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2004年4月16日 (金)

たからがいけ:宝ヶ池の比叡山

宝ヶ池(京都府京都市左京区松ケ崎北裏町)マピオンBB地図
 宝ヶ池というと真っ先に思い出すのは、学生時代に、夜中このあたりの友人の下宿へオートバイで日参したことである。場所は、上記地図指定地の北西約800メートルあたりのアパートだった。(乗馬クラブ近辺)
 彼は飛騨高山からきた芸術家だった。私が最初の長編小説を五冊の冊子体で自費出版した際に、その第一冊目に栞を造ってくれた。彼が倉敷の大原美術館横、エルグレコで珈琲を飲みながら考えた文章だった。彼がたむろしていたのは、銀閣寺横のノアノアだった。エルグレコも、ノアノアも古き佳き建物の風情があった。人間はどこに行っても、自分の好きな場所を見つけられるのだろう。
 高山自体がそういう土地に思えてきた。
 卒業して、連絡をとりたくて、高山の実家に手紙を送ったら、宛先不明で帰ってきた。東京で、占い師をしているのをみかけたとか、耳にも入ったが、以後生死不明。一期一会だったのか。
 下宿にいくと、必ずベーコンエッグと珈琲とを出してくれた。
 私よりも数歳年下だったはずだ。
 名は、忘れた。溝上某だったと、おぼろに浮かぶ。

宝ヶ池の比叡山
 自動車で京都市北部を西から東へ走っていると、比叡山がだんだん近づいてくる。宝ヶ池あたりだと、手のひらに比叡山が載るような錯覚におちいる。このあたりに別荘や、とんでも研究所を造ると、比叡山は借景の典型になる。やってみたいことだ。

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コメント

歴史ですね。扉の『夜麻登志宇流波し』はその時の冊子なのですね? 人に歴史ありですね。何時か、再度、その小説が刊行される事を期待しています。身を削り、創作された小説は又、光を受ける事になるでしょうね。昔から、文学少年だったんですね? その小説で金を儲けて、宝が池近くに別荘を建てましょう。その隣には瘋癲老人が『瘋癲老人日記』の印税でまた、館を建て、私が株で儲けた金で離宮を作る。え~~話やな~~。

投稿: jo | 2004年4月16日 (金) 12時54分

JOさん、ええはなしやなぁ~
 な、ほんまやろ、お金がなかったら、別荘一つ、たかが離宮ひとつたてられへんのや。しゃあから、風雪梅安一家でいちばんえらのは、JOさんや。社長やも。次が梅翁、国立にええお家おもちですよぉ、時価3億円くらいするよ、デザイン+インテリア+住人の価値をいれて。
 あかんたれは、わいや。もう、犬小屋と豚小屋で毎日万年床やら、昼寝やら。やっぱり、神さんが、なんかしらんけど、そうしたはるのや。
 おふたり、がんばって、わいにも、ええ離宮か前方後円墳タイプの派手な極彩色タイル張りの家、つくってくれなはれ、な。

投稿: Mu | 2004年4月16日 (金) 16時36分

先輩、判りましたが、”前方後円墳タイプの派手な極彩色タイル張り”の家??どないな家でんね?要は立派な墓を作れとご指示あそばしておられるのでせうか?あんさんには、遥か三輪山を望み、近くに吉野桜の古木ガあり、葦が生い茂る沼地の傍で亀石みたいなひょうきんな岩が墓碑銘となるような墓が似合います。極彩色は似合わん!風呂やのタイルも似合わん!

投稿: jo | 2004年4月16日 (金) 23時38分

JOさん、日曜です、おはよう。
 極彩色のタイルっていうのは、お風呂屋さんのじゃなくて、宝石みたいなタイルを考えています。五色塚とか桃山御陵はんでイメージしたんですが、古墳形式は土を見せなくても佳いわけです。
 そうしたら、輝くような色彩タイルで自由にデザインしてよいわけです。
 ああ、JOさん、ピラミッドがお墓でないのと同じく、私の家もお墓じゃなくて、住むところです。中にセン道一本、玄室ひとつじゃないです。
 そのうち、設計図を書きましょう。
ヒント:周濠の水は清流。橋もある。
  方形部分は、テラスというか、ちょっとヨーロピアン風の庭。
  円頂部は観覧席。
  全体に、ノリよく、天気の佳い日はガルウィングのように開放する。(すこし大仕掛けですなぁ)

投稿: Mu | 2004年4月18日 (日) 06時16分

分析すると・・・
・形は日本の古墳時代の前方後円墳である。
・周濠が巡り、しかも清流である。
・前方部はソロモン王の時代宜しく空中庭園である。
・後円部はイスラムのモスクの如く極彩色のタイルで被覆されている。
・全天候型で、天文台宜しくドームが開放する。
あんな~ 悪いけど、趣味え~ことないで。これ、何処の国の民族の家や? ごった煮の家やで、ホンマ悪い事言わんからやめときなはれ。

投稿: jo | 2004年4月22日 (木) 14時17分

JOさん
 ソロモン王を入れるとちぐはぐになるが、全体をタイルで包むのは、統一感がでてよいと思う。極彩色が嫌なら、CDみたいに7色に変化する材質やね。
 開放はしないときには秘密基地みたいに、わからない。開放した裏地を檜板で装甲?するとか。

 基本は、前方後円墳の形じたいを非常に好む。
 周りは清流でなければならぬ。
 家を間違わないように、多少派手な面を持たせた方がよい。
 開放させるのは、月に数回の大掃除みたいなもので、とにかく、全部空けてしまう。だから、これは月に数回、毎週一回程度。

 庭は別途考える。周濠の外の敷地をあてる。

投稿: Mu | 2004年4月22日 (木) 15時28分

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