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2004年5月17日 (月)

米国・文学・諜報:神々の最後の聖戦/デイヴィッド・イグネイシアス

By WebcatPlus

神々の最後の聖戦
  デイヴィッド・イグネイシアス著 ; 吉田利子訳

  文藝春秋 , 1999 , 681p.
  ISBN 4167254476
  (文春文庫)
  
  別タイトル: Siro
  著者標目: Ignatius, David, 1950- ; 吉田, 利子 〔ヨシダ, トシコ〕
  分類: NDC8:933, NDC9:933.7

帯情報

「スパイにだけはなるなよ」
父の忠告を守らなかった娘を待ち受けていたものは?
かつてスパイがスパイだったころ、彼らは天上の神々のごとく、人知れず世界に手を加え、歴史を操ってきた。1979年、イラン国王が国を逐われた日、アンナは訓練を修了、CIA新人工作員として希望に燃えたスタートを切った。そして、いきなり巻き込まれたのが、過去の栄光を取り戻そうとする誇り高き神々の最後の聖戦だった。

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コメント

中東地域と石油資源を巡る先進国特に米国、英国の関与。勝手に第二次世界大戦が終わると、国境線を引く。もともと遊牧民だから国境という考えに中東の人々は馴染みがない。今でも遊牧民ではないが、メキシコの人々が国境を越えて、テキサス州にプラプラ侵入して来る、悪気が無いんですね。異なる文化の人々を異なる文化でゴリオシ、するのは如何なもんか? 昨夜は
Muさんが白河夜船の頃にNHKの番組では、昔の番組の再放送で北海道の森で暮らす東大の名誉教授の話でした。森は再生する、時間の単位は数百年である、人間は60年である。

投稿: jo | 2004年5月17日 (月) 11時26分

JOさん
 この本はね。イスラム。オスマントルコ。なんというか、三日月の國がとても丁寧に描かれておりました。
(ちょっと、眠いので横になりますです)

投稿: Mu | 2004年5月17日 (月) 15時48分

判りもうした。みかずきの国ね~。イスラムか? 一度は真面目に中東の歴史を勉強し直す必要があるな~。難しい。

投稿: jo | 2004年5月17日 (月) 17時26分

JOさん
 というより、めずらしくMuBlogに純粋エンターテインメントを掲載したのはね。これが馥郁たるスパイ作品だからです。親父と娘がスパイという前提のもとに、古き佳きスパイ時代、KGBが羽振りをきかせていた時代。トルコ。
 なんというか。この作品は軽くも重くもなく。ユーモアがあって。その上に。あのあたりの歴史を知ることができる。
 スパイを、神々と、伝承世界にうめこむなんて、おもろいじゃないですか。
ということです。

投稿: Mu | 2004年5月17日 (月) 17時34分

スパイとは昔の忍者やな? 間者やな。忍者の歴史とは誰か纏めて解説してくれる人はいるんやろか? 忍者東西史! やな。何で伊賀、甲賀が有名ブランドになったんやろな~?他にも沢山、忍者はいたろうにね。不思議やね?

投稿: jo | 2004年5月17日 (月) 17時54分

joさん
 山田風太郎を読むとよくわかるよ。

 それとはべつに。
 大昔、好きな悪役で原ケンサクという俳優がおってのう。
(その方の息子さんとは中学が同級だった。今の太秦映画村の近くの中学校だったから、映画関係者の子弟はぞろぞろおった。そうそう小学校のころには、坂妻の息子さん達(田村某さんたち)が、通っておってのう)

 で、その人モモチサンダユウだっけ、なんかの役をしている。表面上は伊賀と甲賀は仲が悪いのだけど。
 おどろき、その原ケンサクさん、ときどき地下道を通って、伊賀と甲賀を往復してるんだ。つまり、両方の頭目が原ケンサクさんだったんだ。子供心には驚天動地の世界だったね。
 両方の親分して、お互いの子分同士を喧嘩させるんやねぇ。
 こわいね。

投稿: Mu | 2004年5月18日 (火) 00時22分

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