いわみぎんざん:石見銀山
石見銀山(島根県大田市大森町) マピオンBB地図
銀山とか金山と耳にすると心がときめく。石見銀山は、未踏地だからなおさらである。佐渡金山は数年前に行ったが、この石見銀山も京都からは佐渡と等しく遠隔地故、なかなか勇気がわかない(つまり、私のような出不精にとっては、一泊かかりそうなところは、火星か木星くらいに遠く感じられる。逆に、ロサンゼルスも石見も同じ感覚ともなる)。
幼少時から「いわみぎんざん、猫いらず」という節を耳にしていたから、当初は銅の緑青とおなじく銀は水銀みたいに、猛毒と思っていたようだ。いま辞典でみると、殺鼠剤は石見銀山のヒセキとかいうしろものらしい。この砒石とはさらに調べると、ヒ素を含む鉱物の古称らしい(広辞苑)。
坑道を歩くと夢見がちになってくるのは、よく分からない。いろいろな要素があるのだろう。佐渡金山も、そして近くの何度も行った生野銀山も、またさまざまな鍾乳洞も、私には心地よい散歩道である。幼少時のベルヌの地底旅行なんかの影響を受けたままの加齢なのだろう。
一つ気になる。家康時代の大久保長安(ながやす)である。佐渡にも石見にも関係している。石見守叙任となっている。しかし死後、彼の一族郎党は幕府によって皆殺しにされた。謎の人である。もともと、彼の父は武田信玄に仕えた猿楽師・大蔵大夫金春七郎喜然であり、長安はその次男らしい(朝日日本人物歴史事典)。妖しい。実に妖しい話である。
この妖しさは山田風太郎『かげろう忍法帖』所載中編の「忍者本多佐渡守」(講談社文庫)を読めばある程度わかる。なお、この作品は山田さんの中でも絶品と私は思う。他には、半村良『講談 大久保長安』(講談社文庫)もある。もともと半村さんは初期SF時代から愛読者であった。
さらに山師全般については、大昔に松本清張『西海道談綺』を図書館で8冊もかりて読み切って、なるほどと思った。山師というとなにやらうさんくさいが、なんとなく異能の持ち主でないと山から金銀を見つけられなかったらしい。要するに、しかるべき山スジを山カンできめて、その山を朝夕適切なおりにながめ、その山にオーラのようなものを見つけると、そこに大鉱脈があったらしい。と、清張さんの小説で往事リアルに学んだ。
話がいろいろ曲がってきた。妖しの大久保長安の墓が石見銀山にあるらしい。
参考にサイトを二つあげた。一つは堅めの、島根県教育委員会文化財課による「世界遺産候補石見銀山」
もう一つはカラフルな銀山街道図録、及び同絵地図、石見銀山。
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前方部から円頂部への階段
小壺古墳からみた円墳部
石舞台の外観
石舞台の羨道(玄室への出入り口)
石舞台の内部