2004年4月25(日)晴:部品の蘊蓄(HD&Memory)
4.3 ハードディスク:HD
ハードディスクが部品として好きだ。とても廉価でそのうえずっしりと手応えがある。7200回転のだと、熱でアイロンみたいになるが、始動するときのギューン↑と尻上がりの金属音がたまらぬ。この世界もなれてくると感応というか官能世界である。ほら、車のドアの閉まる音で高級車が選ばれるのと大差なくなる。
ふむ。あのギャーンよりも、ギューン↑がこたえられない。
大昔、30代末期の頃、わずかに5MBのHDが40数万円もした。今なら、フロッピー4枚程度の容量である。
現在だと、120GBで一万円程度である。遙かな道のりであった。ここで涙ぐむぞ、私は。
120GBというと、120000/5MB=>24000倍の容量が、0.025の価格で買えることになる。気が遠くなる。
さて、規格が少し変わってきた。セリアルATAである。別途流体軸受という回転部分の様式も変化している。
まずSerialATAだが。早い話、転送速度が速くなった。ウルトラATA100規格に比べると、2倍近くになり、今後どんどん早くなるようだ。セリアルとはシーリアルと世人は発音するらしいが、私は頑固にセリアルと言う。後者だと、朝食にミルクかけてバリバリたべるのと間違うからな。
早い話がセリアルとは線一本で相互を接続すること。対置してパラレルとは、一挙に8とか、16とか、64本線とか、ビットをまとめて転送する。普通なら後者が早くなるが、そこがそれ、一本気な男と、複雑怪奇パラレルな男とでは、長い目でみると一本気な男の方が、人生しっかり生き抜くのと同じ。後者は複雑で、対応に手間取り、伸び悩み、頭打ちになる。
で、現代のHDは一本気になって、がむしゃらに走り飛ばす道を選び出した。だから、余も一本気な男や女が好きじゃから(なんか、すぐに葛野記風になってしまうなぁ)、今期はHDを一本気HDに決定した。恐らく、200GBか、160GBを2台同時に購入するだろう。当然、MBもそれに対応していないと、泣きを見るな(恐らくアダプターもあるようなきがするが)。
規格や様子は、もう2年前から話題騒然(私だけがしらんかった)だったようだ。
参考サイトを挙げておく。
元麻布春男の週刊PCホットライン:いよいよ見えてきた「Serial ATA」
IT用語辞典
で、ドスパラさんのカタログを見てみた。一応120GB以上から考慮対象にする。
MAXTOR
商品# 12147 MAXTOR 6Y080M0 (DiamondMaxPlus9)
\8,350-[80GB/7200rpm/9.3ms/2MB Cache/SerialATA150]
商品# 12024 MAXTOR 6Y120M0 (DiamondMaxPlus9)
\10,380-[120GB/7200rpm/9.3ms/8MB Cache/SerialATA150]
商品# 12166 MAXTOR 6Y160M0 (DiamondMaxPlus9)
\12,480-[160GB/7200rpm/9.3ms/8MB Cache/SerialATA150]
商品# 12175MAXTOR 6Y200M0 (DiamondMaxPlus9)
\16,980-[200GB/7200rpm/9.3ms/8MB Cache/SerialATA150]
商品# 12180 MAXTOR 7Y250M0 (DiamondMaxPlus9)
\22,480-[250GB/7200rpm/9.3ms/2MB Cache/SerialATA150]
SEAGATE
商品# 12128 SEAGATE ST3120026AS (Barracuda7200.7)
\10,450-[120GB/7200rpm/8.5ms/2MB Cache/SerialATA150/2disk,3head]
メーカーとしては、MAXTORの方がSerialATAは圧倒的に多い。だから、MAXTORにする。つまりこういう世界では任侠道もすたれ、大樹によりそうのが良いと、経験則を見つけた。実人生もそうすればどれほど、あははは。しかし、大樹はおもろない。人生はマイナーなほうがおもろい。HDは壊れると困るのでメジャーがよろし、単純や。
決定
商品# 12166 MAXTOR 6Y160M0 (DiamondMaxPlus9)
\12,480-[160GB/7200rpm/9.3ms/8MB Cache/SerialATA150]
これ2台で、2万5千円。もう決めた。理由は、ようわからん。ともかく、そうした。
注意
マザーボードは必ずSerialATA対応を選ぶこと。
4.4 メモリー
メモリーは「DDR SDRAM 1GB (PC3200/512MBx2)」無印良品にしておく。調べればすむことだが、ここ数年のMBというかチップセットでは、まったく同一規格、できればロットまで同じDDR-SDRAMを2枚差しするらしい。まあ、理屈はあるのだろうが、そうしないと動かぬ、となるとしんどいので世間という長い物に巻かれる。
2枚差しの根拠は、もう、調べる元気もなくなった。
ここで、ドスパラ京都店のメモリーリストだけが見えなくなった。最近メモリーが毎日高騰しているから、価格変動が激しくて、載せにくいのかも知れない。わからぬ。そこで、プラッツというところのを見た。
CD512M-DDU400 (CD512M-DDU400(Samsun)) [商品番号:11551371]
512MB 184pins DDR SDRAM PC3200 CL=3 在庫:5 販売価格:15,120円
2枚だから約3万円。しかし、これは現地に行かないと価格が分からぬ。連休中ならこの価格が保っているだろうか。まあ、その日暮らしの感覚でないと、この世界では遊べない。えーい、もってけ泥棒と言って万札出さざるを得ぬ。といいながらも、ケチじゃから、おそらく2枚でやっと512MBにしてしまう、悪い予感がする。一時期は、メモリーは棄ててあったような風情だったが、すぐに変動してしまう。
さてここまでで、MB(13000)+CPU(20000)+HD(25000)+MEMORY(30000)→
合計で、88000円だ、おお、高くなってきた。
では、またこんど。(多分、今度は買ってから記す)
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