBlog検索システム:MuDB2004 »

2004年5月25日 (火)

日本・中国文学・評論:孔子伝/白川静

By WebcatPlus

孔子伝/白川静著
  東京 : 中央公論社, 1991.2
  317p ; 16cm
  (中公文庫)
  ISBN 412201784X

著者標目:白川, 静(1910-) 〔シラカワ, シズカ〕
分類:NDC8:124.12
件名:BSH:孔子(A)

帯情報

理想を追うあまり、挫折と漂泊のうちに生きた孔子。中国の偉大な哲人の残した言行は、「論語」として現代も全世界に生きつづける。史実と後世の恣意的粉飾を峻別し、伝統と創造、体制と革命など、今日的視点からその思想に肉薄する、画期的孔子伝。

目次情報
第一章 東西南北の人
  伝記について
  聖人ののち
  陽虎の叛
  出国記
  亡命記
  夢と影と
第二章 儒の源流
  伝統について
  大儒と小儒
  巫史の学
  天の思想
  古典について
  儒教の成立
第三章 孔子の立場
  体制について
  群不逞の徒
  奴隷制説
  孔子教団
  巻懐の人
第四章 儒教の批判者
  批判について
  ギルド的集団
  儒墨の弁
  盗跖の論理
  孔子問礼
  稷下の学
第五章 『論語』について
  文体論
  儒家八流
  弟子群像
  『論語』の成立
  大なるかな孔子
文庫版あとがき
解説 加地伸行

|

« 木幡花々 | トップページ | MuBlog検索システム:MuDB2004 »

読書の素」カテゴリの記事

コメント

白川静先生 大御所やね
この本は未読です。巫史の学、孔子教団、字が太くなってますよ。興味があるのね?
静先生はもう伝説の人に入るんやろな~~。苦学して京大にいじめられ、甲骨文字そのものは京大が独占していたからな~。
それを、静先生が自分の筆でなぞらえ、コピーしていると段々に甲骨文字が語り始めたと言ってましたな~。学生紛争の時にも左翼の学生は先生の研究室だけは迷惑かけないように、配慮したと聞いています。立命館大学も学生運動が激しかったからな~。
静先生の本は面白いけど、難しい。梅安翁も以前に言ってましたね。しかし、中国人以上に中国の古代風習、心、習俗、神との関わり、御存じなのは日本の否、世界の宝やな。

投稿: jo | 2004年5月25日 (火) 09時53分

JOさん
 やっぱり、持つべき友は、上等な知性にあふれた、上流階級社長のステータス保持者やねぇ〜。
 巫史と孔子教団を太字にしたん、気が付きましたか。
 そうなんです。
 静先生に、遠くから御恩を感じて頭をさげるとしたら、そこの点です。孔子さんは、私には、仏陀やキリストに見えてきた。それまでは、江戸時代の儒学(朱子学なんでしょうね)や、近隣諸国の肩肘はった儒教の親分、聖人君子としか、印象になかった。
 まあ、それだけでも論語の影響は強いけどね。

 要するに、孔子さんも荒野をさまよって、死にかけながら、なにかを捜してはった。単に仕官の道をさがしたんと違う。人の世の幸せを、個々人の考えや行動一つで、得られることを、考えあぐねはったんやと、思う。

 それは教団やね。で、顔回さんの死は「天、われを滅ぼせり」まるで、キリストさんの「父よ、なぜ私をみすてたもうた」みたい。
 やはり、孔子さんにとって、道は半ばでしたんや。顔回だけがその時、孔子を理解してはった、それくらいの英才だったんやろう。知能が高いだけのことじゃなくて、孔子の全体を感得してはった。

 で、その孔子さんの母親が、実は巫女集団の出身やと「陋巷にあり」という小説とごっちゃになって、私は会得した。
 怪力乱心をかたらぬ孔子の出自に、実は呪術世界が大きく被さっていたなんて、ますます孔子を尊敬するじゃないですか。

 ただの聖人君子は信用できぬ。
 ただの宗教者も信用できぬ。
 本当に苦労した人を信用する。
 
 まあ、舌足らずでしたが、ここらでお休み。

投稿: Mu | 2004年5月25日 (火) 19時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22035/651396

この記事へのトラックバック一覧です: 日本・中国文学・評論:孔子伝/白川静:

» 日本・文学・小説:陋巷にあり/酒見賢一 [MuBlog]
By NDL-OPAC KH525-G34 陋巷に在り: 1.儒の巻/酒見賢一著   東京:新潮社、1996.4   350p ; 15cm   (新潮文庫;さ [続きを読む]

受信: 2004年5月31日 (月) 05時30分

« 木幡花々 | トップページ | MuBlog検索システム:MuDB2004 »