日本・歴史・古代:古代出雲大社の復元/大林組プロジェクトチーム
By WecatPlus
古代出雲大社の復元 : 失なわれたかたちを求めて/大林組プロジェクトチーム編著
東京 : 学生社, 1989.11
246p ; 19cm
ISBN4311201478
監修:福山敏男
協力:出雲大社
著者標目:大林組プロジェクトチーム 〔オオバヤシグミ プロジェクト チーム〕 ; 福山, 敏男(1905-) 〔フクヤマ, トシオ〕
分類:NDC8:521.81
件名:BSH:出雲大社(L), NDLSH:出雲大社(K)
MuBlog注記:増補版があるようだ。
古代出雲大社の復元 : 失なわれたかたちを求めて
大林組プロジェクトチーム編 -- 増補版. -- 学生社 , 2000 , 258p, 図版1枚.
◎古代日本に、大和王朝と対立した出雲——。
◎なかでも、そのシンボル「出雲大社」ほど、われわれに考えさせる建造物はない。
◎しかも、おどろくべき伝承がある——。
「大社(おおやしろ)」が昔は現在の二倍の高さ、すなわち高さ約四八メートルだったというのだ。
◎木造建築の常識からみても信じられない“太く、重く、厚く、高い”建造物が実際に建つのか。建つとすればどのように建設したのか。
◎本書は謎に満ちた「古代出雲大社」の復元を通して、今までにない古代史へのアプローチに、コンピュータを駆使して挑んだ建設会社、大林組の復元にまつわる物語である。
目次情報
序「出雲大社本殿の復元」に想う/福山敏男
第一部 古代出雲大社の心象風景
——幸(さきはえ)の祝福もたらす神事(かみごと)の異界——/千家和比古
一、プロローグ
二、出雲をとりまく事情
<神々の国>ということ
出雲の<復権>
三、出雲大社の造営
四神相応の宮処——キヅキ——
造営の伝承
四、橋と柱
橋に意味
出雲大社の橋
出雲大社の心の御柱
五、神賀詞奏上にみる異界性
神賀詞の奏上
神賀詞
ミソギとヨミガエリ
六、おわりに
第二部 復元・古代出雲大社/大林組プロジェクトチーム
第一章 神々の国から
第二章 出雲の大社が伝えるもの
第三章 古建築を復元すること
第四章 失われたかたちを求めて
第五章 姿をあらわした古代の出雲大社
第六章 古代出雲大社の構造解析
第七章 立ち上がる古代の姿
おわりに
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コメント
せんせい、出ましたね! これが32丈の高さの掘っ立て柱の技術の極みです。一に雲太二に大仏・・・の威容です。柱三本をタタラ製法の鋼のベルトで束ね、何本も柱を継いで建設しました。ロマンやね!京都大学の土木工学の大学院の連中が真面目に再現しましたね。夢やね!日本の沽券にかけて再現すべきやね。大林組は確か予算を提示してる筈やね。問題は木材なのだ!台湾から持ち込んでも出雲の神様は許さんやろしな?屋久島で今後百年後を目指して、出雲の社の為の屋久杉を植林してもらえないでせうか?出来れば、私が生きているあいだに実現して欲しい。
投稿: jo | 2004年5月20日 (木) 23時53分
JOさん
図書のカバーは半分しかみていないでしょう。こうして展開すると目を洗われますね。
実際に建ったら唖然とします。
10年前に行ったのが最後ですが、その時も、大社の大きさには感激しました。大きさと言うよりも、このよにありえないものが眼前にあるという、ものすごさですね。
今夏寄ると、都合四度目。四拍手の時期です。
投稿: Mu | 2004年5月21日 (金) 02時46分
平城宮跡の大極殿を見学しているとき、8階建てのビルに相当する高さだと聞いて、
スゴイな~と感心してました。
”でも、出雲大社は、この大極殿の上にまだ拝殿が立ってたんやからなあ~。”
”エエッーーー!!”
と、そこで思い出したのが、この記事でした。
Joさんの↑のコメントにありますが、平安時代に源為憲が言ってるように「雲太(出雲大社)和二(東大寺大仏殿)京三(平安京大極殿)」の順で、高かったとか・・。
大極殿を見て、実際に登ってみただけに、この上にまだ拝殿が立つ出雲大社というのは・・、と思いをはせるだけで、ドキドキしました。
今夏立ち寄られることがありましたら、ぜひぜひたくさんの写真を撮ってきて、アップしてください。
投稿: wd | 2004年7月22日 (木) 13時53分
WDさん
写真ですが、あなたこそ、お近くなら朱雀門や太極殿写真、どんどん、私のほうへおくってください。
平城宮は、さらに記事を立てたいので、写真があると、話しやすくなります。
(いろんな用事で奈良は行き来しているのですが、なんちゅうか、男の買い物と同じで、うろうろすることがないのです。目的の本を買ったらさっと帰る。そういうもんです。だから、平城宮をめざして行けばよかろうに、そこで、あの古墳、久しぶりの大仏さん、ああ三輪山、おお飛鳥と、気が散って、結局用務先で疲れ果て、どこにもいかない!)
なお、夏の隠岐行きは、MuBlogでも前宣伝しましたが、おそらく隠岐だけになりそうですね。ここで、出雲じゃ、玉造温泉じゃ、というと、悪友連と私は、島根県住人になってしもうて、帰れなくなる。
そういう合意が一ヶ月前にとりかわされた、ような。
ともかく、秋までには、写真どんどん掲載いたします。
では
投稿: Mu | 2004年7月22日 (木) 15時19分